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12月の「味」

木曜日は卒論の進捗報告の日なんですよ〜水曜日に追い込まなきゃ大変なんです〜
(訳:先週に引き続き投稿が遅れましたゆるしてゆるして)

こんにちはどんどんです!
今日は祝日!とうっかり書こうとしましたが、時代は変わりゆきますね。12月23日は、もう平日でした。

今回のテーマは「12月になると思い出すこと」。


12月が、ちょっとだけ好きです。

もう年の瀬!?まだ今年始まったばかりでは!?
ちょっとそこの百貨店〜〜‼️なに「年末売りつくしセール」なんてやっちゃってんのよ〜〜⁉️もう年末だなんて、そんなの私がまだ許さないわよ〜〜‼️

という寂しいような焦るような気持ちと、

年末に向けて少しソワソワして見える街、
クリスマスに向けて電球を括り付けられ始めている木々、
どうせまたすぐ会うだろうに、やたら「良いお年を」の常套句を付けたがる私たち。

なんか、嫌いじゃない…好きカモ……/////
こんなツンデレみたいな気持ちで毎年12月を迎えます。

そんな私の「12月になると思い出す」ものは、
高一の時、アメリカにホームステイした時の「味」たちです。

具体的には、ホームステイ先のホストマザーが作ってくれた料理たちの味です。

私のホストマザーは、ケータリング専門のシェフのようなお仕事をしていました。
「アメリカの料理は好み分かれる」などと散々脅され怯えながら日本を脱出した私でしたが、従ってそんな不安は杞憂でした。

毎日食卓に並ぶ健康的かつ小粋な料理たち。
彩りも去ることながら、味も完璧でした。その感動をなんとかして伝えたいものの、英語力がついていきませんでした。叫び出したくなるようなもどかしさを覚えつつ、全力でボディランゲージをし感動を表現した記憶があります。

その中で特に忘れられないのは、
毎朝出してもらっていたホストマザー特製のケーキです。

上に見たように料理は完璧なホストマザーでしたが、どうやら朝は弱かったようです。

毎日、寝る前に「机の上にケーキ置いとくから、朝起きたら好きなだけ食べてね!おやすみ〜」と言い残し、わんちゃん2匹と眠たそうに寝室に向かっていました。
そして、朝はなかなか起きてきませんでした。

しかし、朝1人にされる事への不満や寂しさは全くありませんでした。(英語脳で居なければならない生活から一瞬開放される気がしていて、寧ろ嬉しかった気もします)

そして何より、この「机の上に置いてあるケーキ」。

朝にこんな幸せのピークが来ていいのか?
この後蒸し焼きにされるとかですか???

と疑うほどには豪華でした。

特に私が好きだったのは、写真の左手前のケーキ。

言うまでもなく味も完璧。
そして、日本では食べたことのない、不思議な味がしました。
固めでちょっとモサモサしていて、アメリカにしては珍しく甘さ控えめのスポンジ。噛めば噛むほど鼻に抜けるスパイスのような風味。なぜか病みつきになっていました。

少し薄暗い朝、誰もいないアメリカの家で黙々とこのケーキを食べていた3週間。
ほんのちょっとの時差ボケと、今日は上手く英語を話せるだろうかという不安と、日本への恋しさ。
物質的な味だけでなく、私のこうしたカオスな思念も、そのままこのケーキの味に染み付いて記憶に残っています。

12月の冬の薄暗い朝を迎えると、毎年思い出さずにはいられません。

そして最近、
このホストマザーのケーキはどうやら「キャロットケーキ」というものだったのかもしれない、ということに気が付きました。
きっかけは、最近DEAN&DELUCAで何となく美味しそうで食べたケーキがそれだった事です(些細オブ些細)

そこから、当時の懐かしさも相まって、今までの遅れ(?)を取り戻すかのようにキャロットケーキを食べ狂い歩いています。

まあ、要は、私の思い出は基本的に「味」と紐づいているみたいです!!お腹すいたぁ!!


以上!!
良いお年を( ˇωˇ )

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