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80. 終わりと始まり。

誕生日の前々日、胃腸炎になった。もう出るものはないというくらい、上からも下からも出して、布団とトイレを行ったり来たりした。同時に激重な生理痛で下半身が使い物にならなかったけど、どうしても病院に行かなきゃいけないと思って1人でハァハァ言いながら病院まで歩いて行ったら、診療時間がホームページより1時間短くなっててもう終わってた。7分くらいで歩けるはずの帰り道、道端で2回休憩して家に帰って、全部を放り出してベッドで引き続きうめいた。

誕生日の前日、朝起きたら生理痛は良くなっていて、ようやく病院に行けた。お薬をもらって家に帰って大人しく寝たりしてた。この日、もともと別の病院を予約してて、人生初のピアスを開ける予定だった。冬になるたび何年も、開けようかな〜とか言って開けなかったピアスを開けると決めて予約を入れたのがこの日だった。ちょっと迷ったけど、キャンセルしたら今年もまた冬が終わると思って、夕方、中身がすっからかんでふわふわする体で病院に行った。パチン、パチンって、10秒で開いた。


誕生日、やっと起きられるようになったので、ソファで映画を見たり、たまに満足気にピアスを触ったりした。あと家中に脱いだ服を洗濯機に入れたり、早めにお風呂に入ってみたり。ピアスの周りは洗ってくださいねと言われたので、洗った。

本当は、お泊まりに行ってディズニー映画を見て、ケーキを食べるはずだった誕生日。ビデオ通話を繋いでもらって、2日前にUberEatsが持ってきてくれたなか卯のプリンを食べた。
この3日間口にしたものの中で飛び抜けて甘くて、それがもうすごく嬉しかった。

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