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広報、宣伝・広告、マーケティングを選ぶのであれば、どの職種が将来重宝されるかを考えてみた。経営幹部に必要な3Kの経験。

個人的な主観と、広報の専門家になる前に何社か日系企業、外資系企業を経験した観点から、広報、宣伝・広告、マーケティングなどの職種から将来役に立つ職種を考えてみた。

最近はあまり聞かないが、以前は出世したいという方が多くおり、その中でもどんな職種を経験したかによって、出世コースを歩んでいるかわかったものです。特に日系企業は、数年おきに人事異動がつきもの。

私自身も一社目の会社で経験した自信の体験談と、当時の人事、経営幹部が考える日系企業の幹部に必要なスキルを職種の面から見てみたいと思います。

具体的な社名をいうと諸問題が出てきますので、大手通信会社と言わせていただきます。誰しもが知っている会社ですが、当時からこの会社では、出征するのであれば、3Kと言われていました。

これは、部門の頭文字をとって3Kと人事が読んでいましたが、具体的な部門でいうと、経理、経営企画、広報の3部門になります。

すべての会社やビジネスパーソンに当てはまるとは言えませんが、一つの目安になればと思います。

なぜ3Kは、将来の出世に必要なのか?
まずは、経理、これは経営幹部になるためには会社のお金の動きや投資など、財務分野に明るくないといけないという理由から。
特に、CFO(CHief Finance Officer)になるためには、必要であり、IRなどの経験も最低限必要とされています。

次に経営企画ですが、事業戦略、出資やM&Aをはじめ、様々な、企業パートナーとの折衝や協業、提携などをはじめ、自社の成長に必要な戦略的な知見を持つことが、幹部になるために必要であるためです。

最後に、広報ですが、これは経営幹部は、対外的にメッセージを発信するスポークスパーソンとしての役割を担っているということです。
特に、新製品やサービスの説明会、取材など会社の顔として対外的にしっかりとしたメッセージを伝えることが重要な役割としてとらえられているからにほかなりません。

この会社の経営幹部は、僕が在籍してた期間以外でも、社長は、経営企画経験者、広報経験者が間違いなく就任しており、当時(今から20年以上も前)からこの不文律が踏襲されているようです。

広報、宣伝・広告、マーケティングを選べるなら?
もし、この職種を選べるのであれば、一択で、広報をお勧めします。まず理由としては、マーケティング、宣伝・広告担当は、世の中に多くいるということ、それだけ競争が激しく、また手法が年々変わっていくからです。
それに対して、広報は、原則、人対人。
基本的に、情報を扱う職種であるため、コミュニケーション能力と人的なネットワーク、そして広報スキルが自然と身につくことにより、経営幹部としての知見が蓄積できます。また、広報は、経営幹部と接する機会も担当者レベルでも多く、非常に社内のネットワークや情報に詳しくなることもおすすめするポイントです。

また少し前のお話になり、今は許されないことだと思いますが、喫煙所で、人事や会社の重要な事項が話し合われたものです。
経営幹部にも当時は喫煙者が多く、今のような受動喫煙という概念もありませんでしたし、経営幹部の人となりを直接担当が知る良い機会であったともいえます。

話は、少しそれましたが、広報は、取材や説明会をはじめ、直接、幹部と話すことがその職種上多くなり、幹部から名前を覚えられることはもちろん、幹部の考え方や性格、会社の方向性など、他の担当が触れることのできな情報にいち早く触れることができるのも重要なポイントといえるでしょう。

つまり、担当レベルから、経営幹部の考え方や仕事の進め方に自然と触れることができることからも、広報の選択肢が良いと考えています。




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