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ヤバイコーヒー豆

人生においてそう何度もあるわけではない、衝撃を受ける事。
ヤバイコーヒー豆に出会った事があります。僕にとって一番美味しかった珈琲は?と問われれば間違いなく

『グアテマラ🇬🇹エルインヘルト』です。

これは農園で取れた年によって、風味に若干違いが出ますが、ひと昔前に飲んだコーヒー、今でも記憶に残ってます。
風味として真っ先に僕が捉えたのが「カシス」っぽい甘味と香りです。酸っぱい酸味では無くフルーティってこういう事か?と少し理解させてくれたコーヒーです。口の中に広がる甘酸っぱさや、キレの良い後口なのにしっかりと口の中にまだ風味がとどまってる。
しかも冷めてもなお、美味い。否。冷めたら違う美味さが出てきやがる。よくある渋みをともなった酸っぱみなど感じられない。
スペシャルティってスペシャルティなんだなぁと感心させられた。
そこで思い出したんです。
カシスソーダが好きで、あるお店に通ってました。今はもう無い。
ガスめっちゃ入れてくれてきつい炭酸を飲ませてくれてたんです。
思い出補正もあってかカシスの風味は僕にとっては特別なのです。
再現する為に今、思考力や技術力を高めたり、毎回の記録としてnoteも始めてみたのです。
コーヒー飲まずにカシスソーダ飲めば良いんじゃ無いかとも思うんですが、コーヒーなのにカシスであったり、色々な風味が出たり、同じ豆なのに入れ方一つで変わる珈琲ってものに思い出を再現する面白さを楽しんでいるわけです。
ちなみに、エルインヘルトたまにいろんな所でお見かけするんですが、なんとなく違うんです。農作物ですから全く同じ物はあり得ない。
そして焙煎から表現するのでは無くあくまで市販品から再現してみる事ができれば自分にとって本当にコーヒーが理解できたと思えるのでは無いかと考えているわけです。
いや、市販品を混ぜたり、試すのを楽しんでるだけかもしれないんですけどね。
焙煎機持ってないのは秘密です。

そこから色々と中米のコーヒー豆に意識がいく様になりました。それまではマンデリン一択だったんです。パンチの効いたヤツが好きだったんです。苦味や独特の風味が最高でした。エルインヘルト前。
エルインヘルト後。酸味とか甘味とか意識してコーヒー飲む様になったかなと思います。中米を見つけるとひとまず手にとってどんな環境でどう作られ、どんなコンセプト持ってんだろうって、ストーリー性も考える様にしました。
そうする事で作り方の個性とかも気付ける事があります。ハニー製法(パルプドナチュラル)とかがそれ。甘味を出そうってみんな色々考えるんだなあと思います。
ブラジルには樹上で完熟ってコーヒーもあるんですって。

様々な国で様々な作り方で生産されるコーヒーをこれからもたくさん試してみたいと思ってます。

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