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Photo by
potesakula
わたしと海
去年の冬だっただろうか。
君がいきなり「海を見たい」なんて言って。
まだ冬だよ。って言ったら、
じゃあ夏に海に行こう。って
屈託のない雪のように白い笑顔が咲いていた。
もう夏になって、海は見れたかな。
あの時のお祭りも花火も今までで1番綺麗で、
いつも花火を見ると泣いてしまう私も、
あの日だけは笑ってた。
いつになっても約束は守れないままだ。
2回遅刻した時だって泣きながら怒ってくれた。
どんなに私が泣いたって優しく話を聞いてくれた。
2人でぼろぼろになりながら笑ったこと
君はまだ覚えているかな。
遠い青空の下2人ブランコに揺られて
目も合わさず将来について話して、
じゃあねって言って、最後は、なんて言ったかな。
海行けなくてごめんねって言えばよかったな。
愛してるって言えてたらな。なんて。
何も未来は変わっていなかっただろうな。
これからもまた暑い日が続きそうだよ。
身体には気をつけてね。
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