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【だれかの石垣島旅行記1】|ひとり旅|とにかく海とソーキそば

ゴールデンウィーク直前の4月、石垣島へひとりでびゅんっと行った。

5月に入ると梅雨入りしてしまうため、4月ならぎりぎり晴れているかな、と。

もともと9月に計画していたが、そのときは台風が直撃して泣く泣くキャンセルし、コロナもまだまだ多かったし、予定の調整がつかずに今まで引っ張ってしまった。本当は2月ごろ行きたかったんだけれど。

ひとり旅(特に沖縄)は、誰が行っても、自分の旅のような気がしてくるから、今回も「だれかの」旅行記。自分かもしれない。


唐突なやどかりスタート
動くヤドカリさんを必死に追いすぎて
食い込む砂…このとおり


飛行機は14時20分発。
家の用事を済ませて、家を出た。(わんこにしばしの別れをなでなでして伝えた)

ピーチなので、第2ターミナルへ。
連絡バスへ向かうエスカレーターの前で、海外の女性ひとりが、キャリーケースを載せたカートとうろうろとしていた。
携帯を見ているので、誰かを待っているのかも。

ちょうど通りかかった作業員らしき人に声をかけるも、

「あ、わかりません」

と通り過ぎていく。
もしかして、第2ターミナルへ行きたいけれど、カードでエスカレーターに乗れなくて困っている?

そう思って話しかけると、

「これに乗りたいんです」

と、携帯にはピーチの便が示されていた。

やっぱり。

私もエスカレーターでしかここを通過したことがなかったので、一旦エアロプラザに入って聞くと、エレベーターの場所を教えてくれた。
いや、とてもわかりにくい・・・!

日本は初めて来たんだそうです。
楽しい旅行になったといいんだけど。
頭も覆ったスカーフから見えたあどけない笑顔に、ズキュンとやられてしまいました。

* * * * *

さて、ぴったりチェックイン開始時刻に到着。
チェックインを済ませると(毎回かならず、あのQRコード読み取ってくれない)、そばのカフェで昼食をとっていくことにした。


ジェノベーゼと、
禁断症状が出ないうちにコーヒーを


それにしても、あのターミナルって座る場所が端と端で不便だよなあ。
めちゃくちゃ広いスペースは、なんのためにあるんだろう・・・。

そういえばセブンイレブンが閉店していて驚いた。そんな売れないわけではないだろうし、コンビニがないってめちゃくちゃ不便な気がする。
今回は行かなかったけど、前まではよくお世話になってた。軽食やおでん食べたり、コーヒー飲んだり。


* * * * *

石垣までは、2時間35分。

私は年々、飛行機が苦手になっている。

小さい頃はあんなに好きだったのに。

行きはほぼ満席。窓側をとることができたので、外の景色を眺めたり、ダウンロードしておいたラジオを聞いたり、旅ノートを書いたりして過ごしました。ちなみに、旅行での移動中はほぼ寝れない体質です(本当に残念な体質)。

無事到着して、空港に降り立ったときのこみ上げる嬉しさは、もうきっと来島した他のひとも同じなはず。


海風にさらされてる雰囲気がたまらない


今回はレンタカーを借りなかったので、初めてのバス移動。

バスの時刻表をしっかり入手して、バス出発までミルミル本舗のアイスを食べました(ほんと、浮かれてる)。


はい、しっかり浮かれています


到着が夕方だったので、本当はそのまま市街地へ行ってぶらぶらとしようかと思っていたけれど、この3日間の天気予報で、晴れマークがぎりぎり付いているのは今日だけ。雲はあるけれど、曇天ではない今日、海を見ておきたい。

石垣の天気がコロコロと変わるのは知っているから、明日以降も太陽が出ないと決まったわけではないけれど、曇天で動かない日だってあるし。


バスが出発してすぐそう思った私は、停車ボタンを押した。

「白保〜」

空港からほど近い、白保地区へ降り立った。


対岸のバス停



目指すは白保海岸。

この海岸にはまだ一度も行ったことがなく、白保地区は少し散策もできる場所でもあるため気にはなっていた(民宿や商店もある)。

時間は5時半を過ぎたところ。
まだ明るいが、急いで海岸へ向かった。

外壁や屋根、塀、花など、石垣らしい素敵な風景を写真に収めたかったが、ここは基本的には民家が立ち並ぶ住宅街。むやみに住宅が映る写真は撮れないので、目に映る景色をありがたく楽しんだ。


ここはいいかな


*****

「うわあああーーーー海だーーーー。誰もいない」

久々の海にテンションがあがる。
ひとり旅はひとりごとが増える。


輪っかから海を見てみる
窓みたいね
さんごでした
…ん、蕎麦ぼうろ…?
蕎麦ぼうろにしか見えん…!


ひたすらきれいな貝殻を探したり、
潮風を胸いっぱい吸い込んだり、
海の端から端まで見渡したり、
波の音を聞いたり、
海岸をザクザクと歩いたり、
砂のところで裸足になったり


わぁーい、愉快な顔


お家にしてみた


たっぷり1時間以上、そうやって過ごした。

だんだんと日が暮れてきた。
そろそろ市街地へ向かって、晩ごはんを食べよう。


バス停へ戻る道すがら、この光景に遭遇。

えっねこ…??

等間隔の能力すごすぎる。


みんな カメラ目線


急げ急げ〜

そば、早く食べたい。

つづく→→


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