アグリコラ カードレビュー：動物好き（9/10）
《動物好き/Pet Lover》
家畜ちょうど1のある累積スペースを使用するたび、家畜をそこに残して、代わりに共通のストックから同種の家畜1を得る。さらに、食料3と小麦1も得る。
点数：9/10 カードパワーが非常に高くシナジーもしやすい。
相性の良いカード
《家畜追い/Animal Dealer》
《ペット仲買人/Pet Broker》
《ビール屋台/Beer Stall》
《家畜収容所/Stockyard》
https://db.buratsuki.page/AG2/card/D138
カード解説
なんで全部もらえるの！？家畜+小麦+飯3は流石にバグ。かまどもパンもビールもできるオールラウンダー。
僕がはじめて使った時の感想は「なにこれ？」でした。
条件に対してリターンが大き過ぎます。飯3って簡単にあげていい数字じゃないでしょ！
動物好きなんだから、今後家畜を食料変換できないくらいつけろよ！
……取り乱しました。
このカードの強みは序盤を全部ごまかしてくれる飯と、変幻自在の喰い方による汎用性です。
敢えて弱点を言うならつがいが取りにくいことですが、別につがいが取れない制約はないんで普通にとればいいです。
なんでもできるがゆえ、有識者のなかでも運用に差があるカードです。
自分の考えをまとめる意味でもレビューしてみます。
主に①家畜ルート②パンルート③その他ルート があると思っています。
以下、《動物好き/Pet Lover》の起動を「ラバー」(Pet Loverなので)と呼びます。
家畜ルート
2大ルートの1つです。
ざっくりいうと飼う場所作ったうえで、2回ラバーして飯6でしのぎつつ繁殖体制です。
これを猪でもやります。当然調理器具が必要なので、できれば調理場（かまどでも可）をとります。
個人的にはかまどの方が好きです。飯3も出るんだから十分ラクだろって考えてるからです。
《家畜追い/Animal Dealer》《ペット仲買人/Pet Broker》《屠畜場/Fatstock Stretcher》《家畜収容所/Stockyard》あたりがルート指針です。
畑は早めに耕して2蒔きすると無駄がないです。蒔いたうえで調理場持ってれば焼くのも視野に入れましょう。
《飼い葉の栽培人/Fodder Planter》《懸濁液/Slurry》《穀物飼料/Silage》はおざなりにしがちな種点を伸ばしてくれます。
もらった種を有効活用しましょう。もちろん野菜でもOKです。
パンルート
個人的にはこちらをおすすめしています。
単純に暖炉のほうが点数がデカいのと、ほかのパン系に比べ飯に余裕があって蒔きが安定しやすいからです。
ただ小麦マスには通わないので、暖炉補助やパン焼き補助がルート選択の指針になります。
具体的には《鉱物学者/Mineralogist》《石買い/Stone Buyer》《パン職人/Baker》《蒸気機械/Steam Machine》があればいいでしょう。
ざっくりとしたルートですが、
1ステは1回ラバーして飯3でしのぎつつ小麦確保。葦石木には1度行く(暖炉のため)。
ポイントは可能な限り厩1でもいいから狙うこと。2回目ラバーで家畜キャッチをしたいからです。
置き場さえあれば繁殖できる体制を作ります。
2ステは1～2回ラバーして蒔き体制をとります。
暖炉事情をみてやばそうなら先に押さえますが、このとき無理に焼く必要はありません。
飯3でしのげるからですね。ここは蒔きを優先。
どちらの暖炉も取られたらおとなしく調理場取りましょう。あんま深刻にならないでいいです。
3ステはパン体制が取れてるはずなので、繁殖と増築に舵を切りましょう。
この時にも増築+厩は積極的に。
大体こんな流れでしょうか。
簡単に書いてますが難易度は高いです。
現実はだれも家畜取らねえとかパン競合で辛い……などです。
高度の柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処しましょう。（フォーク感）
その他ルート
その他ってなんだよ（哲学）
《ウイスキー蒸留者/Whisky Distiller》《煮沸釜/Kettle》《樽詰ビール/Beer Keg》《ビール屋台/Beer Stall》など小麦を飯に変換するカードで喰う方法です。大体上2つと組み合わせることが多いです。
特に《ビール屋台/Beer Stall》は家畜と両立させやすいのでベストマッチです。
飼い葉で作ったビールはうまいぜ！
点数重視なら《栄養士/Nutrition Expert》《ビアテーブル/Beer Table》《ビールベンチ/Ale-Benches》がいいでしょう。
ドラフトできたならこれが一番ラクです。大進歩レースなしは精神衛生によいです。
相性のよいカード
序盤ほど3飯が輝きます。（終盤輝かないとは言っていない）
飯が資材になる《林業者/Forest Trader》《買い付け人/Buyer》や序盤にまとまった飯が必要な《移動住宅/Caravan》《個人の森/Private Forest》は好相性です。
繁殖と蒔きをバランスよくする特性を活かして《熟練職人/Master Workman》《マメな会計士/Bean Counter》《汎農/Full Peasant》もおもしろいです。
総評
やっぱこのカードおかしいわ（真顔）飯3がとにかく異常過ぎます。
かまどもってるだけで羊1マスが6飯相当なのはちょっと……。序盤全部なんとかします。
雑に使っても強いですが、丁寧に使おうとすると難しい。そんな魅力があるカードです。
運用のコツはドラフト時点で決め打ちせず、流れを読んで使用しましょう。
高度の柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処ですね。（2回目）
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