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青春の味

THE MANZAIの録画を見ながら書いているいたばしです。
やっぱりアンタッチャブルがトップオブ漫才師です。大好き。

そして申し訳ありません。
一昨日の深夜、TBSラジオをつけたら不毛な議論ではなく、Bananamoon Goldが流れ、
「え、今日金曜日だった、、!?」
となったうえ、昨日は一日手をつけられず、今日の掲載になってしまいました。
大大大遅刻、本当に申し訳ありません。

負けて、負けて、負けた先に

さて、今回のテーマは「青春」。
青春といわれて最初に思い浮かぶのは、部活動です。
私は中高6年間女子軟式野球部に所属していたのですが、
その部活はいつも部員不足で負け続け
一番ひどい試合なんて20点差くらいでぼこぼこに負けました
いやもう、体格から違うのよ
勝てないくせに厳しい練習をするので、退部者が続出
日に日に部員が減っていき、毎年部活動存続会議にかけられるほど
万年の部員不足
中学生の時は勝つことなんて、もうほとんど諦めていました

ただ、中三で見た高校野球が私の意識を変えました
練習前、友達に誘われていった神宮球場のことでした
そこでやっていたのは、全国高校野球西東京大会の早実対八王子戦
はじめはぼーっと見ていただけでしたが、途中から一人の選手にくぎ付けになりました
それは金子銀佑選手。
卓越したボールさばきと
長打と単打どちらも打てる打撃力
なんだあれかっこよすぎる。私もあんなになりたい
そこからは金子選手と同じショートを目指して守備を猛練習
嫌いな打撃も自主練習から打ち込むようになりました

でも勝てない試合
東大がこの間63試合ぶりに勝利を収めましたが、
それくらい負けまくっていました
負けて負けて、負けまくりました
なんでこんなに練習しているのに勝てないのか
帰り道泣きながら、何度も思いました

そして訪れた最終試合
高校3年の秋に行われた、社会人、大学、高校が混ざって行われる
交流大会でした
相手は当時王者だった早稲田大学
圧倒的な実力差でしたが、もう最後だし、がむしゃらにやるしかない
案の定、6点差つけられて迎えた最終回、奇跡が起こりました
私は最初の打者でした
最終打席なのにフォアボール
打てなかったのは悔しかったですがなんとか出塁すると
そこから相手のピッチャーが一気に崩れます
いつも空振りの後輩たちが打って打って打ちまくりました
そしてまさかの1点差まで
え、これあと2点で勝てるじゃん

その次の打席は一生忘れません
センター方向に転がるボール
帰って来るランナーが一人
そして必死の形相で帰って来るもう一人
センターから帰って来るボール
どっちが勝つか
「帰ってこい!死んでも帰ってこい!」
滑り込むランナー セーフと叫ぶ審判
その瞬間、勝ったその瞬間
6年間で初めてのその瞬間に、直後は上手く反応できませんでした
感動しているのか、嬉しいのか
涙も出ず、呆然として、しなくてもいいボール磨きをしたり。
ただ、唯一の、そして6年間ずっと練習してきた同期と
二人で歩いた帰り道
ひしひしとその喜びを噛みしめました
そしてこれは最終試合
この感動を味わうことはもう一生ないのかと思うと
悔しさと寂しさが沸き上がり、
その混在した感情を紛らわせたコンビニのアイスの甘さは
私の中の青春の味です

土産話

青春って一言で言っても難しいですよね
Creepy Nutsの『土産話』ではないですが、
「エンドロール流すなら今」と思うような瞬間は
これまでたくさんありました
きっとそれが青春なんだと思う
どんどん年を重ねていくけど、
青春を感じるその瞬間を、ずっと積み重ねていきたいです


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