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「一人一人が知ることから広がっていく、未来への可能性」|モンテディオ山形SDGsコーナー体験記

新型コロナウイルスの感染拡大がおさまり始め、さまざまな規制が解除されてきました。11月3日に行われた東京ヴェルディ戦も、たくさんのサポーターが訪れ、SDGsコーナーやワークショップも賑わいを見せていました。

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健康寿命を延ばすために必要な予防とは?

カード決済サービス「Pay Light」を展開する株式会社スマートチェックアウト様のサポートのもと、ワークショップ「予防歯科イベントsupported by Pay Light」を開催しました。「Pay Light」は、2020年7月にスタートした歯科医院向けのカード決済サービス。現在、全国に68,000医院あると言われている歯科医院のうち、10,000医院へのサービス導入を目標に進めています。
今回、講師としてお招きしたのは、日吉歯科診療所(酒田市)の理事長で、予防歯科の第一人者である熊谷崇先生と、太田歯科医院(山形市)の院長・太田貴志先生のお二人。日本では虫歯になってから歯科医院に行く人が多いですが、虫歯は定期的にメンテナンスをすることで防げる疾患であり、また口腔内の健康を保つことが生活習慣病などの予防にも繋がるなど、「予防歯科」の考え方やその重要性についてお話をしていただきました。

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株式会社スマートチェックアウトの玉井雄介社長は、ワークショップを振り返り「歯科業界で仕事をしている我々にとって、予防歯科という考え方は当たり前ですが、今日参加していただいた方の反応を見ると、まだまだ広がっていないのだと痛感しました。このような機会に普及できたことは有意義」と感想を話します。現在、「Pay Light」はカード決済が中心のサービスですが、ゆくゆくは定期的に予防歯科を促すように患者にアクセスできるようなものにしていき、さらにはスマートフォンだけで受付から会計までワンストップにするなど、歯科診療へのハードルも下げていきたいそうです。玉井社長が掲げている大きなビジョンは「予防歯科の重要性を広め、口腔内のケアから国民の健康増進を図ること」。歯科医院のサポーターとして、今後の活躍が期待されます。

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この夏大きな盛り上がりをみせた競技が再び登場

中央エリア掲揚台前のユニバーサルスポーツ体験ブースは、日本航空株式会社様の協力のもと、4月25日以来の登場となる「ボッチャ」でした。障がいのある方のために考案されたヨーロッパ発祥のスポーツですが、今年の夏に注目を集めたこともあり、行列ができるほどの盛況に。親子対決や、見ず知らずの人同士でのチーム戦、車いすサポーターの参加など、さまざまな方が体験していました。スポーツは競技によっては、体力の有無や、身体的な条件に左右されることもありますが、ボッチャでは子どもが圧勝することもあり大盛り上がり。参加者の一人は「テレビの前で応援していたスポーツ。気軽に体験できるものではないと思っていたので、こうして機会があってうれしい」と笑顔で話してくれました。

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SDGsをさまざまな視点で捉え、学んでいくこと

また、前回に引き続き、山形大学理学部で、科学の専門的な内容や社会的意義を、人々にわかりやすく伝えることを目的としたプログラム「サイエンスコミュニケーター」で学ぶ3年生による、カーボンニュートラルのワークショップも実施しました。その隣には、山形県立山形工業高等学校の機械科課題研究班が製作した自動車部品を再利用した発電機も設置。実際に自転車による発電にチャレンジしてもらい、エネルギーを生み出す大変さを体感していただきました。
そのほか、同じテント内では、世界の貧困層の人々への自立支援を行う、ホープ・インターナショナル開発機構(愛知県名古屋市)の活動紹介も。エチオピアの子どもたちの境遇を知っていただくために、遊ぶときに使っているというゴミを丸めたボールでのサッカー体験や、水汲みの体験を行いました。同団体のスタッフは「学校などで活動紹介をすることはありますが、サッカースタジアムは初めてです。私たちの活動を広く知っていただける機会となりとてもよかったです」と話します。

「SDGs」をキーワードに、企業、NPO法人、高校生、大学生が集い発信する場所に育ち、回を重ねるごとに盛り上がりを見せています。SDGsの活動を知るためにスタジアムに訪れるという人は、ごく少数ですが、だからこそ幅広い世代・さまざまな層やバックグラウンドを持つサポーターのみなさんの、考えるきっかけとなっているのではないでしょうか。

最後に
参加者:1,026人:来場者(5,704人)に対する割合:17.99%
ボッチャをはじめ、高校生や大学生によるエネルギー問題の体験ブースなどで賑わいを見せ、たくさんの方が立ち寄ってくれました。体験ブースやワークショップへの参加のきっかけは、「子どもにさまざまな視点を持って欲しい」と期待する親世代ということが多いようですが、体験を通して楽しかったという思い出が残ったり、いろいろな気づきを得たりする子どもたちも少なくないようです。肩肘はらずに学ぶことができる場所になっていますので、ぜひお立ち寄りいただければと思います。

モンテディオ山形SDGsコーナー体験記 vol.17 11月3日 vs東京ヴェルディ

ライター
松田 陽

●SDGsパートナー

株式会社エコスタイル
株式会社Kanatta
株式会社チェンジ・ザ・ワールド
豊島株式会社
株式会社ポチくる
株式会社笑子
イーレックス株式会社
株式会社ミズサワセミコンダクタ
山形朝日株式会社
株式会社京都スペーサー
株式会社カオナビ
株式会社ソフィア
株式会社スマートチェックアウト

●ユニバーサルスポーツパートナー

株式会社庄内クリエート工業
株式会社QDレーザ
株式会社ライフエッグ
株式会社Innovation IFA Consulting

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