見出し画像

製作委員会方式が悪いわけじゃないかもだけどアニメーターは儲かってないらしいから新しい仕組みを考えた

アニメーターの収入が低いのはアニメが売れても還元されるような仕組みになっていないから

では、なぜ還元されないのか?

それは、制作会社が製作委員会に入っていないことが多く、アニメがどんなに売れても制作費のみしか制作会社には入ってこないからです。

なぜ制作会社は製作委員会に入らないのでしょう?

理由は簡単お金がないからです。

製作委員会方式というものは約3億かかるとされる製作費を複数の会社が出し合ってリスク分散しよう!というものです。

ですが、3億円という大金、10社で割っても3000万。

しかもこれでアニメが売れなくて赤字になったら大変です。

製作委員会に入る会社は大抵お金があるので10本やって1本当たったら万々歳
「今までの赤字分も取り戻せたねやったー!」となりますが、おそらくそこまで大きくない制作会社ではそんな大きなリスクは取れないでしょう。

というわけで

アニメーターに利益が還元される仕組みを考えました。

完全成功報酬型のアニメ制作会社です。

完全成功報酬型?なんぞ?なんなら今も固定給じゃないんだが?

今のアニメーターさんは1枚描くと〇〇円というような形で働いている方が多いと思います。

ですが完全成功報酬型とはまずアニメを作って貰い、そのアニメで出た売り上げをそのアニメを作ったみんなで分けようという仕組みです。

画像2(※50%という数字は仮です)

時系列で書き起こすとこんな感じですね

画像2このように変えたいわけです↑

この仕組みでアニメ制作を行うことで……

メリット1
アニメがヒットした場合、クリエイターへの利益の還元が充分にされる

メリット2
アニメの版権を自社で持つことが出来るので作品の二次利用を自由に展開できる

メリット3
制作予算が先に決定してしまうということがない

メリット4
版権を自社で持つため、様々な利権問題でごちゃごちゃしづらい

メリット5
会社としてのリスクも限りなく減らすことが出来る

メリット6
製作委員会方式と違い複数の出資会社をまとめる幹事会社を運営する必要がなくなるため、今までの製作委員会方式でかかっていた余分なお金が掛からなくなる

メリット7
自分が関わる一つ一つが完成度はもちろん自分自身の利益にも関わってくるため作品の質が自然と上がるのではないか


デメリット?1
(((最初から多くの人の協力が必須)))

デメリット2
印税のような形になるため、報酬を受け取るのが売り上げが出てからになる

デメリット3
クリエイターも複数のアニメ制作に関わることでリスク分散する必要がある

デメリット4
アニメの二次利用をうまくできる人が自分の会社にも必要

そしてこの仕組みプラスでフルデジタルにしようと考えています。

フルデジタルが必要な理由としては

売り上げが出た後に報酬が支払われるシステムのため今の仕事プラスαで始めなければいけなくなる方がほとんどだと思います。
しかし、その場合制作に必要な人数が必然的に増える事になるため、制作進行の仕事が絶対に追いつかないものになります。
そのためフルデジタル化が必須になるだろうと考えているからです。

さらにフルデジタル化すればメリットも生まれます。


フルデジタルにすれば

メリット1
フルデジタルにすれば1枚からでも参加出来るんじゃないか

メリット2
時間短縮

メリット3
制作進行が長生きできる


デメリットがあるとしたら
最初にまぁまぁなシステムを作る必要があるかもしれない
というのとアナログでやっている優秀なクリエイターさんに参加してもらいづらいこと
こんな感じでしょうか

最後に

ということで、考え中のものをばーっと書き出してみました。

言葉にするのが苦手なのでちゃんと伝えられたかわかりませんが(笑)

この考えをより良いものにして実現させるために色々な方のご意見をお聞きしたいです。
アニメ業界のことについてお話し聞かせてくれる方もお待ちしてます!

Twitterでアンケートを取ったりもしているのでよろしくお願い致します!

ここまで長々と読んでいただきありがとうございました!!!

この記事が参加している募集

眠れない夜に

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?