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坂本龍一さん死去

坂本龍一さんが亡くなられました。
中咽頭がんをされてから寛解していたようなのですが、6年以上あいて大腸がんになられたそうです。
この場合基本的には再発転移ではなく、新しくできたと思う方が妥当でしょう。
そして、去年末に出されたコメントを見ていると「がんと生きていく。」とされているので、おそらくステージⅣで余命宣告をされ、積極的な治療をするというよりは、終末期治療を望んだのではないでしょうか。
この選択に正解不正解はありません。
強いていうならそのひと自身が考えて出した答えは全て正解です。
最期まで音楽を作っておられたと報道がありました。

僕は芸術家というひとを尊敬している。
0から1を生み出すということを素晴らしく思っているし、ましてや僕が全く何もできない音楽に関してとなるとその尊敬はもう計り知れない。
多分凄さを理解できない。

僕が個人的に好きな坂本龍一さんの曲は「戦場のメリークリスマス」だ。
「ライディーン」も坂本龍一さんの作曲だったのを知らなかった。
「ライディーン」と聞いてピンと来ていたなかったが、曲は聞いたことがあった。
昔F1か何かに使われていたような気がするが、定かではない。

朝から坂本龍一さんの訃報が各メディアに取り上げられている。
その中で戦場のメリークリスマスの逸話があった。
坂本龍一さんは戦場のメリークリスマスで役者として参加している。
ミュージシャンなので、役者は初めてだったそうだ。
その中で大島渚監督に「音楽も任せてほしい。」と直談判したそうだ。
それに対し大島渚監督は「では、お願いする。」と即答したそうだ。
その後、坂本龍一さんはアカデミー賞やグラミー賞を受賞することになる。

大島渚監督がここで即答しのが凄過ぎると思うが、
その後大島渚監督の葬儀で弔辞で坂本龍一さんは「私を作ったのはあなただ。」と言っている。
世界の坂本になるきっかけだったようだ。
有名な人には往々にしてこういった逸話がある。
当然僕にはない。

坂本龍一さんは喫煙家で中咽頭がんになる前はかなりタバコを吸っていたそうだ。
タバコを推奨するような学会だか団体だかに所属していて、そこに名前を連ねているのを見たことがある。他には養老孟司さんとかもいた。賢い人も自分の都合のいいデータを拾うんだなぁと思ったことをよく覚えている。

僕は喫煙反対派なので、共感はできないが、喫煙が中咽頭がんのリスクを上げるということは間違いない。
喫煙推奨派の人たちはよく使う喫煙は肺がんと関係ないという話の反証はいずれ書こうと思う。今回は故人を尊びたい。

坂本龍一さんは亡くなった。
しかし、作品は残っている。
そしてその作品に影響を受けたという人は世界にごまんといることだろう。
そうなると坂本龍一さんは死んだのか?
肉体は滅びたかもしれない。
しかし、坂本龍一さんの精神や波動はこれからも世界に影響し続けるだろう。
そして坂本龍一さんに影響を受けた人がまた次の新しい世代へ影響を与える。
そうして坂本龍一と言う名の波動は受け継がれていくことだろう。

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