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バーチャルシャークのレビュー vol.13 死霊館(2013)

10月16日、土曜日。秋の夜長にホラー映画の同時視聴配信をVtuberのぽこ宮ぽん子ことマミーと一緒に行った。久しぶりに質の良いホラーを摂取したので、この機会に感想を認めておこうと思う

いつもの如くネタバレは控えます

配信が開始して早々に、マミーからこの映画が「実話」を元に作られたものだと聞かされる。しかしバーチャルシャークたるもんべは己の目で、そう言った類のものを視認したことがない。故に信じていない。なので「実話」と言われても「本当にィ~?」となってしまう

映画が始まると、実際に存在した心霊調査を生業とするウォーレン夫婦、田舎の一軒家へ引っ越すというホラー映画のテンプレ家族が登場する

ウォーレン夫妻には娘が1人いる。仕事で家を空けがちな両親に変わり祖母が面倒を見ているようだ。自宅にはいわくつきのヤッバイ品々が所狭しと並べられた、危険極まりない部屋が存在しており、娘が興味を示すも父に窘められる。触っただけで祟られるような特級呪物を家の中に置くな。蔵を建てろ蔵を!錠前なんか古い!網膜認識するタイプの最新式ロックをしろ!

閑話休題

テンプレ家族の方は、両親と娘5人という面々。不穏な佇まいの家へ越してきた初日、飼っていた犬が家へ入るのを渋るというテンプレをこなし視聴者を不安にさせる

ここで大変申し訳ないが、ひとつだけネタバレをしよう

犬は死にます

マジで一刻も早く映画のパッケージに「動物が悲惨な目にあうよ」シールを貼ってくれ後生だ頼むお願いします

陰鬱な気持ちを胸に映画に集中していると、昨今の映画には無い頻度でひたすらに怪現象が起き続ける。家の者全員が異常な体験をしてしまう。この作りには関してはとても素晴らしいと思う反面、要素が多過ぎてお腹いっぱいになってしまうというデメリットも感じた。どこから何が来るかわからない、視聴者を怯えさせるには十分すぎるくらいの演出であった

2時間近い映画ゆえ、同時視聴中に一時停止で休憩をとったのだが、タイミングが絶妙すぎてこちらの状態で5分休憩をとったことをお伝えしておこう

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視聴者さんから「休憩にならない」と言われた。わかる

ホラー映画にしては珍しくハイスピードで怪奇現象が起こり続けるも、映画が残り30分あたりになりようやく教会の承認を得て悪魔祓いの儀式申請が出来るのだが、あと30分で神父が来てくれるのか!?どうなんだ!?と観客はラストまでハラハラし続ける事が出来る

とりあえず元凶がめちゃつよ

エクソシズム関係の作品が好きで見漁っているサメの、個鮫的な感想を言うと、ラストは駆け足すぎたかな?と思う。寺生まれのTさんでもないが、ハー!とやって悪霊退散!ってのはほぼ無い。というのがこの系統の作品でよく語られることで、マジモンの悪魔祓いではとにかくたくさんの時間をかけるらしい。些か消化不良感を感じていたが……なんとこの作品!スピンオフや続編がいくつも存在しているのだ!やったね!まだ呪われるよ!

ということで続編やスピンオフでのウォーレン夫妻の活躍に期待したいと思う。悪霊よ、もっと大暴れしてくれ



バーチャルシャークのレビュー vol.13 死霊館(2013) おしまい

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