東大卒3人目社員、卒業します。
私はインターン期間含めて2年間お世話になった環境を一度離れる決断をしました。
このnoteでは、この時間で感じたことと、インターン生のみんなに伝えたいことを書こうと思います。
私はこの環境で、2つの気持ちの間でずっと葛藤していました。それは、「ワクワクを大切にしたい」という気持ちと、「自分のビジョンに対して誇れる選択をしたい」という気持ちです。
ワクワクを大切にしたら、自分はビジョン実現に向かっていない。つまりそれはさまざまな人に迷惑をかけてこの会社を選んだ意味がないと強く思っていました。
迷うたびに誰かに「幸せに生きるってなんだろうね」「ビジョンに誠実であるってどういうことなんだろう」と聞いて、答えをもらうたびに、自分が大事にしたいはずの「自分の哲学」とやらは動揺していました。
どれだけ人に聞いても答えはなくて、正解はありませんでした。
正解を求めて人に聞いて、でもその答えを信じて走れるわけでも無い性格の持ち主である私は、自分で決めるしかありませんでした。
自分の幸せは、自分にしかわからないし、描けない。
何が得たいかを明確にして、
そこに向かう自分がまだまだであることを受容して、
今自分ができることを一つずつ精一杯やる。
正解はわからないけど、不安や苦しさ全てを飲み込んで、暫定一位の一つを選ぶ必要があることを学びました。
「選択を正解にする」という言葉は、本当に重たいです。
私はもう軽々しくキャリアアドバイザーとして面談をする学生にこの言葉を伝えられません。
でも、それでも得たいと思うものを見つけて、いろいろ飲み込んで頑張っていくっていうのが「自分の人生を生きる」ということなのかもしれません。自分がまずそれを体現し、そんな生き方を支援できるようなキャリアアドバイザーになることが喫緊の目標です。
このように、私はとても未熟で迷ってばかりでしたが、そんな私を絶対見捨てない組織でした。
どんな私でも、私と私の未来を私以上に信じてくれる人たちでした。だから私は、ずっとかっこつけて隠していたありのままの自分を見せていいと思えたし、「この会社を一言で表すなら『自分が最も自分らしくいられる場所』である」と思っているのでしょう。
そういう組織に社員として存在できたことがとても嬉しい。
インターン生のみんなも、数ある会社からこの組織を選び、コミットしていることに誇りを持って欲しいと思っています。
人を信じる、ということをここで学びました。
できない自分を受容する、ということも学びました。
20年以上で蓄積された自分の課題と向き合わせていただきました。
インターン生のみんなには、ここで「自分の走り方」を見つけて欲しいと思っています。ビジョンがあるみんなは、きっととても頑張ることでしょう。ただ、整い切っていないこの環境では不安になることや頑張り過ぎてしまうこともあると思います。その中で自分が消耗し切らない、かつ心底誇れる走り方はやってみないとわかりません。
だからここでやってみてください。せっかく心から「なんでもやってみな」と言ってくれる社長と社員がいるので、いろんな走り方を試してみてください。そんなあなたを、必ず全力で応援してくれます。
1年後、自分の誇れる走り方はこれだ、と自分に自信を持って卒業していくみんなを楽しみにしています。
私はここで過ごした時間のおかげで少しだけ見つけられました。
今年卒業するみんな、きっとみんなも見つけつつあるのでは無いでしょうか。一緒にそれぞれの場所で、走ってみようね。
大好きな仲間の元を離れ、自分を満たし、ビジョンに向かう、自分なりの走り方を外で試してみることはとても不安で仕方がないです。
でも、成長しに、次の場所へ向かいます。
何も持っていない私だけど、成長と、提供する価値にこだわりを持って、謙虚に頑張ります。
この会社のあなたではなくて、あなたが人生に全力で向き合っているから応援するんだよ、という言葉をいくつももらったことを忘れずに過ごしていこうと思います。
自分らしく生きることに真剣に向き合わせてもらえた今の環境に、最大限の感謝を持って、いつか恩返しできるように!
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