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<第3話> 旅人、ついに虹を見る

ひとっ風呂済ませてすっかり上機嫌の旅人たち。
彼らはいよいよ目的の場所、上空に広がる虹たちを見に行きます。

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リュールエン( GM ):では、お風呂からでた皆さんは、貸衣装姿で広場の中心へと向かいます。お風呂へと足を運ぶ人は多いのですが、夕方から虹がそろそろ見えなくなってしまうので、広場の中心へと足を運ぶ人はほとんどいません。

ゲオルグ:「急がへんとなぁ」

ミィム:「だいぶん暗くなってきましたね。はやくいきましょう!(はしゃいでる)」

:「急がなきゃー>_<」

ミィム:カラコロカラコロ(下駄の音)。

リュールエン( GM ):そして、貸衣装姿で街を歩いていると、やっぱり街の人からは「旅人ね」という目で見られます(笑)。海外からくる観光客が、浴衣姿で街を歩くようなものだと思ってください~。

凛(PL2):はーい。

リュールエン( GM ):さて、広場の中心に到着しました。ここには大きな石像が立っています。

ミィム:どんな像でしょう?

リュールエン( GM ):マッスルなアホの◯田のような姿をしています( A パートマスター談)。

:・・・。

ゲオルグ:「……」

ミィム:「どなたの像でしょうか?なにか物語が…(興味津々)」

ゲオルグ:「なかなか前衛的やないか……やるなぁ(感心中)」

リュールエン( GM ):そして石像には「ほら吹きロック」と記されていますね。

ミィム(PL1):あぁ、お父さんですね。

:(ギターでも弾いているのかな・・・)<ロック

リュールエン( GM ):そのアホの◯田を見上げると、いや、アホの◯田の遙か上空を見上げると、そこかしこに虹が架かっているのが見えます!

ミィム:「虹ですよ!!!!!!!!!!!いっぱいかかってます!!!!!!!!!!!!!!(大興奮)」

:「わー(きらきら)」

ゲオルグ:「ほぉ……これが噂の……」 一つ二つと指差して数えましょう。

ミィム:「綺麗ですね~」

リュールエン( GM ):しばらく見ていると、虹の場所が移り変わっているのに気がつくでしょうか。

ミィム:「あれ?虹の場所今変わりませんでした?」

:「うごい・・てる?」

ゲオルグ:「うーん、それじゃ数えられへんやないか」

リュールエン( GM ):あまりにも自然なため、移り変わっていることにも気付かないことが多いのです。ではここで、皆さんに「精神」+「知力」でチェックしていただきましょうか。

ミィム:はーい。(コロコロ……)5 低い; 虹に興奮して注意力が落ちてるー。

ゲオルグ:了解です。(コロコロ……)11 です。 

:(コロコロ……)7 です。

リュールエン( GM ):では凛ちゃんとゲオルグさん、虹を見るために上空を見上げていると、きらりと何か光ったような……。

ゲオルグ:「……なんやろ?」

:「あ、あそこ、何か光りました!」指差します。

ミィム:「え???え????」

リュールエン( GM ):凛ちゃんが光るものを目で追いかけると、それは「べしゃっ」という音を立てて、アホの◯田的石像の頭にあたり、下に落ちてきます。どうやら鮭の切り身のようですね。

:「え”っ?」

ミィム:「はゎ!?何か落ちてきましたよ」

ゲオルグ:「どういうことやろな……」

ミィム(PL1):鮭ネタ出た!!しかも切り身。

:「これは・・・しゃけ?しかも切り身・・・」

ミィム(PL1):コインかと思ったのに…(笑)。

ミィム:「だれかのごはんでしょうか?うーん…」切り身を前に首をかしげます。

:「くまさんが食べるかなぁ。。焼けば食べれますかねー」

ミィム:「うーん?」鮭の切り身は新鮮ですか?>GM

リュールエン( GM ):意外と新鮮です。かなりぐちゃぐちゃですが……(笑)。

ミィム:ありゃりゃ。

:「あんまり食べたくないですねー・・・」<ぐちぐちゃ

リュールエン( GM ):一方ゲオルグさんの方ですが、きらりと光ったものを目で追いかけると……。

ゲオルグ:「じー……」

リュールエン( GM ):「ちゃり~ん」と金属音がして、何か転がっているような気がします。

ゲオルグ:そちらへ歩み寄ります。

リュールエン( GM ):では、ゲオルグさんが歩み寄ったところには、金色に輝くコインが転がっています。それも、半分に割れたコインです。

ゲオルグ:「ほぅ、変わったものが落ちてくるんやな」 とりあえず手に取ります。何か模様とか入ってますか?

リュールエン( GM ):現在流通しているコインより、一回りぐらい大きいコインです。コインの表面には、緻密に細工が施されています。

ゲオルグ:とりあえず、お嬢ちゃん達に見せてあげよう。「こんなのも落ちてきたで」

ミィム:「はゎー!不思議で綺麗なメダルですね」

:「わー、綺麗なコインですね!凛もこんなもの見つけました(満面の笑みでぐちゃぐちゃの鮭の切り身を)」

ミィム:「り…りんちゃん、お手々が汚れますよ~(焦)」

ゲオルグ:「な、なんでもかんでも手に取るのはよくないで。お嬢ちゃん……」

ミィム:「落ちて石像に当たった勢いでつぶれてしまったのですね。でも、結構新鮮ですから上に誰かいらっしゃるのかも…?」メダルに対して知識判定は出来ますか?>GM

ゲオルグ:「このコイン、どこかの通貨なんやろか……お2 人は心あたりあらへんか?」 自分も記憶を探ってみます。

リュールエン( GM ):「知力」+「知力」でチェックどうぞ!ただし、ミンストレルは伝承知識で、それ以外の人は、-2 でチェックしてください。

:鮭の切り身について知識判定は出来ますか(しません)。

ミィム:クラフトなんで知力で。(コロコロ……)5 ですね。知らなそうー 。

:コインチェックしまーす。(コロコロ……)6 ぞろおしいぃぃぃ。ええと9!

ゲオルグ:そういやミンストレルだったな、私(笑)。(コロコロ……)13

ミィム:ゲオルグさん物知り!凛ちゃんもすごい@@

ゲオルグ:伊達に歳は食ってないということでしょう(笑)。

リュールエン( GM ):では凛ちゃんは、かなりレアなコインだということが判明します。現在流通しているコインではなさそうです。それに加えて、ゲオルグさんは、伝承の中でこのコインが昔使われていたもので、その時代の最高傑作として記念品みたく制作されたものだと言うことが分かります。

:「不思議なコインですねー。今は流通していないみたいです」

ゲオルグ:「……かくかくしかじか……という、凄いコインだった気がする。これは」

ミィム:「なるほどー、凛ちゃん、ゲオルグさんありがとうございます」

:「どこから落ちてきたんですか?」

リュールエン( GM ):上ですね。本当に、空から降ってきたという感じです。

:「うわぁぁ」空を見上げます。

ゲオルグ:「でもなんで半分だけが、空から降ってきたのやらな」

:「虹の向こうに何かあるのかなぁ」

リュールエン( GM ):純金で、1 枚完型で残っていれば、相当な額のする代物ですね。

ゲオルグ:「純金……」

ミィム:「しかし、空から伝承の綺麗なコインが落ちてくるなんて、ステキですね~」

ゲオルグ:「落ちてきて、人に当たったら大事件やけどなぁ……」

ミィム:「鮭も人に当たらなくてよかったですね」

:「鮭もっとほしかったなぁ・・・」

ミィム:「鮭は無理ですけど、コインは持ち主さんにおかえししたいですねー」

ゲオルグ:「持ち主いうても、羽でも生えてへんとムリやろなぁ」

ミィム:「落としたのに気がついて、降りてきていらっしゃるかも」

リュールエン( GM ):そして空の虹は、そろそろ見えなくなる時間帯に差し掛かろうとしています。ここで皆さん、「精神」+「知力」で判定してください!

:(コロコロ……)10 です。

ミィム:今日は、ダイス目が悪い気がする。えいっ。9 です 。

ゲオルグ:(コロコロ……)8 です。

リュールエン( GM ):では 10 以上の人、なにか視線を感じたような気がします。ただしそれは一瞬で、すぐに気配は消えてしまいました。

:「あれ?」

ミィム:「凛ちゃんどうしました?」

:「なんだか見られているような・・・あれ?気のせい?」きょろきょろして回りを確認しますー。

リュールエン( GM ):周りはすでに誰もいなくなっています。この時間帯、観光客もいなくなりますから。

ゲオルグ:「うちらは旅人丸出しの格好やからなぁ。注目はされるかもしれへん」

ミィム:鮭の切り身持ってますしねー。

ゲオルグ:たしかに(笑)。

リュールエン( GM ):もってるのか……。<切り身

:「あれぇ、誰もいない。気のせいかなぁ・・」

ミィム:「まぁ、とりあえず、落とし主さんが降りていらっしゃったらわかるように、書き置きでも残しておきましょうか?」

:かきかき・・・しゃけのいのちがおしかったらひがのぼるまでにみのしろきん・・ごにょごにょ。

ミィム:命もうないです…!>鮭

:はっ!

ゲオルグ:「見た目に寄らずスゴい子やなぁ……」

:「あんまり褒めても何もでないですよー(くねくね)」

リュールエン( GM ):さて、空から落ちてきたコインは一体なんなのか。凛が感じた気配の正体とは!?

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これにて第一章は終了です。

ついに旅人たちは、『天空に舞う虹』を見ることができました。
しかし空から落ちてきたコインと凛が感じた視線が、これから起こる出来事の予兆を感じます。

果たして旅人たちの身に、何が起こるのでしょうか?
次回から始まる【第二章 空からの贈り物】を、乞うご期待!

👇次の話
【第二章】空からの贈り物 <第1話> 旅人、降ってきたものをどうするか相談する

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