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『勇気と元気とやる気とパワーが湧いてくる筆文字シリーズ Vol.523』

ボクは数年前から地域住民や、地域を支えていらっしゃる専門家の方々向けに、講話する機会をいただいています。

ボクたちリハビリテーション専門職は、基本的に私たちのいる病院や施設に患者さんや利用者さんとして来ていただいてから、仕事が始まります。

それが自宅での行えるのが訪問リハビリであり、ボク自身が訪問リハビリに関わったのが12年くらい前になります。

ですからボクは比較的早い時期から、地域の専門家と関わることが出来ていたのですが、それで地域のことを支えられていた気になっていました。

しかしどんどん色々な方と深く話をしていくと、訪問リハビリとして関わっていたのですが、もっとボクたちを活用してもらって良い部分も、
「お願いしてもよいのか」
「こんなことを聞いたらおかしいと思われるんじゃないか」
なんて言う不安を抱えて関わっていらっしゃる方も多いことが分かりました。

それは何でか。

医療の専門家に対する壁が高かったのです。

これは悪しき伝統でした。
「〇〇先生」と呼ばれる方々には、なかなか近付きにくいという話です。

やっちまった〜って思いました。

ですからボクがリハビリテーション専門職として、外部に出ていくときに決り文句にしていたこと。

「小野先生と呼ぶのは禁止です。おのちゃんと呼んでください‼」
と挨拶をするようにしていました。

そうやって活動をしていると、皆さんからどんどん話し掛けていただけるようになりました。

そしてその仕事は地盤にしていた神奈川県大和市のみならず、どんどん広がっていきました。

ですからアウェーである土地でもこの挨拶をします。

この画像は去年?!一昨年?!藤沢の会社に呼ばれたときのものです。

ボクを会社に紹介して下さった方以外は、主催者も含めて皆さんはじめましてのご挨拶です。

そんな中でもいつも通りの挨拶です。

ウケました。
会場のケアマネジャーの方々が真面目な顔でお聞きになっていたのが、一気に表情が崩れます。

ここからが本番です。
いかにリハビリテーションの専門家が、リハビリテーションの考えを分かりやすく、明日からでも活かせるように、参加者の皆さんが行動に移せるように伝えるか。

こんな活動をしていると、よく言われることがあります。

「リハビリの方々にもっともっと頼ったら良いことがありますね。」
「こんな立派なことをされているのだったら、もっともっと広まったら良いですよね。」

そこで返すのが、いやいや立派じゃないっすよ、今まで自分たちがやれることを、分かりやすくお伝えしていなかったボクたちがいけないだけですから〜です。

もっともっと知ってもらうことができれば、もっともっと地域が明るくなるはずって思って、苦しい状況の中お伝えし続けてきたから今の状況になりました。

とってもきつかったあの時、歩みを止めないでよかった。

皆さんも大変なことも多いと思いますが、歩みを止めないで活動し続けていきましょう。

ボクが応援させていただきます。

今日も最後までご覧になって下さり、どうも有り難うございました。

皆さんとのご縁に感謝いたします。

サポートしていただいた贈り物はそっくりそのまま、年間1000枚書いて全国の皆さまにお届けしている直筆はがき代に充てさせていただきます。