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濃厚すぎる1080日+αはタイムマシンで戻ったらまた味わいたくなる濃い味付けだった。

こんなに濃い味付けのする日々は、
意外と忘れた頃にまた味わいたくなる

【はじまりの話】

タイムマシンがあったらきっとまたこの高校時代に戻るのかな…。

みなさんはよく友人と食事をしたり、懐かしい話に花を咲かせるときはどんな話をつまみに美味しい食事をしますか?

【近況の話】【昔話】【恋話】【濃話】

最近は【クセのある話】という解釈でも通じるかな?

ここ最近はお店で大勢で飲み会をしたり、同窓会をしたりという時間が減ってきてしまっているが、またみんなで笑って話せる時が早く訪れるといいな。

特に濃い時間を共に過ごしてきた仲間とは歳をとっても同窓会という形で会いたくなる時が来る。

それだけ、みんなもその数年間を【濃い】と思っていた証拠だ。

さて話は進んでいくが、もうかれこれ20年も前になるが、友人からすすめられて始めた部活の話をしようと思う。

それが、いろんな意味で濃厚な時間の始まりだった。


【ぐうたらの話】

全くと言っていいほど運動はしてこなかった。

特に小学生の頃は、週一回だけならっていたスイミングスクールに行くのが嫌で、家に着く最後のカーブを曲がった瞬間に分かりやすく落ち込んでいた。

主に家でゲームをしてはお菓子を頬張る【ゲーム人間】のような感じだ。

ばっちりぷくぷくしていた。

体を動かすといったら、通学で歩くのと、授業で行う体育、あとは昼休みにみんなで遊んでいたドッチボールぐらいだ。

学校のクラブ活動もあったが、【バードウォッチング部】というひたすら散歩をして鳥を観察するというシュールな部に入っていた。

中学に上がる手前に友達に誘われてバスケットボールを昼休みにしていた時、中学に入ると本格的に【部活】というものがあると知った。

自分には姉がいるのだが、姉がバスケットボールをやっていて、何か姉と一緒のスポーツはやりたくないという変な意地があったが、それはすぐになくなり、結果、長くバスケットボールにはまって行くことになる。


【ぐうたらからの脱却】

さて本格的に動き出したんだが、最初は友人のトレーニングに自転車でついて行ったのが始まりだった。

全く運動していない状態からのスタートだったため、自転車でついて行くだけでもみるみるうちに体が絞られていき、きちんと動けるような体になっていった。


ただスポーツを全くやってこなかった為、何から何までよくからなかった。

ただやればやるほど、バスケットボールの楽しさにのめり込んでいき、がむしゃらに練習をしていた記憶がある。

練習メニューやトレーニング方法なども自分たちで決めて行っていた。

途中、タイヤを2〜3個引いた状態で校舎周りをひたすら走るという日が続いたりと、

『あれ??何部だっけ??』

と思うこともあったが、楽しくバスケットボールに打ち込む事ができた。

そこからバスケットボールに導かれるように高校へと進学をする…。


【濃い話】

まず、この高校3年間は濃すぎた。

先に行っておく。

強豪校と言われている多くの学校は

『そうそう』『あるある』

と頷いてくれている人は多いんじゃないかと思う。

社会人になっても感じることは高校での経験が今にとてもいきている。


○人間関係

上下関係・礼儀・チームワーク・個人主張

たくさんの基盤ができた。

先生より先輩の方が怖かったなぁ〜

当時は置かれている立場などもあるので、きちんとその人その人の

役割を理解し、意識して行っていたように感じる。

高校を卒業してから会うとまた違った印象になっているのはいうまでもない。


○精神的・肉体的強さ

毎日毎日一緒にいて、同じ時間を過ごしていれば色々な事がある。

むしろなければおかしいですよ!

正直ここが一番、今の自分には大切な要素になっている気がする。

何ごともポジティブに、高校の部活よりも辛いことはない、当時はライバルに対して【嫉妬】などの感情もあったが、社会に出て、人はそれぞれ持っている良し悪しは違うということ、それをフラットに見れるようになったかなと思う。

なので自分に持っていない物を持っている人に会うと純粋に【すごい】と思う。


○腐れ縁

まぁここですよね。

濃い話で欠かせないのはこの【腐れ縁】てやつですよね。

ドラマでも盛り上がる学園ドラマの1・2・3は大体

恋愛・スポーツ・ヤンキーじゃないですか?

高校生活の部活はおそらくこの3要素が入っているんじゃないかな?

そりゃ濃いですわ!!


そんなこんな365日中360日は一緒にバスケットボールをしていた。

色々所に合宿や遠征に行ったり、特に海外に遠征をしたときは楽しかったなぁ〜

高校入学前にも中学生の自由登校の時からすでに高校の部活に行っていたので日数でいうとかなりの日数になるかな?

引退後も後輩の相手等でバスケットボールはしていたので、エンドレスバスケットボールといった感じだ。

その後も専門学校・クラブチームとバスケットボールは続けている。

最近はあまりバスケットボールはできていないんだが…。

とにかく濃厚な高校生活だった。


【最後に】

よく、会うとすぐにその時代に戻れる。

なんていう人が多いが、まぁあながち間違いではないかなと思う。

それだけ密度の濃い時間を一緒にいたんだからさ。

飲みの席でよく話題に上がるのは

【もし違う高校に行ってたらどこに行ってた?】

【どんん感じになってたかな?】

たられば話で一盛り上がり。

その後は結局、まぁまた結局同じ高校に行くでしょ。

という話でまとまる。


結果みんな、恥ずかしがりながらも

あの濃い時代が好きみたいだ。

印象が強い濃い味付けは忘れたくても忘れられない

中毒性があるのか。


人と会うにも時間も力も色々と使って会いに行く。

これからも濃い時間を定期的に過ごしていきたいな。

濃い味つけでも耐えられるように健康にね。

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