植草歩選手におけるオリンピック空手道競技パワハラ被害問題

植草歩選手という選手が香川政夫氏を相手取ってパワハラ被害を訴えたということがニュースになっていた。

僕は空手道競技に長く携わっているのでこのことについては大いに論じていきたい。

植草歩選手は空手道競技においては有名な選手で、『空手会のきゃりーぱみゅぱみゅ』と言われているような可愛い選手だ。しかし、女子重量級の最強選手で、とても可愛いというレベルの選手ではなく、世界ランキングも1位のトップ選手だ。

そして、香川政夫氏は空手道業界においては重鎮で、帝京大学のお偉いさんだ。空手道業界では知らないひとはいないくらいの重鎮で、息子も男子重量級の組手のトップ選手だ。

そして、植草歩選手は帝京大学出身で香川氏のお膝元の選手で、その恩師(?)にあたる先生を訴えたということになる。

これは業界的には本当にすごいことで、香川氏を的に回すということの意味と、それを敵対したグループではなく、帝京大学内で出てきたというのは驚きを禁じ得ない。

香川氏が竹刀で選手を突いたとか、他の監督からせめて竹刀の先にスポンジとかつけるとかなんとかできないかという提案に「ワシは加減できるから大丈夫や!」と言ったとかいう内容だ。

これは植草歩選手側からのみの言い分だけなのだが、間違いないと思うし、誇張もされていないと思う。正直、空手の練習で棒で突くというのはあるあるだし、自分の実力を過信した老害は唸るほどいる。

ここであえて言いたいのは、そんな老害ばかりではないということだ。僕はおじいちゃんの空手の先生で尊敬している人は多くいるし、そういった方は本当にこちらが自動的に頭が下がるぐらい素晴らしい人間性をしている。

そして、ここで問題なのは老害が力を過信した結果、選手に重大な怪我(眼窩の骨折と脳震盪)を負わせて、謝罪もろくにせず、反省もしていない点だ。

正直、帝京大学出身でありながら、香川氏を訴えた植草選手は後輩のためにしたと思う。年齢的なことを考えても東京オリンピックで引退を考えている植草選手はあと数ヶ月我慢すれば終わるのだ。

どうもそれすらも厳しいぐらいひどい仕打ちを受けていたようだが...

僕は空手道のおかげで救われたことが多くあったので、
空手道界には発展をしていって欲しい。

そのためにも今回の件で老害を一掃して欲しいのだが、果たして...

正直植草選手はレスリングの伊調馨選手のように村八分になってしまわないか心配している。

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