MONO

1989年、立命館大学の学生劇団OBにより「B級プラクティス」として結成。1991年に…

MONO

1989年、立命館大学の学生劇団OBにより「B級プラクティス」として結成。1991年に「MONO」に改名。 noteではMONO公演の稽古場レポートなどをお届けしてまいります。 次回公演は『なるべく派手な服を着る』が2023年2-3月、伊丹・東京・豊橋・四日市・大府にて。

最近の記事

⑤MONOさんの魅力は「かわいいおじさんたち」

いよいよ明日から初日ですね。 約1ヶ月半稽古場にお邪魔して、みっちり勉強させていただきましたが、今回の記事をもって一旦、この「稽古場レポート」は終了となります。このnoteはこれからも不定期で更新される予定なので、よろしければフォローしてくださいね。 さて、最終回の内容ですが、最後はMONOさんの魅力について語ります! 演劇というと「文化をたしなむ」ようなお堅い感じを抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、どちらかというとMONOさんの作品はテレビドラマに近いような感じなん

    • ④-4「登場人物紹介ラスト」

      さてさて、今回のレポートで登場人物紹介がいよいよ終わります。残るは、忘れられた5男と愛され6男、5男の彼女の御三方です。 『なるべく派手な服を着る』それは5男のこと。影が薄いのか、周りが濃いのか、いつも忘れられてしまう5男、一二三(ひふみ)。だからなるべく派手な服を着るようにしている。 演じるのは、派手な稽古着を着ていらっしゃった 一二三(ひふみ) / 尾方宣久さん尾方さんについては、前にも書かせていただいたのですがとてもお若く見えてしまうんです。 前回公演『悪いのは私

      •  ④(番外編) 稽古場に舞台が?!!

        ※記事の見出し画像は初演時の舞台模型です。 1月某日の大雪のあと、久しぶりに稽古場を訪れた時のこと。 ガチャリとドアを開けると,,,,, なんですかこれは!!柱とドア、様々な高さの床が出現していました。 舞台さんが、本番と同じ寸法の仮舞台を設置してくださったようです。 お稽古をしている部屋は同じですが、高さや壁が加わるとこうも空間の印象が変わってしまうのですね。 匠もびっくりのビフォーアフターでございます どうやら演じる方からするとこれまで以上に想像力が掻き立てられ

        • ④-3「登場人物紹介」の続き

          前回に引き続き登場人物を紹介します。 今日は久里家6人兄弟の3男と4男、4男の妻についてです! まずは有名写真家として活動する3男、隆です。 隆(タカシ) / 金替康博さん自由でアーティスト気質な三男。有名写真家として活動している。そのきっかけはこの家族にあった。 ファインダー越しに自らの家族を俯瞰している。 金替さん、引きの演技のバリエーションが豊かで面白いです。周りは個性的なキャラクターが多いので、金替さんの受け流しかたが印象に強く残ります。稽古場で強烈に面白かっ

        ⑤MONOさんの魅力は「かわいいおじさんたち」

          ④-2「登場人物」を紹介してみます

          どうも、前回の稽古場レポートにてまる二日かけても完成しなかった「家系図」を晒した山田ですが、今回はシンプルに役柄を紹介したいと思います。 まずは復習も兼ねて作品のご紹介↓↓ 15年ぶりの再演。今回はシンプルで詩的な説明になっています。 (※注 戯曲自体は大きくは変わっていないそうです。) でも、中にはこう思った人もいるんじゃないですか、「なんの話だろう?」と。 僕は、正直に申し上げると、最初は学校のいじめをテーマにした作品かな〜と思っていました。(すいません)

          ④-2「登場人物」を紹介してみます

          ④-1「6兄弟」の家系図を整理してみる

          この日の稽古は大雪でした。10年ぶりの大寒波らしいです。 交通機関が遅れたり、雪で渋滞があったりしました。 僕は大阪に住んでいるのですが電車が止まり、お休みをいただきました。 その代わり、この稽古場レポートを書くことにしました。 時間を有意義に使おうと考えついたのは、今作品の『家系図』を作ること。 今回の『なるべく派手な服を着る』は、6人兄弟の家族を主題にした作品です。複雑な関係性がお楽しみポイントなのですが、なんせ僕には誰が誰やら覚えるのが難しい。 そこで、一度登

          ④-1「6兄弟」の家系図を整理してみる

          ③『なるべく派手な服を着た尾方さん?』

          そもそも今稽古されている『なるべく派手な服を着る』ってどんな作品なのだろう?? 初演の時のあらすじを調べてみると 6人兄弟のうち、上4人と末っ子が仲良しで5男はいつも忘れられている。5男はなるべく派手な服を着るようにしている。。。 例えると、兄弟の場合に、親が末っ子を溺愛していて、兄が寂しい思いをするのと似ているのでしょうか。なんかわかる。 そんな難しい役を演じるのは 尾方宣久さん。初演と同じく、5男:久里一二三(くり ひふみ)を演じます。 僕が初めて尾方さんを

          ③『なるべく派手な服を着た尾方さん?』

          ②再演に向けて試行錯誤

          本読みから数日後、稽古場ではすでに立ち稽古が始まっています。 「前は〜」と言いながら動きの確認をしている皆さん。 今回の『なるべく派手な服を着る』は過去公演の再演だそうです。 「初演から何年ぶりなんですか?」と聞くと、、 なんと15年前!!だそうです! 思わず「15年前?!」と聞き返してしまいした。 初演は《2008年》、、皆さん何をしていたか覚えていますか?(その時、僕は9才で仮面ライダーとかよく見てました) 一度身体に通したものは、染み付くものなのか、「前は〜

          ②再演に向けて試行錯誤

          ①【稽古場レポート】を始めました!(始めました)

          ある日、大学生の時からお世話になっている演劇の裏方スタッフの方から 『今度、ウチの劇団で公演があるんだけど、稽古場に来てみないか?』と、お声がけをいただきました。 「えっ??いいんですか?!」 「行きます!」 ・ ・ ・ そして1月某日 「本読み」があるとのことでお邪魔することに。 稽古場に到着! あ、緊張してきた 薄暗い廊下の突き当たり…… 一番緊張する場所にあるし怖くなってきた ゴゴゴゴゴ… 意を決して、扉を開けてみると、 本読み始まってるぅ〜 皆さん

          ①【稽古場レポート】を始めました!(始めました)