このままだと長期的に医療が崩壊します
前回こんな投稿をした。
医療逼迫そもそもの問題
国が医療を軽視して、医療従事者にひずみを与え続けてきた結果が今回の医療逼迫につながっているという話をした。医療業界は有事に備えてお金を落としていないといけない業界だったのだ。
別業界で同じようなことが起きたことがある。それはゼネコンだ。
道路族と言われるような道や橋を作っていたり、工務店と言われるような仕事をしているひとたちの総称だ。
正直僕も年末の忙しい時期にいらない道路工事ばっかりしやがって無駄な金の使い方するんじゃねぇと思っていました。
なぜそういった職種のひとにお金を落とし続けなくてはいけないのか?ということなのだが、それは
日本が災害大国だから⚡️
だ。
民主党政権の時に事業仕分けがあって道路族に落ちるお金が少なくなり、
大きくリストラが進んだタイミングがあった。
ゼネコン系の会社はある世代のひとがごっそりいなくなったのだ。
少し上の世代。維持するのにお金がかかるぐらいの人たちだ。
そして、東北の震災が起きる。
そうするとここでひとが足りないということが起きてくる。
それも現場をしきることができるレベルの人材が足りないという事態になる。
なんとなく首を切った人を雇い直せばいいと思うひとも多いだろうが、なかなかそうはいかない。雇っていなかった間の保険料も払わないといけないルールなのだ。
それが足かせになって雇いもどしもできない。結果、復興が遅れることになるのだ。阪神大震災のときはもっと復興が早かった。
有事の時のために普段からお金を落とさないといけないところというのはあるんだなぁということをここで知る。
会社や雇用の維持のために年末の道路工事はされていたのだ。
もうちょっとなくすことはできるとは思うが、意味がなくはなかったのだということを知った。
それがあっての新型コロナウイルスなのだ。
ゼネコン以上に維持にお金をかけるべきだと僕は思う。
医療費を削減したいなら
僕が考えるベスト新型コロナウイルスの政治判断
で、投稿したように高齢者や有病者を見捨てる判断も必要だと僕は思う。
安楽死や尊厳死も僕はあっていいと思っている。
医療従事者としてどうかと思う人もいると思うが、
ずっと医療に携わってきてそう思うのだ。
政府に限らず、個人でも不満を漏らしている人はあれもこれもしようとしている人が多いように思う。
何かを捨てる判断が重要なのだ❗️
なんでも手に入れようとするから持ちきれなくなる。
キャパオーバーなのだ。
足るを知るということが苦しみから逃れる第一歩なのかもしれない。
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