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はじめまして。

人材エージェント歴10年ほどのしがないサラリーマン、U2と申します。

人材紹介の仕事をしていると、様々な出来事やちょっとしたおもしろ事件に遭遇することがままあります。
エージェント業に携わる方には「あるある」なことでも、そうでない一般の方にとっては面白がってもらえるようなこともちょこちょこあります。
ここではそんな他愛もない私の日常をつらつら綴って行こうかなと思います。
たーーーーまには、転職活動に役に立つような話もあるかも?

ゆるーく、徒然なるままに筆を走らせてみようと思いますので、野次馬的な感じでチラ見して行ってもらえると幸いです。

ここで書く話は、基本的には私や身近に起こった出来事に基づきますが、守秘義務の観点から個人や企業が特定されないように脚色していますので、あくまでフィクションとしてお楽しみください。

そもそも人材紹介業とは?

人材紹介会社とは厚生労働大臣から許可を受けた「有料職業紹介事業」のことを指します。プライベートでお会いする方に、人材紹介の仕事をしていることを話すと、10人に6-7人くらいの方から「人材派遣」と勘違いされたまま話が進むことがあります。そして話の成り行き上、誤りを訂正するタイミングがなかった場合などには、私は気が付けば「人材派遣の人」という認知をされることがよくあります。人材派遣は、人材派遣会社が自社の社員として雇用する従業員を客先の企業で就業してもらう形態のことを指し、そもそも認可を受けるための要件も全く異なります(紹介と比べると派遣の方がハードルがめちゃくちゃ高い)。まぁそんなこんなで、周りに人材紹介の人がいた場合には、「人材派遣」ではないことを分かってあげているとほんのちょっぴり喜ばれるかもしれません。笑 いちいち訂正するのも野暮ですしね。

人材エージェントってなんか怪しくね?

昨今、転職が日本に定着してきたこともあり、昔ほど怪しまれるようなことは少なくなってきたのかも知れません。転職サービスの台頭などもあり、ヘッドハンターという呼称を耳にする機会が増えた方も多いのではないでしょうか。でも一体何やってるかよくわからんベールに包まれた存在と思われる方も多いのではないかと想像します(自分が業界に入る前はそう思っていました)。すごく平たく言うと、企業から求人を預かり、適切な人材を入社に導き、その対価として報酬を得るという非常にシンプルな業態です。基本的にはそのプロセスの全てを人材エージェントが行うことになります。対応のレベルや質は人によって(会社というよりも人に依存する面が大きい。これ、結構重要。)千差万別で、技術やモラル、あるいはその両方が著しく欠如している方も中にはいるため、そのような方に出会ってしまうとどうしてもネガティブな感情を持ってしまうのが人の常と思います。悪い評判の方がより早く浸透しますので、業界全体にネガティブな印象を持っている方が一定数いることも理解しています。でも一方で、高いスキルとモラルを持ち、誠実で丁寧な対応をされるエージェントの方も多くいる事実も同時に知っておいていただきたいなと思っていたりします。ここで一つ小ネタを。

〇〇社には応募したことはありませんが?

ある技術者の転職者の方を企業側へ推薦する前段階で面談をしていたときのこと。経歴や希望を伺った上で、私が提案した企業のポジションに興味を持っていただけ、私経由で応募する意思を獲得することができました。そして、いざ企業へ応募することになり、企業の採用システム(人材エージェントのみに開放されている)へ登録手続きを完了したその瞬間。「すでに弊社システムに登録済の候補者様です」というエラーメッセージが。ご本人に事情を確認すると、「もしかしたら、この3ヶ月間の活動中にお話をした別のエージェントに勝手に応募されてしまったかも」とのこと。押しの強いエージェントがいる会社に心当たりがあるとのことで、企業側へ確認したところビンゴでした。要するにこのエージェントは本人の応募承諾を得ずに、預かった書類で勝手に企業へ推薦をしてしまっていたのです。恐ろしいですよね。一年間は同じルートでしか応募ができない、というルールが存在するため、結局その方は不本意ながらそのエージェント経由で選考を進めざるを得なくなってしまいました(最終的には合格に至らず)。そんな事態を極力避けるためにも、信頼のおけるエージェントのみに書類を提出するようにしましょう。

それでは今日はこのくらいで。また気が向いたら書きますね。
拙い文章を最後まで読んでくださり感謝いたします。

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