死後の世界

死んでしまったらどうなるか、色んな考え方があるけど、それは考えでしかない。
だって本当に経験したことのある人は絶対にこの世にはいないから。

第二子を妊娠中、それも、もういつでも産まれてもいいよという時。
残された一人っ子の時間に長男と何かしたくて、
映画中に産気づかないか心配しながら「リメンバーミー」を観に行った。

長男は、8歳の現在でこそドッキリとか、衝撃映像の類のテレビ番組が大好きだけど、
小さい頃はそれはそれはビビリで。
5歳の当時も、映画館の迫力も手伝ってか、
リメンバーミーの鑑賞中に何度帰りたいと言われたか。

なんとか慰めては、またハラハラ、大丈夫と言い聞かせてはまたまたドキドキ。
そんな我が子に集中力を削がれながらも、本当に素敵な映画で。
そして、石橋陽彩くんの歌声が素晴らしくて。

そして何より、日本で言うお盆の意味や、亡くなったご先祖様を忘れないということについて深く考えさせられた。

死後の世界は、あんな世界だったらいいなって、今も思う。

去年の年末に亡くなった母方のおじいちゃん。
認知症で、とっくに私の事は忘れてしまっていたけど、
天国では私のこと思い出してくれてたらいいな。
身体も不自由だったけど、天国では元気なおじいちゃんでイキイキしてたらいいな。
そう思ってたら、夢に出てきてくれた。

私の住んでる所に遊びにきてくれて、若々しくて、私とも喋ってくれて、元気に歩いてた。
きっと、天国ではこんな感じで元気だよ、忘れてないよって、私に言いに来てくれたんだと思う。そう信じてる。

昨日の夜、久しぶりにエアコンを消して寝た。
蒸し暑くて夜中に目が覚めたら、
田舎のおじいちゃんの家の匂いを思い出して、
おじいちゃんに会いたくて、泣けてきた。

今思うと、お盆だから会いに来てくれたのかな。
そう思いたいな。

天国で、楽しく過ごしてくれてたらいいな。
おじいちゃんとの幸せな時間は、絶対、ずっと忘れないよって、天国で必ずまた会おうねって、
おじいちゃんに伝えられてたらいいな。

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