見出し画像

かみ合わせで身体のバランスは崩れるのか?

あるトレーナーさんから疑問を投げ掛けられた。

「かみ合わせが変わると身体のバランスが崩れませんか?」

というのだ。
僕は崩れることもあると思っている。

どういう事例であったかというと、あるプロサッカー選手が歯科矯正を始めてから筋肉のトラブルがめちゃくちゃ出てきたというのだ。

少しの調整でも異変が出ることがあるが、その人の矯正はかなり大掛かりなものだったらしい。

今までかかとのいいところに重心が来ていたのに、足の母指丘のあたりに来て、
脚の前側に緊張が強く入っているらしい。

かかとに重心がきていて脚の前に少し緊張があるのは問題ないが、脚の全面の前側に緊張がきているというのだ。

僕は聞いた。
「前十字靭帯は大丈夫ですか?」

前面に筋肉の緊張がきていて、プロのサッカー選手ほどの出力のあるひとだと、当然前十字靭帯にトラブルが来るのではなから老化という推測からだ。

「はい。2度切っています。」

でしょうね。むしろそれで手術や、それからの復帰などもある状態で、プロでやれているだけ本当にすごいと思う。

歯の矯正は2回目の靭帯切断後に始めて、より具合が悪くなっているようだった。

プロの選手は選手生命があるので、その期間中に歯科の矯正をするということにリスクがあると考えた方がいい。

学生で少しスポーツやってるぐらいなら問題ないと思うが、トップアスリートになると、なかなかそうもいかない。

少しのかみ合わせの誤差で、首が傾き、その緊張がさらに無意識に代償的な緊張を違う部位にうむ。

今回の場合はその結果が前十字靭帯の断裂なのだろう。

怪我さえなければ障害は必ずしも悪いことばかりではない。

サッカー選手の場合、脚の長さが違うことによって独特のリズムをうみ、すごいドリブラーが生まれることがある。

メッシやマラドーナなどがその部類に入ると思う。

障害は必ずしもマイナスではないのだ。
その障害に折れずに好きなことを突き進むことが新たなオリジナルを生むことがあるのだ!!!

向き不向きはある。才能のあるなしもある。トップアスリートの世界は無情に厳しい。

しかし、その中で障害に負けず輝くことがあるのだ✨

それには努力のほかない。努力以外に活路を見出す方法はない。
努力をしても厳しい世界に跳ね返されたひとも多くいるだろう。

しかし、それでもなお努力しかないのだ。

考えないといけないのは努力をいかに楽しくするかだと思う。
好きであることは努力をする上で非常に重要な要素になる。
『好きこそものの上手なれ』というのはもっともだ。

一般的に努力と言われることが好きでできるのだから。

まず好きになることから始めてもいいかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?