AI画像生成で仕事の依頼が来た話(その3)バイナンスを利用した暗号資産詐欺(※未遂)でしたー!
その2 からの続き
Binanceで無事口座をつくりましたが
クレジットカードで直接Binanceウォレットには資金が入金できず、
国内の暗号通貨取引所経由でビットコインの入庫を行いました。
※Binance(バイナンス)とは世界最大の暗号通貨取引所。
私のBinance(バイナンス)のウォレットには、無事ビットコイン50ドル以上がはいりました。これで依頼者が指示してきた「ウォレットに50ドル入れろ」という条件が満たされました。
さあ、これであとは依頼者からの入金を待つばかり
私のBinance口座におけるビットコインの入庫用アドレスを
伝えることになりました。
その前に依頼者に「バイナンスのウォレットにビットコインいれたよ!」と
連絡をすると、
「ちゃんと財布に入れたか、画像を送ってくれ」と云われました。
素直にスクリーンショットを送ると
と返事が来て
なにやら暗号通貨のアドレスが送られてきました。
とのこと。
ん?
ゲートウェイアドレス?
なんじゃそれ?と思いながら調べてみるが、よくわからない。
調べるから、ちょっと待ってくれとDMを送ると
すかさず依頼人から
と送られてきた。
もう報酬はビットコインで送ったよ!その証拠の画像がこれだよ!ということらしい。なんか順番が違うのでは、、、
そもそも、こちらから50ドル分ビットコインを送金して、依頼人から(50ドル分のビットコイン+報酬分の金額分のビットコイン)を返金するというシステムがよくわからない。なぜ報酬分のビットコインを送らないのか?
そのことを尋ねてみると
全然よくない!
まったく説明になっていない返事を返してくる。
こちらが「すみません、その支払い方法の仕組みがよくわからないのですが、バイナンスのサポートページを紹介してもらえますか?」と返答すると
えー、そんなご無体なあ!とは思わず、
あっ、これ典型的な詐欺じゃん!と感じた私は(うすうす気づいていたが)
若干の希望を残しながら、観察モードに入っていくことになります。
そうすると、今までの依頼者とのやりとりの中でも
怪しかった部分が浮き出てきました。
怪しかったところ
・契約書がない
なんでも契約するといわれている米国なのに一切契約がない
そしてメールアドレスを教えてといっても返事がない
・仕事の分担について
依頼者の作品とのコラボレーションだったので、私は納品するだけで良いのか?最終的な仕上げはそちらで行うことを事前に確認したが、実際は私が最終的な仕上げをすることになった。
・納品する画像のフォーマットについて
サイズは?形は?といっても返事がない。
私がこのサイズでいいのか?といったら、
「それで良い!」みたいな答えしか帰ってこない。
・インスタDMの時間がおかしい
依頼者の住んでいるところはフロリダといっていたので、相手の活動時間を把握しておこうと思い、日本時間とフロリダの時間を対比表にし、インスタのDMが送られてくる時間を測っていました。
しかしフロリダの時間からすると深夜2時~と午後2時~に精確にDMが届いていましたので、クリエイターとはいえ、ちょっと活動時間ズレているのでは?と感じてました。
嘘は泥棒のはじまり!
上記の発言も、それまでの発言との矛盾が浮き出ているので、これは詐欺に違いない!と思って、もう少し泳がせてみようと考えました。
なにしろ海外のクリエイターとの仕事は二回目とはいえ、立場が逆なので様子がわからずやりとりも翻訳を通じて行っているので、もしこちらの間違いであれば、せっかくの縁を潰すことになると思いました。
それで、私が
と聞いたところ、
と、これまでの主張とまったく変わらず、
新たな説明もなく、こちらに入金させようと催促してきました。
私は
と二回繰り返し、聞き返したのですが、
と典型的な、こっちの質問には答えず、前と同じことの繰り返しと、なぜか私が理解していないという非難の言葉まで付け加えられてきました。
(続く)
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