見出し画像

海外でルームシェアする生き方

日本でも流行っていると聞くシェアハウス。ご存知の人も多いかと思いますが、海外ではルームシェアという生活スタイルは昔から存在していて、いろんな人がルームシェアしながら生活しています。

自分も色々とルームシェアしましたが、今もシェアというスタイルにしています。今のルームメイトは元パートナーというのもあり、典型的なルームメイトとは違うかもしれませんが、別々のベッドルームがあり、家賃や光熱費を折半しながら生活しています。

自身の過去を振り返ると、ほぼほぼルームシェアで生活してきました。日本で18・19歳で実家を出たのですが、その頃から同棲やシェア生活でした。
自分にとっては一人暮らしするよりも、誰かとシェアしながら生活する方が当たり前なのかもしれません。

北米でのルームシェアはごく自然なこと

北米でのルームシェアは一般的なので、簡単にルームメイトを見付けることができます。
ヨーロッパでも一般的なようで、パリなど家賃の高い都市ではシェア率も高いと聞きます。

北米の場合、若い世代、特に学生同士のルームシェアが多いのですが、社会人でルームシェアしている人たちもいます。社会人の場合、経済的な理由や将来家の購入を考がえている、一時的にその街に住んでいる、など理由は様々です。

自分の場合、30代前半頃までは、見ず知らずの人とシェアもしていたのですが、ある時点からは知り合いとのみルームシェアしています。
また、シェアハウスのような大人数でのシェアは、内向的な自分には少し疲れるので、一対一が基本です。

モントリオールに生活拠点を移して以来、もちろん一人暮らしも経験しているし、一人暮らしの良さも知っています。
自由だし自分好みのスタイルにできるし、一番落ち着くし。

なぜルームシェアするのか

では、自分はどうしてルームシェアを選択しているのでしょう。
ルームシェアすることについて、あまり深く考えたことはないのですが、なぜシェアしていた・しているのかを少し考えてみました。

シェア生活の利点

先ず、経済的に楽になる点です。
単純に家賃が半額になる分、それを貯金すれば結構な額になります。自分の場合、家賃でセーブできた分で学校へ通い、そのお陰で現在の職業に就くことができています。

次に、全く違うタイプの人に出会う機会ができる利点です。
考え方が自分とは全く異なる人がいたり、知らない業界で働く人がいたり、性格が自分とは真逆な人がいたり。
普段知り合うことがないような人とのシェア生活の中で、習慣の違いや考え方の違いに気付いたり、知らないことを教えてもらったりと、何かしら学ぶことがありました。

海外のシェアであれば、現地の人と知り合う良い機会にもなり得ます。
過去のルームメイトの中で、面倒見が良い人がいて、車でどこかへ連れて行ってくれたり、この街について色々教えてもらったこともあります。

ルームメイトの兄弟が彼女と毎週金曜日に家にやって来ることもありました。こんな濃厚な兄弟生活する人いるんだ、と海外の家族観を知るキッカケにもなりました。
人見知りをする性格の自分は少しだけ会話して、後はあまり参加はせずに部屋で過ごしていましたが、ルームメイトという便利な関係だったので、お互い生活習慣の違いを気にせず過ごしていました。
ちょっとした事なのですが、当時の自分にとっては中々面白い経験でした。

ちょっと困った経験

いい事ばかりでなく、逆に困った経験もあります。
引っ越した当日に友達と約束をしていたため、帰宅が遅くなってしまいました。
サプライズで晩ご飯を用意してくれていたようなのですが、晩ご飯も済ませてしまった自分に対しキレながら文句を言い、作った料理を自分の目の前で捨てる、という行動に出た人がいました。
「この人と付き合ってるんだっけ?」と一瞬錯覚したぐらいでした。笑
結局性格が合わず、3ヶ月で引っ越しました。
引越し初日にご飯を作ってくれたルームメイトなんていなかったので、その事をうまく説明していれば状況も変わったのかな、と今振り返ると思うこともあるのですが、これも一つの経験だったな、と感じています。

経験値が上がる

ルームシェアは、自分の成長に繋がるし考え方を豊かにしてくれるので、興味のある人にはオススメです。

少しだけアドバイス

ルームシェアのプロではないですが、海外でルームシェアを考えている人へアドバイスするとすれば、掃除などのある程度のルールは簡単に決めておいて「細かいところは気にしない」です。

自分のシェアの場合、電気代などの光熱費は共同で、食糧などは別にしています。
もし、相手が料理でオーブンばかり使う人だったとします。すると、光熱費もその分上がるのですが、細かい人だとその点が気になり、光熱費が不平等だと感じるはずです。
こういった人はシェアに向かないかなと思います。実際にそういう事で文句を言っている日本人の話を聞いた事があります。

シェアする時点で、ある程度の家賃代もセーブできているし、多少のことは大目にみないとシェア生活はできないかなと感じます。
自分たちの場合、食糧は別と言いましたが、何か美味しい物が売ってたりすれば、ちょっと余分に買ってお裾分けしてみたり、牛乳を切らしてしまったらお互い分けたりと、単に生活費の折半ではなくシェアしてる感覚です。
もちろん、口喧嘩をすることもありますが。笑

みなさんも、機会があればシェア生活を試してはいかがでしょうか。

特に海外生活をされる方にはオススメです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?