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コロナ時代の最強の武器"意味"のある努力

商品の品質、価格がどれも似たようなもの。

所有するということ自体にもそんなに価値を感じない現代において、

物語のような希少性な"意味"に価値がある

という内容を以前書きました。


そして、その意味には努力という要素が欠かせないのではないかと思い再度考えてみましたが、なぜか"意味"がある努力は起業で評価されない

その理由が山口周氏尾原和啓氏の対談でわかりました。


1."B to B"では努力より成果が重要

山口周氏と尾原和啓氏曰く、"BtoBにおいては成果が重要である。

つまり、企業内取引、企業間取引に"の取引においては"意味"がある努力は必要とされない。

なるほど、企業間の取引は成果を出してくれれば良くて、ストーリー等関係ない。あくまで最終製品を選ぶ瞬間の顧客に対して"意味"という付加価値があれば良い。

これは企業の内部の雇用関係も同様で、会社にとっては社員ストーリー等関係なく、あくまで社員は雇用主が求める能力を発揮してくれれば良い。

"上司に向かって"努力は価値です!!"

と言っても、

"じゃあ、お客さんにその努力の価値を提供しなさいな"

と言われるだけ。

そして、今までは努力が必要だった人の仕事がテクノロジーにとって代わられる。

ただし、経済のインフラを支える大企業は機能を維持できる社員の能力重視しますが、内部にいるのはあくまで現代に生きてる人なので、良いコミュニケーションという"意味"のある会話無しには仕事になりません。

では能力の面で本当に人間が必要なくなったのか?

と言われればそうではない。産業革命以降、爆発的に余暇時間が増えても人間はいくらでも仕事、課題を見つけて、経済を回してきた。今後も多分そうです。

無くなった分、新しいことを見つけるのが人間です。

結局、企業内においては"成果"が最重要ではあるが"意味"との両輪である。

2.星飛雄馬の"意味"ある努力

では、その意味を構築する強力な要素である努力の意味はどう変わっていったか。

・1960~80年代:努力こそ価値
・1980年後半バブル前夜~2000年:努力は格好悪い
・2000年以降:努力は非効率

そして、今また努力が価値になっている。

努力している姿やそこに至るストーリーに感動する。

例えば、一昔前は無意味で非効率な努力の塊、巨人の星の"星飛雄馬"がYoutubeをやってたら多分見てしまう。

『家の壁の穴からボールを投げて、木に当てて戻ってきたボールキャッチしてみた!』--Youtuber 星飛 雄馬--

は100万再生するはずである。

これこそ現代の意味のある努力。

クラウドファンディングをしたら、大リーグボール養成ギプス100着も夢では無い!んー、いや。暴力ダメってなりそうか。。。

という感じで、消費者の努力に対する価値観も変化してるはずなので、努力を積み重ねておくと、どこかで身を結ぶかもしれません。

とは言え、生きるだけでも相当な意味のある努力

"誰でも本は書ける、それは自伝だ"

誰の言葉か知りませんが、そんな名言のように、生きてるだけで意味ある物語になります。

後は伝えるだけ。

しかし、ただの"思い"の羅列では、物語は伝わりません。

その伝え方はまた次回。。。

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