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「モンテディオ山形が導いてくれた引退」ケニーコラム Vol.1

こんにちは!
モンテディオ山形のクラブコミュニケーター 岡﨑建哉(おかざき けんや)です。
クラブコミュニケーターなりたてということもあり、まだまだ不慣れな僕。
僕自身のこと、クラブのこと、山形のことを知ってもらいたいという想いから、定期的にnoteで僕の”想い”を皆さんに届けたいと思います。

第一弾のテーマは「現役引退」。
拙い文章ですが、ぜひ、ご一読ください。


「当たり前の日常は当たり前ではない」

サッカー選手にはいつか引退が訪れ次のステージに進まなければならない時が来ます。
頭では分かっていてもいざ現実が訪れないとわからない。

プロのサッカー選手になる人は、小さいころからサッカーを始め、サッカーボールを毎日蹴り今まで過ごして来ていると思います。(僕もそうだった、、)
引退とは、今まで当たり前の様に朝起きて練習に行き、サッカーボールを蹴っていた日常がなくなり、毎朝スーツに着替え、会社に向かう。
そんな姿を想像できるだろうか?
もしかしたら現役中は、そんな姿を想像したくないと思うかもしれない。
でも始まりがあれば終わりがある。
何が言いたいかというと、「当たり前の日常は当たり前ではない」という事です。

「熱量」

僕が引退を意識し始めたのは、2020年。この年は、奇しくも新型コロナウイルスに大きく左右された年。
そんな年に30歳を迎えました。
新型コロナウイルスが蔓延しリーグ戦が中断、練習にも行けず自宅待機。
家から出ることもできない日々の中で漠然と不安が押し寄せてきました。
モンテディオ山形の「岡﨑建哉」である自分が、この先、サッカー選手ではない一人の男「岡﨑建哉」として生きていくときに何が残るのだろうか?
明確な答えは見つけられなかった...
この答えを見つけるために行動しようと、心に決めた。
視野を広げ自分の想いを相手に伝える。恥じらいもプライドも全部捨てた。

それで見えてきたものは、人との出会い・学び続ける姿勢・心の温かさ...
そして、モンテディオ山形が会社として新しい事に挑戦し成長して行くんだと言う「熱量」。
※余談ですが僕はこの「熱量」という言葉が大好きです(笑)
今までモンテディオ山形に関わってくださった沢山の方の想いを大切に、モンテディオ山形をさらに発展させていく!!そんな想いが選手である僕にも強烈に届いた。

在籍する5年のうちに新しいクラブハウスができ、ホーム試合スタジアム内の雰囲気が変わり、場外のイベント、スタジアムグルメの充実と試合をする選手としてこの上ない幸せを感じていました。
そんな事を言いながら、選手時代フロントの方々がどの様に仕事をしているのか、全然理解していませんでした...
過去にいたチームの方や友達から、モンテディオ山形の取り組み凄いねと言われるたびに嬉しく、何も知らないのにそれに満足していた自分に気づきました。

「ファンサポーターの方々に頂いた愛情を返したい。」

2023シーズンに、僕は11年間の現役生活に幕を閉じた。
夏ごろに自分の中で引退を決め、5年間このモンテディオ山形のエンブレムを着けてプレーさせてくれてありがとうございましたと泣きながら感謝の想いをクラブに伝えた。
この山形の地で引退したいと強く思ったから何一つ後悔はないし、感謝の気持ち一杯で引退させていただきました。

引退し、指導者として生きていくと昔から思っていた自分の気持ちを変化させてくれたのは、フロントスタッフの皆さんの熱量でした。
フロントスタッフの皆さんがどの様に取り組み、どれくらい努力しているのか?
このクラブをどれだけのパートナー企業やホームタウンである行政が支えてくれているのか?
ファンサポーターの方々に頂いた愛情を返したい。
そんな想いの中、グランドの上の世界しか知らない自分が一番成長させてもらえるのは、挑戦し続けているモンテディオ山形のフロント以外考えられなかった。

出社して約1ヶ月。仕事もまだまだわからないことが多い。
ただ一つだけ分かった事は、フロントスタッフの皆さんの「熱量」「向上心」「今年への想い」。
僕も毎日成長しクラブの力になりたい。
そう思える毎日が幸せで、引退しこの「山形の地」で仕事が出来ていることを心から良かったと思う。
これから、クラブコミュニケーターであり、山形人としての岡﨑建哉をよろしくお願いします!

みんなにも読んでほしいですか?

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