児童期のフォローアップ活動

2022年9月20日 14:44

noteでは、モンテッソーリ教育についてや、モンテッソーリ・ファームの子どもたちの様子をお届けしています。

モンテッソーリ教育において、幼児期と児童期の違いはたくさんありますが、その一つが「繰り返しかた」です。

大人が見せたことをそのまま模倣し、「同じことを繰り返すこと」を喜びとしていた子どもたちは、児童期には「バリエーションをもって」「工夫して」「違うこと」を繰り返すようになります。

受けたレッスンを、自分で研究したり、バリエーションをもって繰り返すことをモンテッソーリ小学校のフォローアップ活動と言います。

自分なりに繰り返す中に、真の学びと喜びがあります。

さて、ある日のエレメンタリークラスでは、大きいビーズのそろばんを使って、１－１００万までの数を紙に書いていくフォローアップ活動をはじめた子どもがいました。

１００万まで書き終わっても、「もっと書きたい！」と自ら意欲的に続けます。そして紙を切って張り合わせ、とうとう「兆」を超える数を書きました。

長い時間かけて、腕が痛くなるまで集中してやりきった、そのお子さんは、大変満足そうにしていました。大きい数のゼロの数や、読み方などを体験できました。

モンテッソーリ教育の小学校の数の世界の探索はまだまだ続きます。またその様子もお届けしていきますね！
（執筆者：あべようこ）

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