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バカンス振り返り パリ郊外から南下

友人の恵子さんがパリに帰る時、私も同じ電車でパリ郊外の主人のアパートへ帰ることに。
パリ市内から郊外のEvry-Courcouronnes という町に7月に引っ越しをした
主人。
電車でパリから40分の町はいかにもベッドタウンという感じで近所を散策
する楽しみは無し。。。
ショッピングモールと電車、トラムの駅がすぐ近くなので便利ではある。
ケバブ屋さんが何軒もあるので何年か振りにケバブを食べた。

そこから主人とバカンスを山で過ごすべく、車2台で私の職場兼移住先、
オート・サヴォワ県のムジェーヴへ向かうことに。
主人の車はオートマなので私のマニュアルと時々交代してもらってパリから南下。

air bnbで感じのいい宿泊先がないか見ていたら、自然栽培の宿泊できる農家を発見。
初日はブルゴーニュ地方の小さな町、(モルヴァン地方自然公園内にある)
サン・プリSaint Prix のこの農家で一晩泊まることに。

モルヴァンという山の自然公園の中にあるミニファーム

受付を探していると、オーナーのジュリアン(上の似顔絵の人物)が
お出迎えしてくれた。
ジュリアンがここで自然栽培とair bnbをするようになって5年目とのこと。
野菜がカゴに入って売られていて、ここで買った野菜を自分たちで料理して食べられる。

食事作りの前に農園を散策。

苗も栽培して販売している。
畑は草もぼうぼう、自然な感じ。
豚さん発見!
鶏と仲良く生活中。

11月になったら豚さんは加工食品に変身となるそう。

一部の鶏は自由に畑を歩いてる。


生育を早めるためにハウス栽培も行っているそう。

ハウス内のいちご


洋梨の立派な木の脇に泊まれる小屋

柵の上の鉢がひっくり返っているのはエスカルゴを取るため?らしい。
主人曰く、子供の頃おばあちゃんちにも同じように鉢が設置してあって
エスカルゴを収穫して食べたらしい。

ジャングル状態のハウス内

ハウスの脇に共同で使うサロンやキッチンスペース。

キャンプしてるみたいでなかなか良い。


根元には生ゴミが。

コンポストはわざわざ作らず、植物の根元にそのまま捨てるそう。
楽ちんでいいな〜。。。。意外に臭くなかったし。
でも我が職場のロッジでは実践できないな。


この他にも黒猫がいたり白いのがいたり、何匹猫がいるのかわからないくらい猫がいた。。。。

畑脇の宿泊施設
ティピ

泊まるお部屋はこちら⇧
バンガローというのか?
ここではティピと呼んでいた。
本当に二人がギリギリ眠れるマットレスと枕二つが置いてあるのみで
シーツや掛け布団は持参するようにとair bnbに書かれていた。

隣のティピには若い女の子が二人泊りにきていた。

シャワーとトイレは写真を撮りそびれてしまった。。。
トイレはフランス語でtoilette sèche トワレット・セッシュと呼ばれるもので
日本語ではバイオトイレとかコンポストトイレとか言うらしい。
名前は知っていたけど、使ったのは初めて。

日本のぼっとん便所的なトイレで、タンクに汚物が溜まっていく。
用を済ませたら便器の中にオガクズをかけるだけ。
肥料として使うにはかなり時間がかかると聞いた。。。

さて、夕飯用にジュリアンの栽培したじゃがいも、トマト、ズッキーニ、卵とキノコを購入。
主人がキノコ入りオムレツとじゃがいもメインの野菜のソテーを料理。
二人では食べきれない量ができたのでジュリアンとパートナーのマチューにお裾分け。

二人曰く<air bnbで泊まった人が夕食を作ってくれるのは初めてだよー!>

調味料はシンプルなものしかなかったので塩胡椒のみだったけど、新鮮野菜と卵はそれだけでご馳走だった!

夜は星がそこらじゅうに見えて寝るのが勿体無いくらい。。。

翌日、主人はいつもの習慣で5時前には目が覚めてしまったらしい。
ジュリアンが朝市に出荷するための野菜を収穫するというので
主人はお手伝い。
ジュリアン曰く、
<air bnbで泊まった人が収穫を手伝ってくれるのは初めてだよー!>

収穫という一番楽しくておいしいところを体験した主人。
<(農業に)職業変えるわ!>と簡単に言ってのける。
そんな簡単ではないよ、、、と現実的な私。。。


Saint Prix サン・プリの広場の教会
広場脇のカフェ

マルシェはサン・プリの教会のある広場にたつというので主人と向かう。
なんと全部で3店のみの小さな可愛いマルシェ。
雨で寒かったのでお客さんは数人の常連客のみ。。。

野菜と苗のスタンドを準備するマチュー
チーズと豚肉加工食品のスタンド


黒いテントはハーブティーやシロップを販売するスタンド


どちらも6ユーロ、日本円だと千円超。

ニワトコのシロップと女性ホルモン系に良いハーブティーを購入。
製造販売してるお兄さんがこのハーブティーを更年期障害で悩んでいた友達に試させたら症状がなくなったそう。
まだ更年期障害は来てないけど40代だし試してみる。
アキレア、セージ、カランデュラ、イラクサ、パセリ、カモミールにフランボワーズと私の住むオート・サヴォワでも手に入るものばかり。
次回の夏はカランデュラを植えてお手製ハーブティーを作ろう!

なんてnoteを書いていたら突然牛が庭に雪崩れ込んできた!


なぜかこちらに勢いよく向かってきて
ガラスのドア越しに モーーー と一声。

農家の人がここの庭で草を食べるように、と連れてきたのかなーと思ったけど誰も監視してない。
どうやら道を間違えたのか、脱走したのか?

私の菜園の横を通りながらロッジをぐるっと一周して出て行った。

穏やかな土曜の午後♪










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