![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84120947/rectangle_large_type_2_250dc251d985dc70c8616a7550d626e7.jpeg?width=1200)
なつやすみ
学生の頃は、夏休みが特別ではなかった。
小学生の頃は、母は変わらず仕事だったし、
祖父は一度私が好きだと言った蕎麦ばかり、
お昼に食べさせてくる。
ただ、ボケーっと昼夜逆転の生活をして、
最終日に泣きながら宿題を終わらせていた。
中学生の頃は、暑い思いをして1時間かけて部活へ行き、特に上手くもならない油絵を描いていた。
高校生の頃は、自由に部活ができた。
手や足を汚しながらひたすら、紙を黒くしていった。
暑い中自転車を走らせて、アルバイトへ急いだ。
休憩中に飲むメロンソーダが格別だった。
大学生の頃は、とにかく緊張していた。
ヘマをしないよう、浮かないように必死だった。
時には仲間と食事に行ったり、他愛も無い会話に花を咲かせた。
社会人になると、夏休みはとても特別だ。
まず、急いで出勤しなくて良い。
のんびり朝ごはんを食べたりして、
せかせか時間を気にしなくて良い。
あぁ、今日も最後に「おはようございます。」って、
言ったなぁとかも気にしなくていい。
定時に帰って、家でゆっくりできる。
そして何より、会いたい人にゆっくり会える。
今年の夏は、会いたい人と食べたいものを食べる。
こんな世の中だけど、
人と笑いづらい世の中だけど、
社会人と社会人じゃなくて、
いつもと変わらない
あなたと私。で会いたいなぁ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?