見出し画像

檜扇、ご存知ですか

「今年は檜扇も買いに行けない」と、友人の呟き。
京都出身で今は離れている友人も、現在移動自粛中。
友人の住む町には売っていないそうです。

檜扇(ひおうぎ)、ご存知でしょうか?
京都では祇園祭の頃に、厄除けとして飾られるお花です。
古代より悪霊退散に用いられた花だそうで、その歴史は古く。
扇のように広がる葉がなかなか特徴的です。

先日、通りがかったお花屋さんの店先に見つけました。
今年はコロナ、そして終わらない雨…
皆様の厄除けを祈願して店に檜扇を飾る事にしました。

お店のドアを開けて、「檜扇頂いていいですか?」と尋ねると、「今年は檜扇も淋しそうでね」とお花屋さん。
今年はコロナの影響で祇園祭の山鉾巡行も中止ですから。
色々我慢の日々…せめてお花を飾るというのも良いですね。

檜扇は本来3本、5本と花を互い違いに活けるのが一般的でしょうか。
残念ながら私には心得がありません。
潔く、花瓶に、でご容赦を。

被害に遭われました皆様には心よりお見舞い申し上げます。
そして移動もままなならないこの頃、京都より皆様の悪疫退散お祈りしております。

画像1

上の写真を撮った翌日、咲きました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?