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🚩地域ものがたるアンバサダーがみつけた富山・福井・鳥取🚩

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2022年、地域ものがたるアンバサダー21名が訪れた、富山・福井・鳥取の旅の軌跡です。
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アンバサダーの旅を、エリア別にめぐりたい方へ。

日本海3県アンバサダーの旅を、富山・福井・鳥取、地域別にめぐりたい方は、下記のマガジンよりどうぞ✨ 🗾富山県アンバサダーの旅 🗾福井県アンバサダーの旅 🗾鳥取県アンバサダーの旅 🌎ジオリブ公開講座ルポ 【番外編】地域ものがたるアンバサダーのつぶやき

【敦賀】越前國一之宮 氣比神宮表参道の神楽一丁目商店街で、外国人が喜ぶお土産づくりをサポートする「社会人向け越境プログラムBeyonders」が、2023年12月~2月で始動します。

\2024年3月開業 新幹線終着駅敦賀/ 越前國一之宮 氣比神宮表参道の商店街で外国人が喜ぶお土産づくりをサポート開催地:福井県 敦賀市 &オンライン プロジェクトオーナー:敦賀市神楽町1丁目商店街振興組合 Beyondersとは?:https://beyonders.etic.or.jp/ PRTIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000164.000012113.html プロジェクトページ:https://beyo

"はなあかり"になる前のキハ189系を皆でお見送りする旅。

”はなあかり”とは? 2024年秋、デビュー予定の「西日本の様々な地域のとっておきに、あかりを灯す列車<はなあかり>」のデザインが、10月に発表されました🍁 その改装前の「キハ189系」のお見送りラン的なツアーが2023年秋、開催されています。改装前なので、もちろん見た目はフツーの特急なんですが、沿線地域のスペシャルなおもてなしがつくというちょっと変わった臨時列車です💡 1.出発地は敦賀市。 噂の「キハ189系」が到着しました!今は「はまかぜ」として、大阪~播磨~但馬~

サイコロきっぷ✕北陸✕私②:「冬の大野ひとり旅」編

【サイコロきっぷ✕北陸✕私①の続き 一乗谷駅から列車に乗って、大野に着くまでは安らぎの時間。初の越美北線とあって、ちょっとテンションは高め。 車内には、予想を超える人数の乗客がいらしたので、撮影は断念。「ならば、雪景色でも」と窓に目を移すも、曇りガラスで視界は不良。 そうこうする間に、列車は越前大野駅に到着・・・ ❚ 初めての越前大野駅にて 初めて越前大野駅のホームに降り立った記念に、まずは駅名標を撮影。ここまでは、よその駅と何の変哲もありません。  轟音とともに走り去

地域ものがたる、地域とつながる

2022年6月下旬からスタートした「地域ものがたるアンバサダー」の活動が一区切りを迎えた。 幾度も鳥取を訪れるうちに、魅力を感じるポイントが広がってきたと思う。はじめは「観光資源」や「美味しい食事」などに目が行きがちだが、水先案内人や現地で出会った人々と交流していくうちに、人の温かさやコミュニティに魅力を感じるようになってきた。 訪れた地域は全てが魅力的だったが、ここでは二つの事例を紹介したい。 鳥取市「まるにわ」とまちづくりワーケーションまずは鳥取市の「まるにわ」につ

サイコロきっぷ✕北陸✕私①:「あさみゅー」編

【サイコロきっぷに北陸行きを賭けた話】の続き 福井駅に降り立ったあと、去年(2022年)の10月にオープンしたばかりで、まだ訪れていなかった「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館(愛称:あさみゅー)」へ向かうことに。 JR越美北線でアクセスしようと画策しましたが、サンダーバードとの乗り継ぎ時間が合わず、バスでの移動になりました。 ❚ できたてホヤホヤのミュージアム まず向かったのは、昨年の10月にオープンした福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館(愛称:あさみゅー)です。JR福井駅から

【富山・立山】まさにゾッコン、里山は宝の山

里山E-MTBツーリズム日本屈指の観光地である立山黒部アルペンルート。その富山県側の入り口の町、立山町では電動マウンテンバイク(通称:E-マウンテンバイク)が体験できる。 案内人の佐藤さん 『オワコンからゾッコンへ』 案内してくれるのは佐藤将貴さん。地域の魅力をE-MTBで巡る「里山マウンテンバイクツーリズム」を提唱する。佐藤さんは『オワコンからゾッコンへ』を合言葉に、忘れ去られた存在である里山(オワコン)から冒険(ゾッコン)という価値を生み出した。 佐藤さんは言う、「

11月小浜訪問:若狭の海は優しい

11月小浜訪問:若狭の海はやさしい 私にとって若狭の海は小さい頃に毎年家族で通った海水浴の思い出の場所です。そして料理に関する仕事をするようになった今、若狭湾はユニークな発酵食品の宝庫として気になるエリアとなりました。鯖の糠漬け、へしこ、そのへしこをさらになれ鮨にしたものまである発酵好きにはたまらないエリアです。 そして、11月には待望の小浜訪問。公開収録と言うこともあり、同じアンバサダー三浦さんチョイスで様々な若狭湾の特産品を試食できる至福の時間が設けられました。会場に

富山湾の進化する営み

「富山の海の幸は美味しい」は有名である。 しかし素材の良さだけに胡坐をかかない様々な取り組みをみた。 “日本のベニス“とも称される射水市の新湊内川の「IMATO(イマト)」は一見干物だが実は全く新しい商品を開発・製造・販売している。 旬の海産物の最も美味しい状態をいかに”新鮮に長く楽しめるように”できないか、という現役の漁師として漁にも繰り出す東海勝久代表ならではの発想から開発されたそれは、干物ではなく「干し魚」と表現される。 生魚の良さを最大限に残すために使う塩の量を

21歳、鳥取の酒を知り、沼にはまる

はじめに私は、9蔵(諏訪酒造、藤井酒造、元帥酒造、梅津酒造、大谷酒造、稲田本店、千代むすび酒造、大岩酒造本店、源流どぶろく上代)を訪れた。私は今年で21歳であり、アンバサダーになるまで日本酒をほとんど知らなかった。訪問を通して、2つの魅力に気づいた。 魅力①:温度による味わい1つ目は、温度によって味わいががらりと変わることである。このことを教えてくださったのは、梅津酒造代表、梅津史雅様だった。梅津様には、梅津酒造が誇る、日本酒「冨玲」や梅酒「野花」などをさまざまな温度で飲み

水産業への理解を持とう!

はじめに鳥取県は日本海に面しており、豊富な水産資源に恵まれている。実際に、境港、御崎港、賀露港を訪れた。 まぐろとブランド化6~8月にかけて、境港では多くの生まぐろが水揚げされる。カニで有名な境港だが、生マグロの水揚げ港が日本一になる年もある。私はこの事実について境港を訪れて初めて知った。そこで、私のなかで水揚げ量が多いのならば「ブランド化」すればよいのではないかと思った。実際に、ブランド化のことを漁港見学ツアーの案内人に尋ねると、消極的であるそうだ。 ブランド化の光と影

【鳥取:10月の旅】その土地を愛するひと達と過ごした思い出の一日。

「うなぎ・郷恩料理」を看板に掲げる割烹「梅乃井」さんに、鳥取アンバサダーの一行がお邪魔したのは、10月末のこと。6月の公開ジオ勉強会でお顔は存じ上げていたご主人・宮崎博士さんがランチに特製コースを用意してくださり、ジオリブお二方、事務局、そして午前中、砂丘のらっきょう畑を案内いただいた、JA鳥取いなば福部支店の加武田さんと、らっきょう農家の香川さんも交えてずいずいと奥座敷に。 次々と供されるお料理は、地元の海の幸・山の幸をもとに優しく手をかけたこだわりの品々。お造り、和え物、

サイコロきっぷに北陸行きを賭けた話:プロローグ

去年は、地域ものがたるアンバサダー活動や学会の全国大会などで、計7回北陸を訪れました。 ただ、日帰りや1泊2日の旅でしたので、訪問先を堪能しきれたかといえば、何となく心残りなトコロもあり・・・ そんな私の想いを汲み取ってくれた(?)のか、年明け早々にJR西日本から「大阪発サイコロきっぷ」が発売されました。 ❚ 北陸への想いは募る・・・ JR西日本が発売した「サイコロきっぷ」は、2022年の夏にスタートした企画きっぷです。サイト上で振ったサイコロの出目で、行き先が決まる斬新

地酒が結ぶもの -富山の三蔵を訪問して-

#三笑楽酒造 #林酒造場 #皇国晴酒造 #地域ものがたるアンバサダー こんにちは、タカハシリョウです。 2022年の6月から、地域ものがたるアンバサダー活動で富山県を担当いたしました。 地域の魅力として地の物、特に国酒である地酒の位置付けに興味を持っており、米どころで酒蔵も多くある富山県でも3つの酒蔵を訪問させて頂き、蔵元からお話を伺うことができました。 世界遺産に囲まれた酒蔵、三笑楽酒造【南砺市】 岐阜県の白川郷と山を挟み接している南砺市の五箇山は、共に合掌造りの集