1日目(1/29) |出発、そして初の空港へ。

※本noteは、初海外・パリの旅行記です。
 基本的には「である調」で書いていくことにします。
 いつもの「ですます調」は、最初(これ)と最後に登場します。
 自意識の記録としての側面が強いので、長くてかつ、くだらないです。

1月29日(火)

朝5時、起床。
テンションが上がっているのか、今日中に提出しなければ間に合わない脚本コンクールのシナリオの修正をもう少ししたいからなのか、とにかく早くに目が覚める。「パリか…」と何となく実感が少しだけ湧いてくる。機内の過ごし方的なことを調べていると、既に7時。シナリオの修正をしたいのだが、ただ読むだけで捗らない。睡眠が足りないのではないかという、理屈が脳裏をよぎり、一旦戦略的二度寝へ。8時起床予定。

9時30分、二度寝から起床。
戦略的二度寝、完全に失策。シナリオが出せないのではないかと焦りだす。旅行の準備を急いで済ませ、パソコンの前に。死ぬ気でシナリオを修正しにかかる。

10時、シナリオ修正。
今回のコンクールはWebと郵送どちらでもしなければならないという規定なので、余計焦っている。ただ、今回のシナリオの出来に若干満足して、少しだけ悦に浸りながら修正。自分でも愚かだと思うけど、きっと、創作はこれくらい自分の書くものに自信がないと続かない。たとえそれが、客観的には面白くなかったとしても。

10時30分、なんとかシナリオが仕上がる。
急いで印刷。インクが少し少ない。恐ろしいが、思い切って108枚の原稿を印刷開始。同時にWebでの応募も進める。あらすじの箇所など、ところどころ字数制限があり、予定が狂う。少し焦りながら、Webでの応募完了。インクもなんとか持った。少しついているようだと感じ、嬉しくなる。封筒に入れ、宛名を書く。

10時40分、自宅出発。
封筒、キャリーケース、機内・散策?用バックを持って意気揚々と家を出発。

11時、郵便局。
無事、脚本を提出。一安心。対応してくださった同年代の女性が恐ろしいほど、冷たかった。きっと、今日か昨日の夜、嫌なことがあったのだと思う。だったら、しかたない。こういうふうに冷たい人やイライラしている人に会った時は、「その日、その人にとって最悪なことがあったのだろう」と考えるという、どこかで知ったライフハックは結構有効。

11時過ぎ、上野駅へ。
スカイなんとかという、成田にすぐ行けるやつに乗るために上野駅へ。
ちなみに、スカイなんとかのチケットは既に取ってあるので安心。
心配で、電車内でパスポートを何度も確認してしまう。途中、こんなに何度も確認のために出し入れしていると、逆にそのことによって、なくしたりするリスクが生じるのではないかと考え出す。確認のために見たい、でも出すとなくすかも。完全にパラドックス的な何かに陥る。ちなみにパラドックスの意味を完全には把握していないので、間違っているかも。だからこそのパラドックス的。

11時30分頃、上野駅到着。
スカイなんとかがスカイライナーであることが判明。スカイライナー。とてもスカイな感じがする名前に感心する。乗車の1時間以上前に来てしまったので、とんでもなく暇に。朝の喧騒(自分の心の中ではあるが)が嘘のよう。とりあえず、ここまでの出来事をまとめようと、駅のホームでパソコンを取り出し、この原稿を書くことに。ここまでをまとめる。普段書いているnoteと若干テイストが違うので、これを読んでがっかりされる方がいるのではないかと少し不安に。でも自意識の記録としてでないと、旅行記が上手く書けないだろうという直感があるので、それを信じて書き続けることを決意。
ちょうど、スカイライナーが来る。いかにもスカイライナーというような見た目。

12時30分頃、スカイライナー乗車。
中が綺麗で、思わず写真を撮る。が、写真として載せるほどのものではないものに気づく。載せないことにする。
一旦、ここでパソコンを閉じる。次書くのは、どこだろう。きっと、成田空港での待ち時間も長いので、そこで書く気がする。

13時30分頃、成田空港着。
成田空港に着いた。人生初の空港。基本的にはちょっとオシャレなショッピングモールみたいな感じがする。意味もなく少しウロウロする。

14時頃から、謎の時間。
指定された場所に行ってから、謎の時間が始まる。てっきり、全ての手続を丁寧に添乗員さんの言うことを聞いていればいいのかと思ったらそうではないらしい。ふわりふわりと流されて、謎の手続をしていく。いや、本当は一つ一つの手続に、何らかの意味があるのだと思うのだけれど、正直に言って自分が今、なんのためにこの手続をしているのかがあまりピンときていない。航空会社で航空券(航空券という名前なのかも不明)を発見し、手荷物検査のようなことをして、あ、その前になにかをチェックしたか?いや、してない。その後出国手続をする。顔をよく分からない機械に見せ、パスポートと照合のようなことを機械でやって、免税店?が大量にある場所に放り出された。テンションでいうと不思議の国のアリスの主人公になった気分。なんとなくフワフワしている。あ、テンションで買ったネックピローが本当に邪魔。今のところ。機内で大活躍してくれないと、割に合わない。

15時20分、ゲート前。
なぜかゲートの前にいる。一連の謎の儀式を終えた結果だ。イニシエーションのようなものだったのだろうか。多分、ゲートというのは飛行機に乗る最後の「砦」的ななにかだと思う。
時間が空いたので、いま、パソコンで空港到着後のことを書いている。それにしても、空港とはとても不思議な場所だった。もう、とにかく何をしているのか分からない。自分が今、どんな状態なのか、何をしているのかがいまいちピンときていない。キャリーケースを奪われ(空港会社に差し出した)、X線かなにかの機械に通され、ちょっと止められてしまって、それでもなんだかいいらしく、外に放り出され、で今だ。
まだ日本国内だというのに、既に味わったことのない独特な感覚に陥っている。この調子で、トランジットやらパリでの2日間が上手く過ごせるのだろうか。若干、焦っている。
いや、きっと大丈夫なのだと思う。だけど、普段いかに自分が安全地帯でゆるゆると生きているのかを感じている(確認だが、今はまだ成田だ)。
パリまで行ったら、どれだけの衝撃を受けてしまうのだろうか。多分だけど、爆発してしまうと思う。物理的に。今の衝撃をパリレベルにしたら、そうならなきゃ、おかしい。
まあただ、12月の次が13月にならないのと同じで、どこかでうまくバランスが取れるのだろう。きっと、そうだ。自分でも何を言っているのかいまいちピンときていない。
とにかく、このあと2時間か3時間後には、人生初の空の上だ。
飛行機の中では、ネットを使って投稿したりするのもうまくいかないと思うので、とりあえずは成田空港のゲート前までの現在で1日目としたいと思う。
多分、次に書くのは、パリについてからだろう。
いやあ、どうなるんだろう…。

※ということで、1日目、といっても家から空港に来ただけなのですが、そこまでを書いてみました。次に書くのはフランスに着き、落ち着いたらだと思います。もしかしたら、飛行機の機内で書いた分をフランスに着いてから投稿するかもしれませんが。本当にドキドキです。それじゃあ、また後で。

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