見出し画像

巡礼スタート

昨日、無事スペイン巡礼のスタート地点 サンジャンピエドポーに到着した。

サンジャンピエドポー 小さな可愛い村
建物が絵本の世界みたい
色合いが可愛いなぁ
フランスの村って感じがする

サンセバスチャンのバスターミナルからフランスのバイヨンヌに向かい、到着したら、2分後にサンジャンピエドポーに行くバスが来るとのことで滑り込みで乗車

バイヨンヌの駅前の建物も可愛かった
色がいいなぁ〜

これを逃したら今夜は遅くに到着、カミーノを歩く為の手続きをする巡礼事務所にも間に合わなかったので、ギリギリセーフです。

乗り換えがスムーズにいかず前泊することになるかな、と思っていたので 思いがけず全てとんとんといき、無事到着して手続きも完了。
今日から歩き始めることになりました。

巡礼事務所の前は巡礼に来た人でいっぱい
にこやかなお兄さんたち
カルバドス(りんごの蒸留酒)飲む?
って、一口くれた

でも、いつものことながらハプニングは付きもの

巡礼中は事務所で手続きをして、巡礼者手帳を購入すると アルペルゲと呼ばれる巡礼宿に泊まれるのです。

手帳を購入しないとアルペルゲには泊まれないと思っていたので、手続きが終わった後アルペルゲに向かおうとしたら 昨夜は村のアルペルゲが全て満室とのこと。おまけに、この小さな村のホテルも全て満室らしい。

事務所の方にbig problemと言われ ちょっと焦る私。でもなんとかするしかない。

考えていたら、私と同じような方が20人程いるらしく、村の消防署で雑魚寝でよければ寝させてもらえることになった。

初日から、消防署!(笑)

どうやら今年はコロナ後で、巡礼者の数がとても多いらしい。
夏のシーズンが終わったから落ち着いたかと思いきや 明日からの宿もちょっと不安。

そんなこんなで私と同じ境遇の人たちと消防署に行き、マットだけ用意してもらい寝た。

初日は消防署で雑魚寝

ありがたい体質なことに、しっかり熟睡できて、朝起きて出発。

出発!!
歩く人がちらほら

巡礼路はホタテのマークがあるし 歩いてる方も多いから迷わず行けるのです。

このマークを辿っていく

巡礼路はいくつもあって、今回私が選んだのは1番有名な道 フランス人の道。

約800km  一ヶ月と少しで歩けると言われている道です。

今日の予定は27km

なんと美しい村
フランスの村 いいなぁ
動物がいると立ち止まってしまう
美しい景色に何度も振り返る
ホタテ貝を付けて歩く

今日はほんとに面白い天気で、曇りからの晴れ間 そして突然の雨。そして虹が見えた。

山羊がたくさん!
後ろ姿も可愛い
雨が降って虹が出た
くっきり
こんな道をずっと歩く
ウォーリーを探せくらい たくさん
馬〜!!
四国カルストを思い出した 壮大。
いい道だなぁ
この多さに見慣れないから
団体さんがいる度に止まっちゃう

道中お店がポツポツあるかと思いきや ほとんどなく、大自然で動物の多い道で
絶景だけど、喉も渇き空腹も限界

ありがたいことに、途中飲み物のスタンドをドネーションでされてるところを発見。バナナとお菓子まで。
本当に助かった!

喉もカラカラな頃
ドリンクスタンド発見(涙)
ここにあってくれてありがとう
可愛い子たちと親切なマダム
やっと降ろせた〜
野生のベリー発見
美味しかった!

最後は2時間ほど、土砂降りの雷雨

初日から派手なはじまりです。

最後は歩くしかなくて、雷雨の中 靴の中もカッパの中も濡れてきたけど、淡々と一歩ずつ

7時間の予定が9時間かかった。

またまた雨
視界は真っ白
霧が綺麗!
木漏れ日が嬉しい
森の中へ
昨年歩いた光岳を思い出した
美しい苔。

本日の目的地 ロンセスバリェス

着いた〜〜
ここが大きなアルペルゲ

実は昨日、アルペルゲを予約しようと電話したけれど、スペイン語でわからず
オンライン予約しようとしたらクレジット決済のみで 日本のクレジットカードが何故だかどれも使えず。
結局、行くしかないと思い予約せずに来たのです。

案の定、入れなさそうで困っていたら、近くに予約してない方がいて声をかけてくれて。

その方が交渉してくれたら、ありがたいことに後3つベッドがあるとのことで泊まれることに。そして夕食もつけられることに。

あ〜ほんとによかった!!

全身もザックもびしょ濡れだったので、温かいシャワーを浴びて一息。

夜ご飯にはワインも出て 丸テーブルには多国籍な人がいて、飛び交う言葉はほとんどわからないけど楽しい夜だった。

スープにパン!ワイン!
魚にポテト!

お隣のポルトガルの女性と、仲良くなった。
スペインからポルトガルに歩いて抜ける予定なので、どんな国か楽しみだ。

イタリアの人たちは陽気だった。
中国の夫妻は、中国茶を飲ませてくれた。
今日200人程泊まってるらしいが 日本人は今のところ1人も会っていない。

1人、イタリアと日本のハーフという子が突然日本語で話しかけてくれた。見た目は外人さんだったから、びっくりだ。

困ったことがあれば聞いてくださいと言ってくれ 言葉が通じるって心強い。

結局、明日以降の宿も調べていたけれど 宿の情報がスペイン語なので翻訳機で翻訳したり、満室と出てきたり 予約は受け付けてなかったり。

若干不安ではあるけれど、進みながら考えようと思います!


今日、いつの間にかフランスからスペインに入っていたらしく 挨拶も、ボンジュールだったり オラだったり。

共通の言葉は、" ブエンカミーノ"

良い巡礼を!という意味らしく、すれ違う時にお互い言い合う。

言葉がわからない私はコミュニケーションが取れてないのだけど、せめてもと思いブエンカミーノだけは笑顔で全員に言うようにしている。

明日はどんな日になるだろうか

10kgのザック背負っての長い道のりはなかなかハードだけど、景色も出会いも味わって ずっと歩きたかった道を大切に歩こうと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?