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カルチャーとサブカルチャ


こんにちはmontaです(*´ω`*)
先日、Twitterを眺めていたらサブカルチャーを題材にした漫画に出会いました。

サブカルチャーの漫画

「今でこそ日本の文化として根付いている漫画やアニメ、POPミュージックは70~80年前はそうではなかった。当時のカルチャー(主流文化)といえば、文学やアカデミックな美術、クラシック音楽などであった。この文化を享受するには一定の知識や教養が必要だった。それに対してサブカルチャー(副次文化)は受け手を選ばない文化、娯楽として生まれた。」(漫画から一部抜粋)


カルチャーとサブカルチャーの入れ替わり

当時サブカルチャーとして生まれた文化が、現代では日本のカルチャーとして世界に認知されている。カルチャーは日本語では主流文化といわれ、ある社会で支配的な文化を指す。つまり、現代ではサブカルチャーが日本のカルチャーに置き換わっていると言える。では、80年前にあったカルチャーはどこへいったのか。
 文学は詩や小説などであるため、書店に行けばそれなりに享受することはできる。ただ、当時と同様にと考えると変わってくる。歴史的背景や哲学、人間心理などの知識を用いて作品をより深く理解する行為が広く行われていたのに対し、現代で深く理解することを楽しもうとする人は少数派となっている。
 アカデミックな美術やクラシック音楽などは、それを楽しむ場所すら減っている。地方都市ではまずないだろう。東京や大阪といった都市部でも探すのが大変だ。
 といった具合に当時のカルチャーは現代のサブカルチャーとして細々と生き続けているように感じる。なぜ、カルチャーとサブカルチャーが入れ替わったのか。


サブカルチャーの広まりを考える

 入れ替わりの要因として、一般人の高所得化があるのではないだろうか。当時、カルチャーを享受していた層は富裕層が多く、低所得層はカルチャーを享受する余裕はなかった。しかし、所得格差が小さくなり低所得層といわれた層であっても一定の所得を持ち始めた。一定の所得を持つ層(A層とする)が増えたため、A層を狙った企業が増えていくことで、社会にはA層向けの物が溢れサブカルチャーが占める割合が大きくなったのではないか。

 また、高学歴化も要因にはいるとも思う。当時のカルチャーはより高い学びの一つとして存在し、学歴の高い人はカルチャーを学び・娯楽として楽しんでいたように思う。多くの人が大学まで進む現代においては高い学びが多様化し、サブカルチャーまでもを高い学びとなる水準まで引き上げてきたと感じる。多様化し高度になったサブカルチャーが広まることで、必然的にカルチャーが社会を占める割合が減ってきたのではないだろうか。


こういった民俗学的なことはずぶの素人なので、前提知識もなく何となく考えた結果。自分の中でここらへんで落ち着いたのでした。
 もし、有識者のかたの目に留まることがあったのならコメントいただきたく思います。


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