地震と暮らす日本

先日また少し大きい地震が東北にありました。
その後、和歌山でも少し大きい地震があって恐怖を感じた方もおられたのではないでしょうか。

僕は小さい頃に阪神大震災を経験している。経験していると言っても被災したレベルではない。大きく揺れて棚のものが落ちたり、床に寝てたので電話が頭に落ちてきたのを覚えている。

そして東北の震災があった時の第一報を聞いた時、「いうても阪神大震災より大きい地震は生きてるうちに遭うことはないだろう。」と簡単に思っていた。

実際は想像を絶するとんでもないことが起きていた。

阪神大震災では津波はなかったのだ。
正直映像を観て恐怖した。

人間ではどうすることもできない力に振り回されているようだ。

地震がずっとある国で生まれ育ってきてそんなニュースも見てきた。
そんな中、数年前に韓国に行ったことがあった。

とある会社の偉い人に接待されていったので、色々根掘り葉掘り聞けた。

カンナムのあたりがすごいスピードで開発が進んで、この10年ほどで高い建物がバンバン建ったというのだ。

なんとなく、「耐震とかってどうなってるんですか?」と聞いてみた。
そうすると「私は生きてきて地震にあったことがない。」というのだ。
40過ぎのひとだったと思う。これにはなかなか衝撃を受けた。

そもそもないものに耐震も何もないのだ。
だから、中国なんかではまれに起きた地震で手抜き工事が発覚したりするのだそうだ。

地震が嫌なら地震のない国に行くという選択肢も必要なのだ。
要するに大陸の国ということになる。

しかし、それぞれいい点悪い点というのがある。

大陸の国は地震がないのでいいように見える。
しかし、

歴史が残りにくいのだ❗️

陸続きで四方から侵略を受ける環境になる。
地震以外で韓国で衝撃を受けた言葉がある。

「このお寺はすごく歴史があって、
建ってから100年も経っているんです❗️」

僕は「う、うん...」と言った。

近畿圏にずっと住んでいる僕としては1300年以上の歴史のある東大寺や法隆寺も見て育ったし、仏像が好きな僕としては薬師寺なんかも国宝がわんさかあって、それらも1000年からの歴史がある。

そもそも京都だったら100年経っていなかったら『老舗』と行ったら笑われる。

「わこうおすなぁw」

と言われること受けあいだ。
その辺の店でも100年ぐらいの歴史のある店はゴロゴロしている。

しかし、いろんな国から侵略を受けていた韓国としては100年残っているだけでもすごいのだ。確かにそれはそうだ。侵略した国の中には日本もあるだろう。

日本はそれほど文化財を壊したりしないが、宗教などがからむと文化財の破壊が横行する。そうなると、長い歴史は育まれないのだ。

僕は日本の歴史あるところがすごく好きだ。
だから日本人であることに誇りを持っている。

しかし、災害が多いのも事実だ。
老後はどこに住むかも考えておいたほうがいいかもしれない。

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