生活保護のこれからを考えてみる。
こんにちは。生活保護ケースワーカーのものかきもどきです。
前回、初めての記事で簡単にCW(ケースワーカーのことをこのように略します)としての自分を紹介させて頂きました。
#自己紹介 がついていたからか、多くの方に「スキ」を押してもらって少しいい気になっています。が、大事なのは続けていくこと。この記事では、なぜ私がnoteを書こうと考えたのか、その理由をお話しします。
コロナ危機における生活保護の位置づけ
GWの最中も全国は緊急事態宣言下。それに伴い仕事を失った方、仕事が減り大幅に減収となった方、私のように育児の為仕事に行けない方、多くの方の経済的困窮の度合いは日々増していると思われます。
コロナ危機における公的な支援制度は、実は色んなメニューがあります。厚労省が非常にわかりやすい資料を作っていました。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000622924.pdf
。。。様々ありますね。分かりやすいと言いましたが、こんなに多様ですと、一般の方にはやっぱり分かりにくいかもしれません。でも何とか自分に当てはまるものを見つけて、もらえるものはもらって頂きたいです。
そして、生活保護についても1p割いて解説されています。当然、今回の事態で生活保護の相談・申請は増えるだろうし、是非知って利用してほしい!というのが厚労省の思いだとここでは受け止めます。
生活保護はコロナ危機に対応できるのか
生活保護制度の中身については今後の記事で少しずつ解説していきたいと考えていますが、生活保護がコロナ危機に対応できるかについて私はざっくり以下のような論点・疑問があると感じています。
①対面、訪問、書類への記入・捺印を伝統としてきた生活保護行政にオンライン申請・処理が馴染むのか
②昭和初期に大枠ができた生活保護制度が、令和の現代においても柔軟に適応できるのか
③規格外の生活困窮者がコロナ危機で現れた場合、生活保護で受け止め、支え切れるのか。
他にも出てくるかもしれませんが、主にこの3点について、私の知識に新たな視点を日々取り入れながら、記事にしていきたいと思います。ちなみに、これら3点の問題点は、コロナが出てきたから急速に表に出てきた感はありますが、そもそもずーーーーっと行政の中で問題意識が共有されてきた部分だと私は思っています。配属されて1ヶ月後のCWはほぼ9割同じことを思うはずです。
「なんで記事手書きなん」
と。
ご意見・問題提起ぜひお願いします
このnoteは、ひよこCWである私の思考を整理する不安定な土台であることをご承知下さい。しかし、ぜひ生活保護制度についての問題意識をコロナをきっかけに皆様で共有し、これからを考えていく場にゆくゆくはしていけたらと思っています。ぜひ、ご意見・ご批判・今後こんなこと書いてほしいなどありましたら、コメントにお寄せ下さい。
育児の傍らでやっていることですので、応援頂けるとモチベーションが上がり大変嬉しいです!
次の記事では、本日挙げた3つの問題意識の内容をもう少し掘り下げて考えてみます。
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