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たった1人のために本を出す!

おはようございます。「物語と漫画と」の新保です。
今朝は「経営者が本を出すときのスタンス」について書きます。

本を出すにはお金も手間もかかります。それが忙しい経営者ならなおさら。人間は欲張りなので苦労した分、いろんな効果を期待します。本を出した効果です。
ところが、本を出しても効果が意外に薄い? 世間の反応がそうでもない?と感じる方が多い。大型台風じゃありませんが、本を出した直後は誰彼から「本を出したんだね」「読んだよ」なんて話しかけられます。でも次の台風が来ると(他の方が本を出すと)すっかり自分の本の話が出てこなくなります。うん、寂しい!笑

あなたはふと考えます。「私、どうして本を出したんだっけ?」。
ちやほやされたかったんだっけな? いやいやちがうちがう…
その違和感は「誰にどうなってほしかったか」があいまいだったことが原因です。

僕は本を出したい人に、まずこんな質問をします。
あなたが出す本は特定の誰かに行動変容を起こすことが目的です。それは誰のどんな行動ですか?と。
特定の誰かとは実名をあげられる人のこと。「弊社のお客様」などというあいまいな誰かではありません。特定の見込み客12人とかです。
「うちの従業員たち」でもいけません。製造部の8人のように特定するのです。その特定の誰かの行動変容を目的にして本を出すことに意味があるんです。
さて、あなたが出したい本で「誰にどうなってほしい」のですか?

本は不特定多数に届ける媒体と言われます。でも、その本だけで具体的な影響(行動変容)まで与えることは難しいのが事実。
経営者が本を出すなら、行動変容を促すことをゴールにしなければ意味がないと考えています。もちろん本を渡すだけでは当然ダメ。本を手渡す、何度か職場に出向いて本の内容を読んでみる。あるいはメールで読ませたいページをデジタルブックで繰り返し送る。そこまでして行動や意識が変容するのです。本だけに期待してはいけません。

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