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パシュパティナートとネパールの居酒屋

ネパールに来てあっという間に5日が経った。

日本人宿と書かれていた宿に2泊して、3日目からはすぐ近くのドミトリーの安宿に移動した。

今いる宿は、1泊約500円
今回の旅でも破格的に安い。
結構清潔で、スタッフさんも優しく快適ないい宿だ。
この宿もかつてネパールに暮らしていた友人の紹介だから、ありがたい。

同じ部屋の女の子たちはみんな一人旅。
国もベトナム、インド、スウェーデン、カザフスタンと国際色豊かだ。

ほとんどの人がトレッキング目的で来ているので、一人旅でバックパックを背負ってトレッキングしている彼女たちを見ると なんだか心強くて嬉しくなる。

左の子がベトナムから来てるタオちゃん。エベレストトレッキングが終わり、今日からインドに行くらしい。
右の子がマイツリーちゃん。インドのマイソールから来たという(私が熱を出して寝込んでた場所だ)

同じ部屋のスウェーデンの女の子は、アンナプルナのトレッキングから帰った後、高熱が出て数日間ここで寝てるとのこと。
多分デング熱だと思うと言っていた。症状がインドで熱が出た時の私と似てるので、気持ちがよくわかる。
(この時→ https://note.com/mons_mare/n/n7ba4830e4503

彼女もどのくらいでよくなった?と私に聞いていた。早く良くなるといいなぁ。

ベトナムの女の子は、3週間ガイドさんもつけず 1人でエベレストトレッキングをしてきたという。かっこいいなぁ。

カザフスタンの子は仕事をしながら色々な国を回っているよう。
カザフスタンの方に初めて出会った。思わず地図で確認。
なんて大きな国!

インド人の女の子から、ランタンというエリアに一緒にトレッキングに行こうと誘われた。

流れは突然。行ってみようかなぁ。


昨日、今日と若干の雨が降り この旅で初めて靴下を履いた。持って来ていた薄手のフリースを来てちょうどいいくらい。
夜は案外、寒い。

タイもインドも雨季ではなかったので、いつぶりかの雨に なんだか新鮮な気持ちだ
雨の後の空気は清々しい。

ネパールでの目的は、コーヒー農園に行くこととトレッキング

ずっと憧れていた山を、近くで見てみたい。

カトマンズに到着した日、空港で出会った日本語を話すケケさんがツアー会社をしているので、昨日は相談しに行った。

ケケさんに会う前に、念願の和食を食べに日本食レストランへ
カトマンズには世界中からトレッカーが集まってくるので各国料理が揃ってる。素晴らしい。

こちらの店に行ってみた。

宿の近くにあった。「和」
納豆もある〜!
まだまだあった。悩ましいメニュー

店内には欧米人と韓国人のお客さん。店員さんはネパール人

日本人のおじさんたちかと思ったら、韓国の方だった
"たくわん" の発音を聞かれた

メニューの豊富さにワクワクしつつ、選んだのは肉じゃが定食

待ってる間に温かいお茶と、小鉢が出された。
もう、これだけで感動。急須に感動。(笑)

あ〜温かいお茶がおいしい…

結構時間はかかったけれど、ついに肉じゃがとご対面

ご対面!!
味噌汁はインスタントだけど染み渡る
肉じゃが定食 700円くらい。

いやぁ、クオリティが高いです。全然、日本で食べる味と変わりませんでした。

フルーツまで!スイカの切り方に愛情を感じる
急須をとにかく写したい(笑)
店員さん。聞けば彼のお兄さんが料理人
お父さんの代からしていて、ネパールで和食を学んだとのこと

そしてケケさんの事務所に行き、トレッキングの日数や費用を相談した。

わかりやすい
ケケさん
ケケさんの後ろの窓から猿がバナナを食べて皮を落としていた(笑)

ネパールには沢山トレッキングコースがあるらしく、有名なのはエベレストとアンナプルナ、ランタンというエリアらしい。

今までは個人でも行けたらしいが この春からは外国人はガイドさん付きでないと行けない場所が増えたとか。
どのみち、1人で個人で行くのもちょっと不安なので、今どこに行くか検討中です。

ケケさんに色々質問をし、日も暮れてきた頃 ケケさんがパシュパティナートというネパール最大のヒンドゥー教寺院で毎晩お祈りがあるから行ってみようと連れて行ってくれた。

パシュパティナートは世界遺産にも登録されていて、ヒンドゥー教徒の方の火葬場でもある。

近づくにつれて、煙が見えてきてなんだか緊張感が走る。火も見えてきた。

今日 誰かの人生が終わったんだ。

カメラを向けるか躊躇したが、ケケさんが撮っていいとのこと。
立派なカメラを持ってる欧米人をよく見かけた。
火葬場で 犬が寝ていた

10年前、インドのガンジス川で人が焼かれているところを見た時を思い出した。

目の前を流れている 聖なる川とされているバグマティ川は、ガンジス川に続いているらしい

すごい数の人が集まっていて、マントラが唱えられ火が灯り 祈りの踊りをする方がいて、人々もマントラに合わせて声を上げている。

祈りの踊りを捧げる女性
川を挟んでこちら側にも向こう側にも大勢の人々
毎晩、祈りの儀式はあるらしい


圧巻の光景だった

ネパールはヒンドゥー教の方が8割らしく、仏教やイスラム教などを信仰する方もいるらしい
宗教観とか 生と死とか ケケさんのバイクの後ろで寒さに少し震えながら考えていた

いつかこうやって 誰しも姿形はなくなるんだな。いつか死ぬし 時間も戻らない。

今を大切に。今からを大切に。
やりたいことは 生きてる内に。

ケケさんが、トゥンバというネパールのお酒について教えてくれたので、興味を持ったらネパールのローカルな居酒屋に案内してくれた。

1人じゃ絶対行けなかっただろうな

トゥンバとは、ヒエを発酵させたものにお湯を注いで飲むネパールのお酒。トゥンバ用の入れ物があり、ストローで飲むらしい。

ローカルな居酒屋さん
トゥンバの入れ物
蓋を開けると、こんな感じ
たっぷりのヒエが入っているので見た目ほどお酒の量は入ってない。3回までお湯を足して飲むらしい

おつまみも色々頼んでくれた。

右が "チャトパテ" と呼ばれるネパールのスナックで、
ポン菓子にピーナッツ、トマトや赤玉ねぎ、グリンピース、そしてチャウチャウというネパール産のインスタントラーメンがくずして加えてあり、ライムの酸味とパクチーが効いてて美味しかった!
左はスパイシーなチキン
ジャーキーのような硬めのお肉とお米を潰して干したというシリアルのようなもの

お酒が飲めることがわかった私に、ケケさんがチャンというどぶろくのようなお酒と、ロキシーというネパールの焼酎(米やとうもろこしを原料に作られる蒸留酒)を頼んでくれた。

左がチャン、右がロキシー
チャンはさっぱりした乳酸菌飲料のような味
ロキシーもさっぱりしていた 度数が高そうな味
追加でスパイシーな砂肝を頼んでくれた
スパイシーといっても、ネパールの辛さはそこまで辛くない

せっかく頼んでいただいたのでいただいたが、お酒には強い方だがこの旅で初めて酔いが回った。

ケケさんも飲んでいたので親戚のおじさんという方に連絡してくれて、その方が宿まで送ってくれた。

今日は二日酔いだった。ほどほどにしよう(笑)

今日も雨が降っていたので、洗濯を手洗いしたり トレッキングのことを調べたりしつつ、宿にある食堂でダルバート(ネパールの定食)を食べて 先日カトマンズでコーヒー屋をしているかずさんに教えてもらった "ちくさ" というコーヒー屋さんに行った。

ダルバート
日本でいうお米におかず、味噌汁みたいな感じなのかな。
このボリュームで、175ルピー(178円)
いい感じの店構えだなぁ
カトマンズ 多国籍な店があって面白い町

今はネパール人の方がされているが 元々は日本人が経営されていたそうで、店内は昭和感漂う純喫茶。コーヒーもしっかり、深煎り

ミルクを入れたくなるくらいのどっしり深煎り
コーヒーは150ルピー(153円)くらいのところが多いのかなぁ。
右の方が今のオーナーさん

落ち着くお店でした。

夜ご飯は、またまたジャパニーズレストランへ(笑)

おふくろの味!
今日は野菜炒め

日本にいたら麺類や洋食 パンが多く和食は少なめの暮らしなのに、やっぱり自分は日本人なんだと再確認(笑)

今夜も美味しゅうございました!

帰りにクラフトビールとTRAIL MIXを購入
長野県のスーパー「TSURUYA」のトレイルミックスを思い出した
こちらのトレイルミックスは、レーズン・ココナッツ・カシューナッツ・アーモンド・デーツが入っている
帰りに見かけた三輪車

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