ほぼ完ぺきなキーボードだけど、惜しい…… logicool G913 TKL
今回は、キーボードを紹介していきます。
logicool G913 TKLという、実売価格30,000円を超えるボッたくり価格のキーボードです。
世間では……
『ラピッドトリガーしか勝たん!』
『Wooting 60 HE 最高!』
『logicool PRO X ヤベぇ!』といった声が増えている中、なぜ今頃2020年発売モデルのキーボードを買ったのか……。
しかも、3年も経っているにもかかわらず価格はほぼ横ばいなのに(値下げされたG913はメルカリかヤフオクか……)。
じゃあ、なぜこのキーボードを選んだのか……
答えは簡単でシンプルです。
薄型
メカニカル
メカニカルだけど静か(青軸とか論外)
ワイヤレス(Bluetooth以外)
Bluetoothも使える
ライティング控えめ
日本語配列
これが、わたしがキーボードに求める性能であり機能です。
メカニカルで薄型だと、おなじlogicoolから出ているMXシリーズの「MX MECHANICAL」がありますが……。
たぶん、これダメです。。。
上のテンキー付きのフルサイズはまだしも、下のテンキーレスのENTERボタン付近をよ~く見てください。
右下の上下左右のキーを無理やりねじ込んだせいで、こんないびつなshiftキーになっているのかと思いますが、そのせいで下から2段目の列が微妙に左にズレています……。
これは使っているうちに慣れるかもしれませんが、たぶん無理……。
とも思い、世間を賑わせているELECOMのラピッドトリガーをチェックしましたが……コレを見てくださ~い。
お~い!
ELECOMさん……
これだけ世間を賑わせているのに在庫がないってどういうことですか?
販売する気ありますか?
ということで、わたしのなかのラピッドトリガーブームが一気に冷めたため、気を取り直して……
薄型
メカニカル
メカニカルだけど静か(青軸とか論外)
ワイヤレス(Bluetooth以外)
Bluetoothも使える
ライティング控えめ
日本語配列
のキーボードを探していたところ、logicool G913 TKLに行き着いたというわけです。
3年経っても実売価格30,000円超えボッタクリキーボード
発売時期は2020年の6月なので、発売されてから3年以上経っている古参キーボードです。
とくに最近のゲーミングブームによって、キーボードやマウスは新製品の発表が早いです。
Aというメーカーが新しいモデルを出したかと思えば、Bというメーカーも後を追うように似たような製品を出す。
気が付けばアマゾンとアリエクには「これどっかで見たような……」と思えるようなデザインや機能のキーボードやマウスが、made ㏌ Chinaから登場する。
こんな状況の中で、logicool G913 TKLの発売時期は2020年の6月。
3年も経っているのに、実売価格30,000円を超えるボッタくりキーボードです。
Amazonで買えば少し安い……
logicool公式サイト:31,240円
Amazon:24,864円
Amazonは時期によって1,000円から2,000円オフになるので、わざわざ価格が高いlogicool公式サイトで買う必要はありません。
7,000円近く安くなるので、Amazonで買いましょう。
それでも25,000円は高級キーボードの部類に入ることでしょう。
スマホには金をかけるが、毎日使うモノには金をかけない……
「新しいiPhoneが出た!」ってなると、こぞって新型iPhoneへの乗り換え民が続発します。
そして、logicoolよりもボッタくり価格で新型iPhoneのオプションパーツを販売するApple……。
そんな毎日使用するスマホにお金をかけて「少しでも良いものを使いたい」というところでしょうけど、それがわたしの場合はデスクで使用するガジェットでありキーボードってだけです。
スマホよりも長い時間使用し、タイピングした音がひとりきりの部屋に鳴り響く。
1日6~8時間キーボードを使用し、10,000~15,000文字を入力する状況下なので、使っていて気持ちがいいキーボードを使いたいものです。
黒を選ぶか、白を選ぶか……3日間くらい悩んだ
logicool G913 TKLのカラーは黒(カーボン)と白の2パターン。
個人的にはデスク周りのガジェット関係は白でまとめたかったので白を買いたかったのですが、白というよりシルバーに近い印象。
黒と白とでは、キーボードのキーに使用されているスイッチの選択肢が変わります。
黒は3パターン。
・クリッキー(青軸っぽいキーでゲーム向き)
・タクタイル(茶軸っぽいキーで万能型)
・リニア(赤軸っぽいキーでどっちかというとゲーム向き?)
一方で白はタクタイルの1パターンしかありません。
各キーの音はlogicool公式サイトから確認できます。
うるさいキーボードは毎日使っているとムカついてきて、ごみ箱に投げ捨てたくなるので、ここはタクタイル一択。
タクタイル一択になるということは、黒も白も選べるということになります。
3日間くらい悩みました。
そして、黒を選んで「白にすればよかった……」と後悔しました。
黒はホコリと手垢が目立つ……
見てくださ~い。
このENTERキーを。
おっさんの手垢と手汗、そしてホコリのせいで、かなり残念なことになっています。
こちらはお菓子を食べながらゲームをする息子が使用するキーボードですが、白なのでまったくと言っていいほどホコリや汚れが目立ちません。
よく使う「W・A・S・D・SHIFT・CTRL・スペース」も、手垢や汚れがなくキレイに見えます。
白い机に白のデバイスってどうなん?って思って黒を選んだわけですが……
白も悪くなかったな……ということで、黒を選んだ自分に後悔。
机の上を毎日拭きますって人ならまだしも、自宅のデスクを毎日拭くようなおっさんはそうそう居ないはずなので、汚れが気になる人は白を選びましょう。
手垢とホコリがついたキーボードを見るたびに、残念な気持ちになりたくなければ。
キーボードの設定はGHUBからデキます
「ゲーミング」キーボードなので、お得意のライティング(光り方)や各種キーへの割り当てなどを変更可能。
変更したい場合は、みんな大好き「GHUB」から変更します。
ライティングパターンの変更
ライティングカラーの変更
各種キーへの割り当て(F1~F12までしか割り当てられません)
ゲームモードの設定
ということで、わざわざGHUBを使う必要もなく、特別なキー割り当てをしない限りはG913だけのためにGHUBをインストールする必要はありません。
GHUBをインストールしない場合のデメリットは、電池残量がわからないという部分だけです。
G913 の良いところ
実際に使用してみてよかったと思えるところは4つ。
①メカニカルキーボードなのに静か
②薄型なので手首が痛くならない
③音量調節用のコロコロは意外と便利
④キー配列が普通
良かったところ①:メカニカルキーボードなのに静か
①logicool G913 TKL
②logicool SIGNATURE K855
③e元素 Z-88
マイクをかなり近づけて撮影しているため、実際にはここまでうるさくないですが、G913が優勝です。
メカニカルキーボードなのに、メカニカルキーボードっぽくない打鍵感と打鍵音。
逆に、メカニカルキーボードっぽい打鍵感や打鍵音を求めている人には不向きです。
ただ、あまり打鍵感が重いと疲れるし、打鍵音がうるさいとムカついてくるのでこれくらいがちょうど良い。
良いところ②:薄型なので手首が痛くならない
左:logicool SIGNATURE K855
右:logicool G913 TKL
これまで、背の高いキーボードを使っていたからなのか?
手首がいたくなることがありました。
「パームレスト」とかいう意味の分からない製品を使いながら、だましだましタイピングしていたわけですが……
あるときこう思うのです。
実際にノートパソコンのぶにゅんぶにゅんキーボードを打っているときは痛くなりにくい。
ということで「薄型キーボード」。
logicool G913 TKL以外では、ROCCAT Vulcan TKLもいいかな~と思いましたが……
コレを、見てくださ~い。
薄型なのは「キーキャップだけ」というオチです。
キースイッチそのものの高さはそこそこありそうなので、薄型キーボードかと思わせて実は通常サイズとあまり高さが変わらない……
そんなオチになりそうだったので除外しました。
良かったところ③:音量調節用のコロコロは意外と便利
logicool G913 TKLの右上には、普通のキーボードにはあまり見かけないコロコロダイヤルが付いています。
これは、音量を調節するためだけの機能で、GHUBを使って別の機能に割り当てるなんてことも出来ません。
最初は、画面スクロールとかも割り当てられるようにしろよ!と思っていましたが、このコロコロが意外と便利。
というのも、わたしは頻繁にオンライン会議をします。
とにかくマイクの前であほみたいにデカい声でしゃべるおっさんとか、ASMRかよ!?って思うような声のお姉ちゃんとか、いろんな人がいます。
そのたびに音量調節をパソコン側で行っていたのですが、キーボードを変更してからはコロコロで一発です。
パソコン画面の右下にカーソルを合わせる
音量マークにカーソルを合わせる
マウスホイールを上下させて音量調整
マウスを使ってカーソルを動かす必要がなくなったのは、地味に便利でした。
ただし、コロコロは「2メモリ」ずつしか変更できないので注意です。
(マウスホイールコロコロも2メモリずつなので、気にはなりませんが)
良かったところ④:キー配列が普通
「キー配列が普通」といっても、そんなことはあったりまえじゃね~か!と思うかもしれません。
しかし、ゲーミングデバイスブームの昨今では、普通じゃないキーボード配列が世に出回りまくっています。
とくに重要なのが「スペースキーと変換・無変換キー」。
文字をたくさん入力する関係上、変換・無変換キーにIMEのオンとオフを割り当てます。
こうすることで、無変換を押せば「かな入力」、変換を押せば「英文字入力」に切り替えられます。
小指や薬指を頑張って伸ばして、半角全角キーを押さなくても、親指のちょうどいい位置でひらがな/英文字の切り替えができます。
なので、キー配列が普通なのが一番便利なのです。
見てくださ~い。
これが、最近ちまたで出回っている「US配列」というキー配列のキーボードです。
そう!
US配列のキーボードは、スペースキーが無駄にデカく、変換と無変換のキーが捨てられています。
ENTERキーが小さい
スペースキーがデカい
SHIFT周りの配列が違う
右側に少し違和感
とか、その他もろもろUS配列の特徴はありますが、そんなことは正直どうでもよくて「変換・無変換キーがあるかないか」が重要です。
ちょっとしたことですが、毎日長い時間使用するだけに、ちょっとしたことがストレスに感じます。
逆にちょっとしたストレスなく使えることが、自分に最適なデバイスと言っても良いでしょう。
G913の良くないところ
さんざん褒めましたが、残念なところが2つあります。
①価格が高い(ってか高すぎる)
②充電端子が古(いにしえ)のMicro USB
残念なところ①:価格が高い
logicool公式サイトで買うと、31,240円
Amazonで買うと、24,864円(2023年10月時点)。
Amazonで買うと、少しだけお得に買えますが……
決して「安い」と言えるような金額ではありません。
ましては、パソコンで使用するためだけのキーボードに30,000円以上のお金を払えるかどうか?と問われると……即答はできません。
価格、高すぎ……。
残念なところ②充電端子が古(いにしえ)のMicro USB
実は、仕事用のマウスを選ぶ際にlogicoolから出ている「MX ERGO」を買おうとしたのですが、充電端子がmicro USBだったのでやめました。
それぐらいmicro USB端子が嫌いなのですが……。
コレを見てくださ~い。
お~い!logicoolさんよ~。
充電端子がmicro USBじゃねぇ~かよ~!
パッケージを開けてドングルを取り出し、GHUBと接続しようとしたら「付属のケーブルで接続してください」的な案内が出ました。
そのときにmicro USBだと気が付いたわけですが、本気で返品してやろうかと思いました。。。
とはいっても、logicool G913 TKLのバッテリー持ちは異常値です。
フル充電してから約10日間使用しておりますが電池残量は74%なので、たぶん、3週間~1か月くらいは使えそうです。
3週間~1か月に一度の充電のたびに(micro USBかぁ……)と残念な気持ちにならなければならないのが残念ポイントです。
まとめ
ということで、今回のまとめです。
薄型
メカニカル
メカニカルだけど静か(青軸とか論外)
ワイヤレス(Bluetooth以外)
Bluetoothも使える
ライティング控えめ
日本語配列
のキーボードを探していたらlogicool G913 TKLという実売価格30,000円を超えるボッタくり価格のようなキーボードを買ってみたら、想像以上の出来栄えと使いやすさにびっくりしてメインキーボードになってしまったが、黒を買ったことに後悔しているので白も買おうか悩んでいるところ。
そんな感じです。
■Logicool G G913 TKL
(Amazon アフィリエイトリンク)
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