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JR西日本地域ものがたるアンバサダー6月の旅のテーマは「南砺」。
アンバサダーチーム6人で圧巻のT&T三郎丸蒸留所&熟成庫を訪れました。


世界初鋳造によって作られたポットスチル。日本の職人さんの技術は繊細で大胆。

国産ウイスキー蒸留とボトラーズプロジェクト。
世界的にも日本のウイスキーの評価は高まっていて、水が豊かで山があり、木の資源が豊富な富山のこの場所でしか生み出せないものを、と取り組まれています。
50年、100年先へ続くものになるように。



この時にとても印象に残ったことば
「木も原材料なんですよ。」

蒸留した酒は木だるに詰める。
長い年月をかけて、木の成分が染み出し、保存と熟成の手助けをしながら酒に独自の風味を与える。呼吸しながら共に育ってゆくのですよね。人智を超えてゆく「時間芸術」なのだなと感じました。
それには酵母やさまざまな微生物、菌という森羅万象の担い手も。
「人」の手だけでは生み出せない共同作業。

その時の感覚をポスターに制作しました。

こちらは出来上がったウイスキーを保存する熟成庫。
風通しのいい山の麓に建っています。

富山県アンバサダーの皆さんと、稲垣貴彦さん。

富山のミズナラ、呼吸する木樽。
酒づくり、サのつく神々のわざ。

森を育て、樽職人を育てる取り組みなど
消え入りそうな仕事が戻ってくる話が各所で聞こえてくることに気持ちがやわらぎます。
富山は二次産業が盛ん=職人が多い。
こちらのウイスキーと日本酒の仕込み水は庄川より。
岐阜白山系の湧水で、
まろやかな甘味のある超軟水でした。
水の粒子がきめ細かく、高い山、広い場の気配がありました。

仕込み用の麦を食べるネズミを撃退してくれますようにと設置されている木彫りのねこ。


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