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もう一度現行オフィシャルボトルと向き合う #001グレンモーレンジ

未熟な筆者の個人的な感覚によるテイスティングノートです。共感できない箇所もあるでしょう。しかしお酒とは生き物だと考えています。まるで人間関係と似ていて相性や好み、先入観など沢山のものが入り交じります。
現行のオフィシャルボトル……それはバーテンダーの私にとっては家族や友達、同僚といった身近な存在です。そんな彼らともう一度向き合うノートなのです。なるべく教科書(専門書等…)にはないような表現を心がけております。長年の愛好者、これからウイスキーにチャレンジされる方にも楽しんで頂けると嬉しいです。

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GLANMORANGIE ORIGINAL編

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注ぎたて

香り
シトラス系のフルーツ、レモンピール、ほのかなクローブ、メープルシロップ


長い余韻、あとから追いかける蜂蜜やメープルシロップのような甘い風味。エグ味なく酸甘味のバランスがある

5分後

香り
わずかなスモーキーさが現れはじめ、先ほどのレモンピール感と混ざり合い、レモンカードのようなミルキーな滑らかさが出てくる。


余韻に樽香が出てきて、メープルシロップがより強く感じられた

加水

香り
シトラス系のフルーツからトロピカル系に寄ってきた。新鮮なフルーツのそれではなく、ドライパイナップル、もしくは煮込んだパイナップルのような。


後味、余韻がやや不安定化。カラメル風味が強く主張し、フルーツ感が弱くなった。

ミニ氷

香り
樽香は閉じ、残ったのは華奢なフルーツ感。缶詰めのパイナップル。


冷やすことによりバランスは持ち直した。

まとめ

比較的ライトな酒質、デリケートな香り。
注ぎたてから5分後の状態が最も豊富な香り、味を持っていた。改めて飲むとやっぱり美味しいなー。

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