子供は自分の写し鏡

武術研究家のモノノフです。子供、特に乳幼児は天才です。それを凡人にするかそのまま天才に育てるかは親の責任です。
頭のいい悪いに関しては遺伝の要素が大きいとされています。それでも学校教育レベルであれば普通は理解できます。理解できないのは周りの大人の責任です。学校のせいにする親がいるようですが、僕は親の要素の方が大きいと考えています。特に現代社会においていうと。
ただ、これは頭の使い方とかはテクニックの話であって、後からでもどうとでもなる話なのです。子育てに大事なのは

ポテンシャルを最大限まで使える身体に育つこと

です。これは『肉体』、『精神体』、『感性』を育てることが非常に重要だと考えています。僕は今までの投稿で『肉体』と『精神体』がしっかり同じ位置にある『統一体』が正しいあるべき位置だと投稿してきました。生まれたばかりの子供は原則『統一体』です。だから、何もしてないのに周りに力を与えるし、笑っただけで周りが幸せになるのです。

子育ての過程で『肉体』と『精神体』が分かれていき『統一体』から離れていきます。親が子育ての過程で『統一体』から離してしまうのです。例えば、虐待なんかがあると『精神体』は『肉体』の位置にいたくないので、大きく離れてしまいます。あまりに離れすぎると精神疾患になったりします。僕の位置付けでは『精神体』が離れすぎて『肉体』が『精神体』を見失って、仕方なく新しい『精神体』を作る行為が統合失調症だと思っています。

その理論で、子供に自分の『肉体』の位置をわかるためにスキンシップが必要で、『精神体』の位置をわかるために無条件の愛が必要なんだと思っています。

科学的根拠のないような持論はここまでにして、科学的な話をしましょう。子供にはミラーニューロンというものが強く働いています。大人でも働いていますが、子供は特に強く働いています。これは何をしているかというと、

周りの大人を見て自分がどう生きるかを勉強している

のです。一般的にどうとかそういうことではありません。自分の周りの大人を見ているのです。アインシュタインは面白いことを言っています。

常識とはそのひとが18歳までに集めた
偏見のコレクションである

と言っています。言い得て妙なところです。この意見に僕は賛成です。できない上司がよく言いますね。

「こんなもの常識だろう!」

部下は常識じゃなかったからできなかったのです。できない上司の常套文句です。できる上司ならできなかった原因を探りできるようにシステムを作るのです。

話を戻して子供についてですが、子育ての間に子供は周りを見て常識を作っていっているところなのです。その子供の中の普通を作っている真っ最中なのです。そこで周りがいい行動をとるか取らないかでその子供の人生が大きく変わります。

親が周りに横柄な態度をとって自分の意見を押し通すひとだとどうでしょう?
子供はそうやって自分の意見を通すものなのかと学習するのです。そうしたら横柄な子供になり、周りの子供から嫌われ、自分が何故嫌われているのかわからず、周りに当たり散らすような大人になっていきます。

必然なのです!

僕はずっと子供の寝かしつけを担当していました。寝かしつけに関しては妻より上手な自信があります。僕が寝かしつけを担当すれば、その間に部屋の掃除や洗い物が片付くと妻にも喜ばれていました。それまでに寝る1時間前からテレビやタブレットを見せないなどの対策もしていましたが、絶対的にうまくいくコツを僕は持っていました。それは

一緒に寝ること

です。大人のマネをしているので、寝ている大人の横では眠たくなるのです。大人でもイライラしているひとの横で寝られますか?僕は無理です。中には寝れるひともいるとは思いますが。後、スマホを見るのもよくありません。明かりがあると子供はそちらに注意がいきますし、ブルーライトのせいで脳が覚醒してしまいます。

よく寝かしつけをしているお母さんで「子供が全然寝ない!」って言っているお母さんがいますが、お母さん自身がスマホを触ってることが多くあります。そうなるともはやマッチポンプです。自分でトラブルを作っています。
「良くないよ」と理由も優しく説明しましたが、「その時間ぐらいしかスマホを触る時間がない。私の癒しの時間はそれだけだ!」とのことでした。スマホ触らずに早く寝かしつけた方がイライラも減るし、スマホを触る時間もできると思いましたが、本人がそうだというならそうしたらいいと思います。僕の話はあくまで提案で取り入れるかどうかは自分が判断したらいいのです。

子供は本当に大人をよく見ています。「勉強しなさい!」と言っている親は家で勉強していません。親が毎日のように本を読んでいるだけでもいいです。家で勉強する、何かを学ぶ行為をしていたらそれが子供の常識になり、勉強するのが普通になるのです。それが全てだとは思いませんが、偏差値の高い大学に行っている子供の親は読書習慣があることが多いそうです。そらそうねという話ですが、それができないから子供が勉強しないのです。スマホ片手に子供の顔も見ず「勉強しなさい!」とか親に言われても子供からしたら、どの口が言っているんだと思うだけです。

東大卒の親の子供は東大ないし、偏差値の高い大学に入ることが多いのですが、単純に遺伝だけの問題ではありません。東大に入るための生活習慣が子供の常識になっているだけです。

子供に偉そうなことを言う前に大人が自分の生活を律する必要があると僕は考えています。

モノノフ

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