阿部一二三選手、阿部詩選手兄妹揃っての金メダルおめでとう🏅

なんやかんやでオリンピックが始まりました。
色々ありましたし、反対派の意見もわかるのですが、
やっぱり開催されてよかったと思います。

まずは妹の詩選手ですが、決勝戦は難敵プシャール選手。

準決勝まではトントンと一本を取ってきた選手です。
黒人特有の瞬発力を駆使した奥襟をとるスタイルで、
勝ち進んできました。

以前に詩選手の連勝を止めたのもプシャール選手でした。

実際決勝戦でも詩選手が何度も奥襟を取られる厳しい展開がありました。

しかし、苦しい時間を耐え続け、反応し、時間が3分ほど経過した頃、
プシャール選手の動きが悪くなってきました。

スタミナの問題だと思われます。

決勝戦までの試合でも、かなり長い時間戦ってきた詩選手、
決勝戦までの試合もポンポンと勝ってきたプシャール選手、
詩選手の方がかなり長い時間戦ってきました。

しかし、それでもなお体力でプシャール選手を上回ったのです。

相当な練習量を伺えます。

プシャール選手も悪くはなかったのですが、
試合当初ほどのキレは動きの中からなくなり、
精度が下がってきていました。

それに対して変わらない精度で戦う詩選手。

正直時間が経つにつれて流れは詩選手でした。

延長戦になり、ゴールデンスコア方式になり、
崩れ袈裟固めによる押さえ込みで一本。

変形の肩固めかと思いましたが、
崩れ袈裟固めだそうです。

技ありで勝ちだったのですが、
きっちり一本まで固めるというところにも練習量を感じました。

素晴らしかったです🏅

そして一二三選手ですが、
決勝戦は相手が攻めてきてくれる選手だったので、
まだなんとかなりました。

準決勝では相手が消極的な戦略で攻めキレないという場面が多かったです。

世界的に見ても阿部兄妹は強いので、
チェックされて当然なのですが、
かなり厳しい戦いを強いられていました。

阿部一二三選手と言えば、担ぎ技が有名。
相手は手前に崩されることを嫌がる形になります。

その中で磨いてきたのが、
足技です。

相手を後ろに崩してかける技を磨いてきたのです。

それまでの試合も相手が担ぎ技を警戒するあまり後ろに体重をかけたところを、
外からかけるなどしてポイントを取っていました。

決勝戦でも同じ流れで技ありが取れたのです。

非常にうまかったです。
担ぎ技も警戒しないといけない以上そうなってしまいます。

本人はプレッシャーなかったとおっしゃっていましたが、
そこはさすがトップアスリートですね。

代表争いをした丸山選手のことや、すでに金メダルを取った妹の詩選手のことを思ったら、金メダル以外許されないという状況でした。

そこでキッチリ金メダルをとるあたりが、
阿部一二三選手の阿部一二三選手たるところではないでしょうか。

非常に感動しました🏅

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