あのとき、きみが嬉しそうに電話していた相手はだれやったん?
遺言により、旧友の伝記を作成しました。でも、本人が語る場面はありません。
先日、数年ぶりに会った編集者でノンフィクション作家のナカムラさんに、あれ面白かったよと言ってもらった。昨年のクリスマスのあと、大学以来の旧友が病気でなくなり、遺言?にしたがい、百頁余りの本をつくった。遺族と協力してもらった友人知人たちにも配布したけれど、まだ手元に残ったので、何人か読んでもらえそうなひとにも送った。彼のことを知らないひとにも、読んでほしい。シンプルにそう思った。
「いきなり三里塚の闘