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🗾富山県アンバサダーの旅

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#富山

アンバサダーの旅を、エリア別にめぐりたい方へ。

日本海3県アンバサダーの旅を、富山・福井・鳥取、地域別にめぐりたい方は、下記のマガジンよりどうぞ✨ 🗾富山県アンバサダーの旅 🗾福井県アンバサダーの旅 🗾鳥取県アンバサダーの旅 🌎ジオリブ公開講座ルポ 【番外編】地域ものがたるアンバサダーのつぶやき

富山県美術館BiBiBi & JURULi

JR西日本地域ものがたるアンバサダー。 地質学者の巽好幸さん主宰のジオリブ研究所は、「災害大国日本」からみた土地のものがたり「美食地質学」を軸に活動されています。その活動にJR西日本がコラボして、土地のジオストーリーから紐解く新たな魅力を発見するプロジェクト、 「地域ものがたるアンバサダー」。 富山に選任していただきこれから1ヶ月に一度富山を訪れることになりました。 まずは富山市から。 富山県美術館レストラン「BiBiBi & JURULi」 現在制作を進めている音の絵本

【富山を探す旅】白エビ以外に何がある?-富山県氷見市&高岡市編-

小さな村を旅することが好きなnobuです。 私は、古くからその地域の産業の歴史によって生まれた歴史的建造物、その地域特有の食文化や古くから継承されてきた伝統芸能やお祭りなど、人の営みや生活によってつくり出された地域特有の資源に触れ、学ぶことが好きです。 お仕事でも、プライベートでも、そんな地域を訪れることが多いので、このnoteでも、ご紹介できればと思います。 さて、初回の投稿は 『富山県氷見市と高岡市』です! “富山県”と聞くと、どんなイメージでしょうか?? 私は、

富山魚津、浜多屋さんを訪ねて。

地域ものがたるアンバサダー富山 立山と富山湾は、 富山という豊かな地勢を育む偉大で巨大な「山と海」。 その海の部では、とにかく海の幸と日本酒が楽しめる「変態料理人」がいると聞いていたのでずっと訪れたかった魚津の浜多屋さんまで。 料理人は利き酒氏でもある浜多雄太さんです。 おまかせコースのみなので、全てを浜多さんにゆだねて存分に楽しみます。 まずは小松菜の白和えと鱈の白子から。 鱈があがる、と聞くと北の海に来たのだなあと実感。 続いて船上締めの鯵。 食べたかった白海老は生

木彫師前川大地さんを訪ねて井波へ。

地域ものがたるアンバサダー富山 12月は木彫師前川大地さんを訪ねて、 富山県井波まで。 壮麗な木のシャンデリアは、 楠(くすのき) 檜(ひのき) 神代欅(じんだいけやき)が組み合わされています。 神代欅は1000年以上、 土に埋もれてきたものが何かのきっかけで掘り返されて出てきた古木。 彫られているのは、 「祥雲」仏のあらわれ 「法草華」実在しない花/華 昨今もてはやされてきた削ぎ落とす美に あらがうような「装飾」は、 古来からの「祈り」のカタであり 目には見えないも

あこがれの観光列車に乗って、いろいろ考えた ~ べるもんた(富山県)~

これまで、列車の旅番組で海辺をゆったり走る、モスグリーンの列車「Belles montagnes et mer」を見るたびに、いつか乗りたいなぁ~と思いを馳せていましたが、ついにその時が到来!! 全席座席指定ですが、無事にきっぷもゲットでき、夢を叶えに富山へ足を伸ばしました。 ❚ 今年2度目の訪問で成就! 今年の2月に高岡を訪れた時は、JRのローカル線ではなく、路面電車の万葉線の移動がほとんどでした。今回は土曜に別の用事を終えて、日曜は完全フリーだったので、念願のベル・モ

知らない街に帰りたい場所を作る方法 - 富山県滑川市へ訪問@地域ものがたるアンバサダー9月

地域ものがたるアンバサダーの富山アンバサダーに任命頂き、月に1度富山県を訪問しています。4回目の9月度は、富山県滑川市への訪問となりました。みなさん、滑川市のことご存じですか? とてもざっくり書くと、富山市と魚津市の間にある市で、ベッドタウンであり、とても過ごしやすい街です。名物はホタルイカ!今回はミライノミカタという、滑川の空き家で過ごすプログラムに参加し(募集は終了)、1週間ほど滞在させて頂きました。 ※写真はイベントに参加されたカメラマン、荒井基吉さん撮影のものが中

井波サインコレクション

木と暮らす町、井波。

地域ものがたるアンバサダー富山、木彫の町井波旅。 バスを降りて八日町通りを歩き始めた途端、どこからともなくやってくる香気と、ミノで木を打つやわらかな音色に包まれ、町を取り巻く独特の気配にはっと意識が冴える。 香りの正体はさまざまな種類の木の香りで、まるで山から木霊が降りてきて集まり、かたちを成してゆくことの喜びに満ちているよう。 この町の様子はただごとではないなと歩き始め、出会ったのが宮彫刻師三代目南部白雲さんです。祖父の代から120年にわたる宗教美術の木彫専門家。

D&department 富山

こちらはd&department Toyamaです。 先日訪れた島川あめ店360周年を記念する展示会を開催中(8/7まで)で、古くから使われてきた道具類の展示と同時に、島川あめファンの富山のさまざまな作家さんがコラボ作品を作っておられていて、こちらが本当に美しい。 ガラス作家Peter Ivyさんによるglass wide+straw 火を取り扱うガラス工芸の現場では、常に水分補給をしなければならず、麦芽水飴を使った経口補水液レモネードを飲むためのグラス。流動研究所によ

南砺旅、三郎丸蒸溜所。

JR西日本地域ものがたるアンバサダー6月の旅のテーマは「南砺」。 アンバサダーチーム6人で圧巻のT&T三郎丸蒸留所&熟成庫を訪れました。 国産ウイスキー蒸留とボトラーズプロジェクト。 世界的にも日本のウイスキーの評価は高まっていて、水が豊かで山があり、木の資源が豊富な富山のこの場所でしか生み出せないものを、と取り組まれています。 50年、100年先へ続くものになるように。 この時にとても印象に残ったことば 「木も原材料なんですよ。」 蒸留した酒は木だるに詰める。 長い年

創業360年島川あめ店

創業360年の老舗麦芽飴店「島川あめ店」の島川とも子さん。 お婿さんに来てくれた飴職人の旦那さまは現在76歳。 次の代の職人さんはおらず、 現在はご夫婦とスタッフ3人で切り盛りされています。 薬都富山でかつて丸薬づくりに欠かせなかった飴ですが、薬事法改正により需要がなくなり今では工夫しながら大人も子どもも楽しめる飴菓子作りに取り組んでおられます。 一番搾りの贅沢な麦芽水飴「あまみ」のラベルは蛭谷(びるだん)和紙職人の川原隆邦さんの手によるもの。越中蛭谷和紙では唯一の職人さん

富山市めぐる水、「いたち川」

とにかく水がすごいと聞いていたので、初めての富山旅は水めぐりから。 降り立った富山駅から約3kmを歩きながらの散策です。市内を走る小さないたち川は、古来よりこの地域に住まう人々の日常生活に欠かせない川。川沿いに数多くの地蔵堂があり、その多くは「延命地蔵」と名付けられています。 富山県には大きく分けて岐阜の飛騨山地水系と立山連峰水系があり、富山市内を流れる神通川は岐阜より、そしてこの神通川に合流しているいたち川は立山から流れ出る常願寺川の支流で、この2つの異なる山々の水が富

SUKIYAKI meets the world

富山県南砺市福野で20年以上開催されてきた音楽イベントSUKIYAKI MEETS THE WORLD。小さな町に一万人の人が各地から集うワールドミュージックの祭典と聞いていて、いつか行ってみたいを思っていたのです。今年も3日間にわたって開催されます。 長年この音楽の日を開催されてきたプロデューサーのニコラ・リバレさん。 このイベントは「南砺から世界をつなぐ」文化センター事業としてはじまり、今では市民による大編成のスティールパンオーケストラが出来ていたり、南砺全ての小学校