2歳10ヶ月〜成長記録〜
島では「台風が発生した」という情報が出ると、真っ先にスーパーからなくなるものがあります。
何でしょう?
パンと牛乳です。
島では台風や強風で船が止まると、食料が入らなくなります。
中でもいち早く売り切れるのがパンと牛乳。
手軽に食べられるためか本当にすぐになくなるので、島に越してきたばかりのときは驚きました!
そして、今年はなかなか個性的な台風がやってきました。
台風6号が不思議な経路で島の周りを1週間ほどうろうろしていたのです。
船は1週間以上止まり、スーパーからは生鮮食品が消えました。
そんなノロノロ台風が過ぎ去ると、いよいよ本格的に夏がやってきました!
コロナが明けたので、4年ぶりに各地でお祭りが開催。
どこかしらで毎週のようにお祭りがありました。
そんなお祭り三昧の状況を楽しみ尽くした我が家の夫のモットーは、
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」
忘年会には毎年出し物を出し、何かしらで踊る機会があればすぐに前に出ていくような夫です。
そんな父親を見ているからか、三線の音を聞くと自然と踊り出す娘。
校区の小さなお祭りに顔を出したときのこと。
小学生15人ほどが「学園天国」をステージで踊ることになっていました。
発表前にステージ横で練習をするお兄さんお姉さんを見つけると、「のりちゃんも」と駆け寄っていきました。
どうするのか見守っていると、お兄さんお姉さんの動きを見ながら一生懸命練習しています。
意外と上手に踊る娘の様子を見て、保護者の方が「一緒に出る?」と声をかけてくださいました。
そして、そのままステージへ。
最後まで踊り切りました。
楽しく踊って、お姉さんたちにも可愛がってもらってご満悦な娘。
その後も、幼稚園生のダンスに混ざってみたり、別のお祭りでは八月踊りを踊る大人たちの輪の中心で踊ってみたり。
小さい頃から人前に出るのが苦手だった私とは対象的な娘にびっくり。
夫の遺伝子をしっかりと受け継いでいるようです(笑)
・商店街祭りに参加しました。
商店街の方からお声掛けいただき、無料の健康相談ブースを出しました。
浴衣で綿あめをつくって配ったり、地域の方のお話に耳を傾けたり。
娘は「暑い日には冷たいものが1番だよね〜」と言いながら、幸せそうにかき氷を食べていました。
・花火大会に行きました。
「たまや~」「かぎや〜」と言いながら、海上にあがる大きな花火を間近で眺めました。
今年はお祭りが多く何度も花火が見れたので、娘がとても嬉しそうでした。
・短い絵本なら一人で読めるようになりました。
小さな「や、ゆ、よ」についてはまだ理解していないようですが、濁音や小さな「つ」は読めているようです。
・始めて文字を書きました。
「たい(鯛)」と書いたそうです。
・お父さんのお見送りが日課です。
ハイハイを始めた5ヶ月の頃からほとんど毎日、お父さんの出勤時のお見送りをしています。
最近は、「無事故、無違反、無病息災、キエー!!」と言って送り出しています(笑)。
・ハムスターが大好きで、「大きくなったら、小さなハムスターになる!」と言っています。
懐かしの、とっとこハム太郎のテーマソングを歌っています。
・七夕の短冊を書きました。
島では旧暦の7月7日から旧暦のお盆入りの日まで七夕を飾ります。
お盆になるとご先祖さまが七夕飾りを目印に家に帰ってきてくれると考えられているからです。
そのため、子供がいない家でも空高く伸びる七夕飾りを出すのが特徴です。
娘の短冊の願いはもちろん、「ハムスターになれますように」
娘に代わって短冊を書いてあげながらも、「どうかどうか人間でいてください」と心の中で呟くのでした。
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