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「持続可能な地域社会をつくるために、まずは自分たちの街を知ることからはじめる」|モンテディオ山形SDGsコーナー体験記

今シーズンのホームゲームでは初となる平日のナイターでの開催となった5月25日、レノファ山口FC戦。子ども連れの方も多く、SDGsコーナーはユニバーサルスポーツ体験を中心に盛り上がりを見せました。

初開催のターゲット・バードゴルフ体験会! 思いっきりボールを打つ爽快感

ユニバーサルスポーツ体験コーナーでは、昨シーズンも含めて初となる「ターゲット・バードゴルフ」の体験会を行いました。「もっと気軽にゴルフの練習をしたい」との考えから生まれた、埼玉県発祥のスポーツで、バドミントンの羽をつけたゴルフボールを、ゴルフクラブで打ち、傘をひっくり返したような形のホールを目指します。

基本的なルールはゴルフと同じですが、羽がついていてボールが遠くに飛ばないため、狭い場所でも思いっきり打つことができます。高低差のある土地や、林の中など、場所を選ばずにできるため、地域スポーツとして町おこしや過疎対策などの活用例もあるそうです。

誰もが知っているスポーツを気軽に。親子で楽しむ姿も

「ゴルフ」は有名なスポーツですが、大人が競技するイメージが強く、また道具などを揃えることも考えると、スタートするハードルは少し高めかもしれません。しかし、ターゲット・バードゴルフは、ホールを設置すれば比較的簡単にでき、またプレイヤーの体力にあわせて行うこともできます。そのため、子どもたちや高齢者、障がい者と一緒に楽しめるスポーツとしても親しまれています。
今回も親子で参加する姿が多く見られました。ゴルフが趣味の父親が幼い子どもに教えている場面も。こういった催しに親子で参加することについて、「ただ家族で遊んでいるだけ」と思う方もいるかもしれません。しかし、家族は「社会において最初単位のコミュニティ」とも言われています。家とは違う家族の姿を見て、お互いの理解を深めあうことが、手をとりあって社会をつくっていく第一歩なのかもしれません。

山形県内の各市町村の名産や取り組みを知り、理解すること

モンテディオ山形では「市町村応援デー」を設けています。試合ごとに指定された山形県内の市町村に在住・在勤の方は、チケットを安く購入できるなど、自治体単位で行っている取り組みです。今回は、NDソフトスタジアム山形から車で1時間程度の場所にある「長井市」の応援デー。お得なチケットだけでなく、スタジアム外には長井市のPRブースが設けられました。同市の企業「アイデアのおもちゃ箱」が、同市の名物料理「馬肉ラーメン」をもとに考えられた「馬肉ラーメン肉まん」や、同市内の酒蔵の日本酒を使ったスイーツなどを販売したり、生産量日本一の競技用けん玉のPRが行われました。けん玉の紹介を担当したのは、街なかでけん玉を体験できる施設「けん玉広場SPIKe(スパイク)」のみなさん。販売のほか、技を披露したり、3つの玉が連なる一風変わったけん玉を紹介したりしたほか、来場者が実際に体験することもでき、子どもから大人まで、楽しんでいる姿が見られました。

「アイデアのおもちゃ箱」のスタッフの方は「たくさんの方が馬肉ラーメン肉まんや辛みそラーメン豚まんを購入していただきました。以前もモンテディオ山形で出店させていただきましたが、他の場所で声をかけていただいたこともあります。こうして知っていただく機会は嬉しいですね」と笑顔で話してくれました。
 
「山形には何も誇れるものがない」、「地元にいても楽しいことなんかない」と悲観し、進学や就職を機に、首都圏をはじめとした県外に生活の場を移す若者も少なくありません。ただ、本当に地方には何もないのでしょうか? 今回、長井市が担当した市町村のPRブースだけではなく、SDGsブースにはNDソフトスタジアム山形がある天童市や飯豊町など各自治体が取り組んでいるSDGsを紹介する資料も設置しています。楽しいことから、真面目なことまで、たくさんの情報が集まっていますので、SDGsコーナーなどのスタジアム外の催しにも、ぜひご参加ください。
 
2022モンテディオ山形SDGsコーナー体験記 vol.8
2022/5/25(Wed)
第18節
vs レノファ山口FC
 
ライター
松田 陽

●SDGsパートナー

株式会社チェンジ・ザ・ワールド
THINET
イーレックス株式会社
株式会社ミズサワセミコンダクタ
山形朝日株式会社
株式会社京都スペーサー
株式会社ソフィア
株式会社スマートチェックアウト
株式会社ライフエッグ
株式会社メイコー
日本電子株式会社
渋谷建設株式会社
カイクラ
株式会社日本エコライフ
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