紋天竺葵

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紋天竺葵

TRPG大好き/サッカー/漫画/アニメ/映画好き/BUMP OB CHICKEN/RADWIMPS/米津玄師 ■YouTubeでクリエイターインタビュー企画やってます ■SNSなどの各種リンク https://lit.link/montenjiku

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  • りゅうたまリプレイ『天空に消える滝 ―Bパート―』

    このリプレイは、かれこれ11年前ぐらいに、当時自分のサイトで開催したチャットセッション(オンラインテキストセッション)を編集したものになります。 実は「天空に消える滝」シリーズ、「Aパート」「Bパート」「Cパート」の三部作で、AパートとBパートのPCたちがそれぞれのシナリオをクリアしたあと、Cパートで合流するという壮大な物語になる予定でした。 しかし今はBパートのみリプレイとして残っておらず、AおよびCパートは散逸。 ですが、せっかく楽しかったセッションの様子が残っているのに、ひと目に触れないなんてもったいない! その思いから、りゅうたまの普及と私のプレイスタイル紹介も兼ねて、Bパートだけでもノベルアッププラスに掲載することにしました。 少しでも多くの方に、りゅうたまの魅力が伝われば、望外の喜びです。 ※不定期に連載します

最近の記事

『進撃の巨人』における、「好きな子」理論の応用的実践について

 妄想は楽しい。それゆえに小説化や創作物のクリエイターは、脳内で妄想が爆発して世界を創造(創造)しすぎるあまり、膨大な設定を作ることがありますよね?  ところが と叫んだところで、うんざりされるどころか見向きもされない(小説なら設定の説明に入ったところで離脱される)経験が、あったのではないでしょうか。  しかしこの問題を、実に鮮やかな方法で解決している作品があります。それがタイトルで示した『進撃の巨人』。諫山創氏原作の漫画で、発行部数は全世界&電子版も含めると1億部を超

    • アニメ『約束のネバーランド(第一期)』のストーリー構造を分解する【ネタバレ注意】

       2,016年8月から2,020年6月まで、約4年にわたって週刊少年ジャンプに連載された漫画、『約束のネバーランド』。全20巻の売上総数は3,200万部にのぼります(漫画全巻ドットコム調べ)。  ざっくり計算しても、1巻あたりの売上が120万部なので、強豪ひしめくジャンプ漫画の中でも、ドル箱作品といっても過言ではないでしょう。※ ※なお上記の連載期間は、Wikipediaを参考にしています。  2,020年12月に実写映画も公開されて、何かと話題になっていた本作品。私も

      • なろう系小説における魔王と勇者の記号的役割について

         突然ですが、あなたは『魔王』と『勇者』について、どのようなイメージがありますか?私は次のようなイメージを持っています。 【魔王】  世界を恐怖に陥れたり支配を目論む、怪物たちの親玉。主人公が困難を乗り越えて戦いを挑む最後の敵。一言で言えば、とっても強くて悪いラスボス。 【勇者】  世界を救うために魔王を倒しに行く物語の主人公。なんの文句も言わず、自分を犠牲にして人のために戦える、無私の人。一言でまとめると、むちゃくちゃ性格がいい正義の味方。 「なろう系」というワードに

        • 【余章】『天空に消える滝 ―Bパート―』感想戦

          プレイ後の雑談会 本編が終了して興奮冷めやらない中、自然発生的に感想戦が始まります。 ここからは隣でずっとセッションの様子を見ていた A パートの GM2 さんも参戦します。 凛(PL2):こんばんはー。 ミィム(PL1):こんばんはー。 ゲオルグ・ロット(PL3):こんばんはー。 GM2 :ういーっす。Aパート担当デース。 ミィム(PL1):Cも GM2 さんの予定で? GM2 :ですー。>C も 頭からしっぽまで、とっても楽しく拝見してました(笑)。 凛:ず

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        • 【余章】『天空に消える滝 ―Bパート―』感想戦

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        • りゅうたまリプレイ『天空に消える滝 ―Bパート―』
          15本

        記事

          <第3話> 旅人、「◯田」息子の存在を知る

          リュールエン( GM ):と、その時、街の人達から、こんな声がもれてきます。 街の人A:「おい、◯田……もとい、ロックの息子、この街にいるらしいぜ!それも相当深い傷を負ってるってよ!」 凛:「え?」 ゲオルグ:「キナ臭い話になってきたなぁ……」 街の人B:「え?どこかに冒険に出てたんじゃなかったの?」 凛:「む、むむむむむ、息子さん、来ているんですか?って怪我?!」 街の人A:「それが、いるらしいんだ。傷の手当てのために、診療所に担ぎ込まれたらしい」 凛:「しし

          <第3話> 旅人、「◯田」息子の存在を知る

          <第2話> 旅人、シップレースで苦戦する

          シップレース:第二ラウンドリュールエン( GM ):では 2 回目です。落ちた人がいれば、助けることが可能です。 ゲオルグ:ちなみに深さ、どれくらいです? リュールエン( GM ):足はつかないですね。<深さ 凛:「ろ、ろーぷとかないですかっ!」>船頭さん ミィム:すぐにヨーヨーなげます。「つかまってください!あ、ヨーヨーだから戻ってきました@@」 リュールエン(GM)&凛:(笑)。<ヨーヨー ゲオルグ:「私は気にしなくていいから、さっさと逃げぇー! がぼがぼ……

          <第2話> 旅人、シップレースで苦戦する

          【第四章】コインを巡る冒険 <第1話> 旅人、シップレースを味わう

          幕間その3 緊張感のあるシーンで中断した今回は、GM の頭を冷やすのと PLさんの晩ごはんを兼ねて休憩を取ることにしました。 ミィム(PL1):おぉ。いいところで! ゲオルグ・ロット(PL3):半分きたのですね。 リュールエン( GM ):てか、15分ぐらい休憩していいでしょうか?(笑) ゲオルグ・ロット(PL3):どぞどぞー。 ミィム(PL1):はい、もちろん。 ゲオルグ・ロット(PL3):私もご飯つくっちゃおう。 リュールエン( GM ):じゃ、次の開始は

          【第四章】コインを巡る冒険 <第1話> 旅人、シップレースを味わう

          <第3話> 旅人、生地市場を堪能する

          水上タクシーのようなゴンドラを降りた旅人たちを迎えたのは、テントが一面に並ぶバザール島でした。 果たして旅人たちは、目的の品を手に入れることができるのでしょうか……? リュールエン( GM ):さて、着いたところなのですが、ここは元々湿地の中らしく、昔の人が頑張って埋め立てて作ったところのようです。ちょっとした島みたいになっています。で、そこには、テントをいっぱい広げたお店がずらっと並んでいるのですね。雰囲気でいうと……中東のバザールっぽい?生地の種類もいっぱい売ってます

          <第3話> 旅人、生地市場を堪能する

          <第2話> 旅人、買い物に行く

          「コインコレクター」ゼニー・ガメッツとの交渉から一夜明けた旅人たち。 本日はどんな観光をするのでしょうか? リュールエン( GM ):ではゲオルグの警戒が効をそうしたのか、何事もなく次の朝を迎えることになります。次の朝になったので、コンディションチェックをよろしくお願いします。 ゲオルグ:警戒ってほど何もしてませんが……おはようございます。 ミィム:おはようございます~(ぺこり)。 ゲオルグ:一応警戒してたので、眠りが浅い……ふぁ~あ。 ミィム:スイカで +1 です

          <第2話> 旅人、買い物に行く

          【第三章】来訪者 <第1話>旅人、訪問者に戸惑う

          幕間その2幕間その1と同じく、休憩を兼ねた雑談タイム。GMやPLの交流の一時として、楽しい時間を過ごしています。 ミィム(PL1):ちなみに、さっき言ってたハガレンの曲(とURLを紹介する)。 凛(PL2):これはいい曲!……すみません、ちょっとご飯食べてきます>_< 10~15分ほどお待ちください・・・。 ミィム(PL1):いってらっしゃいませー  ~30分経過~ リュールエン( GM ):さて、30 分経過しました? ゲオルグ・ロット(PL3):ですね。 リ

          【第三章】来訪者 <第1話>旅人、訪問者に戸惑う

          <第4話> 旅人、スイカを買って宿に帰る

          バドガール……もとい、テファガールとなって、酔っ払いたち相手に情報を聞き出した旅人たち。 目的を果たして宿に帰る彼らだったが……。 リュールエン( GM ):さて、舟から下りると、かなりいい時間ですね。屋台もそろそろしまい出すお店がちらほらと見えます。 凛:「じゃあ、今日のところは宿に帰りますか?」 ゲオルグ:「そやね。帰ろうか」 リュールエン( GM ):では、宿に帰る、ということでよろしいですか? ゲオルグ:はい。 凛:凛はかまわないでーす。 ミィム:宿に

          <第4話> 旅人、スイカを買って宿に帰る

          <第3話> 旅人、「舟」で夕食をとる

          夜の運河に浮かぶ水上レストランに乗り込んだ旅人たち。 彼らの求める情報はあるのでしょうか。 リュールエン( GM ):では、乗り合いの食事処舟に乗るということで。乗船料に 5 G 必要ですが、ご飯は普通の値段で食べることができますよ。 凛:はーい。ご飯はいくらになりますか? リュールエン( GM ):うーん、普通 3 G ~おいしい 30 G まで。30 G 以上出せば、翌日は +1 でコンディションチェックができます。はっ、よく考えたら、今日のコンディションチェック※

          <第3話> 旅人、「舟」で夕食をとる

          <第2話> 旅人、夜のテファルを練り歩く

          コインとコインの情報を聞き出すため、観光がてら夜のテファルに繰り出します。果たして成果は……? リュールエン( GM ):では皆さんは、フンテラール宿の貸衣装姿で、街を練り歩くことにしました。夕方かなり日が落ちて、そろそろ夜の帳が折り始める頃、運河沿いでは何軒(?)もの屋台が軒を連ねています。凛:「しゃけのきりみは~いらんかねぇ~(おっさん声で)」 ミィム:凛ちゃん、鮭の切り身持ち歩いてるんですか!?^^; 凛:「たべものは粗末に扱っちゃ駄目っておかあさんがいってました

          <第2話> 旅人、夜のテファルを練り歩く

          【第二章】空からの贈り物 <第1話> 旅人、降ってきたものをどうするか相談する

          幕間その1 セッションが一区切りついたので、一旦休憩を兼ねた雑談タイムを設けています。 雑談もTRPGの醍醐味の一つと考える私は、幕間の会話もリプレイに収めることで、より実際のプレイの様子を感じていただけるのではないかと思っています。 リュールエン( GM ):というわけで、一旦休憩しましょうか。お手洗いに行きたくなっちゃったので(笑)。 ゲオルグ・ロット(PL3):了解ですー。 ミィム:はーい。 凛(PL2):いってらっしゃーい。 ~しばらく後~ リュールエン(

          【第二章】空からの贈り物 <第1話> 旅人、降ってきたものをどうするか相談する

          <第3話> 旅人、ついに虹を見る

          ひとっ風呂済ませてすっかり上機嫌の旅人たち。 彼らはいよいよ目的の場所、上空に広がる虹たちを見に行きます。 ~~~~~~~~~~ リュールエン( GM ):では、お風呂からでた皆さんは、貸衣装姿で広場の中心へと向かいます。お風呂へと足を運ぶ人は多いのですが、夕方から虹がそろそろ見えなくなってしまうので、広場の中心へと足を運ぶ人はほとんどいません。 ゲオルグ:「急がへんとなぁ」 ミィム:「だいぶん暗くなってきましたね。はやくいきましょう!(はしゃいでる)」 凛:「急が

          <第3話> 旅人、ついに虹を見る

          <第2話> 旅人、泥を洗い流す

          ようやくテファルに着いた旅人たちは、宿をさがしに広場へ。 泥を洗い落としたい彼らはお風呂に入ろうとしますが……。 ~~~~~~~~~~ リュールエン( GM ):では皆さん、客引きにひかれてフンテラールへと向かいます。「旅の方ですね」、一目見ただけで、フロントの方にそう声を掛けられました。 ミィム:泥だらけ~。 ゲオルグ:そりゃまぁ、そうでしょうに(笑)。 凛:「こんばんはー。とめてくださいっ」 フンテラールフロント:「まずはお客様、すっかり体についた泥を落として

          <第2話> 旅人、泥を洗い流す