④-2「登場人物」を紹介してみます
どうも、前回の稽古場レポートにてまる二日かけても完成しなかった「家系図」を晒した山田ですが、今回はシンプルに役柄を紹介したいと思います。
まずは復習も兼ねて作品のご紹介↓↓
15年ぶりの再演。今回はシンプルで詩的な説明になっています。
(※注 戯曲自体は大きくは変わっていないそうです。)
でも、中にはこう思った人もいるんじゃないですか、「なんの話だろう?」と。
僕は、正直に申し上げると、最初は学校のいじめをテーマにした作品かな〜と思っていました。(すいません)
なので今回は、この作品を初めて観る方向けに、簡単に登場人物を紹介します!
まずは6人兄弟の長男
勝(マサル) / 奥村泰彦さん
六つ子の中で最も権威のある存在、長男。
長男の言うことは絶対。長男こそ正義。
1人家に残り、書家として活動しながら父の面倒を見ている。
奥村さん演じる勝が女性に色目を使うシーンがあって、これが本当に面白い。セクシーな目線遣い(の演技?)は伝統芸能レベルです。(演出の土田さんによると、これは奥村さんの「先天的な才能」らしいです。)
でもちゃんとお兄ちゃんに見えるのが不思議。おかげで下の5人がしっかり弟に見えます。
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そんな長男の座を狙っているのは、
次男
悟(サトル) / 水沼健さん
新しい遊びを考え出すことでムードメーカーの役割を担ってきた次男。ずっと長男の憧れを抱いている。
「将来の夢は長男」、異常なまでに長男に執着する次男。設定だけでも十分に面白いのですが、悟役の水沼さんがさらに濃い味付けをしています。
MONOさんの公演を観たことがある人ならば水沼さんの強烈なキャラクターをご存知のはず…!
無駄に見えて、必要不可欠な面白要素がたくさん散りばめられています
今風に例えるなら、薄めた佐藤二朗さんと竹中直人さんを混ぜ合わせて仕上げにすりつぶした高田純次さんをひとつまみ振りかけたような……なんでもないです。
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そんな次男を夫にする
内縁の妻
家永 真知子 / 石丸奈菜美さん
どことなく母と似ていて優しい次男の妻。改まった場面では尊敬語がおかしくなってしまう。
クセのある人物だが物語を進めるキーパーソンでもある。
「切り替え」の激しい真知子を演じるのは、2018年よりMONOさんに参加している石丸奈菜美さんです。
稽古は真冬に半袖、それでも一番汗をかいています。それほど舞台上を激しく動き回っておられます。すごい持久力!
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次回、3男紹介します!
MONO『なるべく派手な服を着る』
作・演出 土田英生
出演 奥村泰彦 水沼 健 金替康博 土田英生 尾方宣久 渡辺啓太
石丸奈菜美 高橋明日香 立川 茜
伊 丹|AI・HALL 伊丹市立演劇ホール 2023年2月22日(水)-2月26日(日)
東 京|吉祥寺シアター 2023年3月3日(金)-3月12日(日)
豊 橋|穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース 2023年3月18日(土)-3月19日(日)
四日市|四日市市文化会館 第2ホール 2023年3月26日(日)
大 府|おおぶ文化交流の杜allobuこもれびホール 2023年3月28日(火)
公演情報>> https://c-mono.com/stage/
チケット>> https://c-mono.com/ticket/
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