アグリコラ カードレビュー:収集家(9/10)
カード評価
「収集家/Collector」
このカードはあなた専用のアクションスペースである、1/2/3/4回目に使用するとき、物乞い1と別種の品物6/7/8/9を得る。
点数:9/10 カードパワーが非常に高くシナジーもしやすい。
相性の良いカード
「女たらし/Seducer」
「栄養士/Nutrition Expert」
「書斎部屋/Writing Chamber」
「工作台/Carpenter's Bench」
https://db.buratsuki.page/AG2/card/C104
カード解説
1手で品物大量ゲット。ご利用は計画的に。
いままでのカードと比べ異質な能力です。
1手で選んだ品物6~9個入手は破格ですが、起動のたびに物乞いをもらう強烈なデメリットがあります。
-3点に見合った品物へ変換する必要があります。
強いカードなのは間違いありませんが、癖が強いカードの割に使用ガイドがないです。
私もあまり使用したことはないですが、自分なりにまとめてみました。
(アグリコラ本で解説がなかったことも大きな理由です)
いつ起動するべきか?
個人的には3~4ステに出すべきと感じました。前に1ステに出して増築用の葦・石・木・麦・野菜・牛をとりましたが、1ステ8手中2手割いた割には……と感じました。柵も畑もないので有効に使えてないです。
やっぱり2種繁殖か2蒔きに即つなげないと序盤に出す価値と見合いません。
3~4ステなら3~4人になった状態で10本柵or7本柵厩1or2が狙えそうです。
この状態で収集家出して起動:葦・石・麦・野菜・猪・牛→葦・石・麦・野菜・猪・牛+羊とつなげれば2種繁殖です。
畑があれば更に種蒔きもいけます。
他のプレイログをみても2or3回起動がほとんどです。
4回起動だと流石に-12点を受けきれません。
相性がよいカードがあれば3回。そうでなければ2回のイメージです。
そう考えるとますます早く出す必要はありませんね。
なにをもらうべきか?
品物とは葦石木レンガの建築資材4種と羊・猪・牛・麦・野菜・飯の10種類です。
この中で得点の伸びが良いのは野菜と牛なのでまずこの2種はもらっておきたいです。
時点で置いておける麦と点数に変換しやすい石です。
逆にレンガと飯はよっぽどのことがない限り選ぶべきではありません。
つまり
牛・野菜 > 石 > 猪 ≧ 葦・麦 > 木・羊 >>> レンガ・飯といった感じです。
結局なにをもらうべきか?というよりもなにをもらわずに済ませるかといった感じです。
家畜のスペースがないとレンガや飯を選ぶハメになるからです。
調理場で飯にするだけもしょっぱいです。
つまり家畜の場所確保に注力すべきとなります。
そうなると柵を引きやすい「工作台/Carpenter's Bench」「生け垣管理人/Hedge Keeper」や収容数を増やす「厩の親方/Stable Master」「水飲み桶/Drinking Trough」などがいいですね。
「板金工の親方/Tinsmith Master」なら蒔くときも対応しています。
「トリュフ探し/Truffle Searcher」「家畜収容所/Stockyard」のような1種類のみ複数飼えるカードと「調教師/Animal Tamer」「動物園/Wildlife Reserve」みたいに飼う場所は少ないが混載可能なカードがあります。
繁殖メインなので個人的には1種類複数の方が後々を考えていいと思います。
結局2-3種繁殖を狙うとどうしても7~10本柵が欲しくなるからです。
「育畜家/Livestock Sustainer」はどっちも対応でかなりいいですね。木をだせば柵材になると雑に考えれば木補助全般も欲しいです。
なにで食うべきか?
前述の通り家畜をいかに選択できるかが重要となります。
繁殖体制を作って調理場で食うのがもっとも楽そうです。
繁殖メインとなると「機織り機/Loom」「搾乳台/Milking Stool」あたりが補助飯になります。
これならば点数が出るので物乞い分もある程度カバーします。
パンで食うとなると家畜が受けにくく、パンやるほど麦がでません。
あてにしないで他のカードでパンやビールをやって、4-5ステに家畜と改築・柵材をまとめて取ると割り切って運用もアリです。
調理場と比べ点数が出る傾向があるのも魅力です。
中盤でも終盤でも手数さえあれば十分運用可能です。
逆に手数がないともらった品物を点数に変換する手が足りないです。
注目のカード
収集家は手を大きく切る替わりにマイナス点をもらうカードです。
なのでもらった品物をより大きな点数へ変換することが重要となります。
投資のレバレッジみたいですね。
「栄養士/Nutrition Expert」ならばもらった家畜・麦・野菜を飯5と2点へ変換できます。
蒔いて増やした分を効率よく点数にできるのでまさにうってつけです。
「女たらし/Seducer」ならば早く4-5人になれるので最終手で通える収集家と相性がよいです。
ただし収集家も女たらしも飯を出している訳ではないので別途飯基盤が必要です。
特筆すべきカードは「書斎部屋/Writing Chamber」です。
物乞いを含めたマイナス点を7点まで受けてくれるので大体6-7点でます。
ほぼデメリットなしで収集できます。
総評
強力な効果と大きなデメリット。
考察していくと家畜をいかに選択できるかがキーとなります。
もらった家畜をそのまま食って繁殖できないようでは赤字になります。
手数を切るカードですが、切った手でうまく点数に変換して下さい。
正直出すつもりで柵先行したけど、普通に2種繁殖できちゃったとかのときは埋めてもいいと思います。
書いてて自分でも理解度が上がっていくのを感じました。
若干ニガテ意識があったので今度はぜひ使ってみたいです。
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